「こんにちわゥ~、テディちゃでス!
むむッ! みえたぞォ、ふじさんッ!」
「がるる!ぐっるるぐるがるる!」(←訳:虎です!はっきり見えました!)
こんにちは、ネーさです。
空気が澄んで、今日はここ東京・八王子市内からも
富士のお山を遠望することが出来ましたよ♪
では、本日の読書タイムも
江戸情緒が香る一冊を御紹介いたしましょう。
こちらを、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/65/67606ac20e0ac10e14bc8876d5873c6e.jpg)
―― 土蛍(つちぼたる) ――
著者は近藤史恵さん、2013年6月に発行されました。
副題に【猿若町捕物帳】とシリーズ名が付されています。
「もふゥ! とりものちょうッ!」
「ぐるるるる~!」(←訳:久しぶりだ~!)
奉行所の同心さん、十手を持った親分さんが
御用だ!と江戸の町を疾走する捕物帳――
日本ならでは、なスタイルのミステリですね。
著者・近藤さんは、
現代の日本を舞台にしたミステリ作品、
自転車競技のロードレース界を舞台にした『サクリファイス』シリーズ等で
人気の作家さんなのですけれど、
こちらの【猿若町捕物帳】も大人気!
シリーズ第一作『円之丞鹿の子(えんのじょうかのこ)』に始まり、
第五作目がこちらの『土蛍』となります。
「きたまちィ、でしたかァ?」
「がるるぐる?」(←訳:たしか南町?)
玉島千蔭(たましま・ちかげ)さんは
南町奉行所の同心さんです。
二枚目で、権力を笠に着ず、
女性にモテている……んですけど、
堅物な玉島さん御本人は
自分のモテ具合に気付いていません。
なので、玉島さん付きの小者(用人さんのことですね)・八十吉(やそきち)さんは
いつもはらはらさせられたりして。
「うむゥ! しらぬはァ、ほんにんばかりなりッ♪」
「ぐっるるが~る!」(←訳:もったいな~い!)
収録されている短編4作品
『むじな菊』
『だんまり』
『土蛍』
『はずれくじ』
では、さりげな~く玉島さんのモテっぷりが描かれておりますが、
実はね、見逃しちゃいけないのは
小者の八十吉さんの存在よ!
「やそきちさんッ?」
「がるるぐるるっ?」(←訳:なんでなんでっ?)
ロードレース競技に喩えるなら、
チームのエースは主人である同心の玉島さん。
対して、使用人の立場に在る八十吉さんは
エースを助けるアシスト、の役どころでしょうか。
絶対的な強さを誇るエース。
けれど、どんなに強いエースも
アシストの献身なくしては
勝利を挙げることは出来ない――
八十吉さんの優しい目線、
玉島さんの推理と炯眼、
両者があって、この【捕物帳】に活力が生まれます。
「さいこうのォ、あしすとッ!」
「ぐるるがるがる!」(←訳:貴重な存在です!)
表題作品『土蛍』もステキですが、
私ネーさ的には
『むじな菊』
の八十吉さんがいい味出してるぅ!と思うのですよ。
時代小説や捕物帳はあんまり……という御方にも
おすすめの【猿若町】シリーズ、
ぜひ一読を~!
「さいきょうゥあしすとォ、やそきちィさんッ!」
「がるるぐーるるがるるぐる!」(←訳:いつかエースになれるかも!)
むむッ! みえたぞォ、ふじさんッ!」
「がるる!ぐっるるぐるがるる!」(←訳:虎です!はっきり見えました!)
こんにちは、ネーさです。
空気が澄んで、今日はここ東京・八王子市内からも
富士のお山を遠望することが出来ましたよ♪
では、本日の読書タイムも
江戸情緒が香る一冊を御紹介いたしましょう。
こちらを、どうぞ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/65/67606ac20e0ac10e14bc8876d5873c6e.jpg)
―― 土蛍(つちぼたる) ――
著者は近藤史恵さん、2013年6月に発行されました。
副題に【猿若町捕物帳】とシリーズ名が付されています。
「もふゥ! とりものちょうッ!」
「ぐるるるる~!」(←訳:久しぶりだ~!)
奉行所の同心さん、十手を持った親分さんが
御用だ!と江戸の町を疾走する捕物帳――
日本ならでは、なスタイルのミステリですね。
著者・近藤さんは、
現代の日本を舞台にしたミステリ作品、
自転車競技のロードレース界を舞台にした『サクリファイス』シリーズ等で
人気の作家さんなのですけれど、
こちらの【猿若町捕物帳】も大人気!
シリーズ第一作『円之丞鹿の子(えんのじょうかのこ)』に始まり、
第五作目がこちらの『土蛍』となります。
「きたまちィ、でしたかァ?」
「がるるぐる?」(←訳:たしか南町?)
玉島千蔭(たましま・ちかげ)さんは
南町奉行所の同心さんです。
二枚目で、権力を笠に着ず、
女性にモテている……んですけど、
堅物な玉島さん御本人は
自分のモテ具合に気付いていません。
なので、玉島さん付きの小者(用人さんのことですね)・八十吉(やそきち)さんは
いつもはらはらさせられたりして。
「うむゥ! しらぬはァ、ほんにんばかりなりッ♪」
「ぐっるるが~る!」(←訳:もったいな~い!)
収録されている短編4作品
『むじな菊』
『だんまり』
『土蛍』
『はずれくじ』
では、さりげな~く玉島さんのモテっぷりが描かれておりますが、
実はね、見逃しちゃいけないのは
小者の八十吉さんの存在よ!
「やそきちさんッ?」
「がるるぐるるっ?」(←訳:なんでなんでっ?)
ロードレース競技に喩えるなら、
チームのエースは主人である同心の玉島さん。
対して、使用人の立場に在る八十吉さんは
エースを助けるアシスト、の役どころでしょうか。
絶対的な強さを誇るエース。
けれど、どんなに強いエースも
アシストの献身なくしては
勝利を挙げることは出来ない――
八十吉さんの優しい目線、
玉島さんの推理と炯眼、
両者があって、この【捕物帳】に活力が生まれます。
「さいこうのォ、あしすとッ!」
「ぐるるがるがる!」(←訳:貴重な存在です!)
表題作品『土蛍』もステキですが、
私ネーさ的には
『むじな菊』
の八十吉さんがいい味出してるぅ!と思うのですよ。
時代小説や捕物帳はあんまり……という御方にも
おすすめの【猿若町】シリーズ、
ぜひ一読を~!
「さいきょうゥあしすとォ、やそきちィさんッ!」
「がるるぐーるるがるるぐる!」(←訳:いつかエースになれるかも!)