テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

一家でふたたび、《食》の旅。

2018-05-01 22:16:16 | ブックス
「こんにちわゥ、テディちゃでス!
 あいすくりーむゥ、だいかんげいィ~♪」
「がるる!ぐるるる!」(←訳:虎です!麦茶もね!)

 こんにちは、ネーさです。
 右手にアイスクリーム、左手にお茶、と
 今日のおやつタイムは非常にお行儀悪うございましたが、
 読書タイムは、はい、お上品に参りましょうか♪
 本日は、こちらのエッセイ作品を、どうぞ~!
 
  


 
        ―― 英国一家、日本をおかわり ――



 著者はマイケル・ブースさん、原著は2017年に、
 日本語版は2018年3月に発行されました。
 英語原題は『The Magic of Rice』、
 『英国一家、日本を食べる』ですっかり有名になったあのブースさん一家が、
 またしても日本へやって来ちゃいましたから、もう大変です♪

「かんかいもォ、たべまスゥ!」
「ぐるるっるぅるるるる!」(←訳:食べるっきゃないよね!)

 アニメにもなってしまったブースさん一家の“食の大冒険”――
 『英国一家、日本を食べる』に記されていたのは、
 2007年の出来事でした。

 当時、ブースさん一家の二人のお子さん、
 長男のアスガーくんは6歳、
 次男のエミルくんは4歳。
 当然ながら、10年経てば――

「ふたりともォ、おおきくゥなッてェ~」
「がるるぐるる!」(←訳:沖縄をパクリ!)

 意外にも、
 妻のリスンさん、アスガーくんエミルくん兄弟を連れ、
 ブースさんが降り立ったのは、
 東京ではなく、
 沖縄、なのでした。

 約10年前の旅では、
 沖縄の人たちの長寿の秘密を解き明かすべく、
 伝統的な沖縄料理を実食したものですが、
 現在の沖縄は、どうなっているのだろう……?

「ちょッぴりィ、かわッちゃッたかもッ?」
「ぐるがるるるるるぐるるる!」(←訳:でも良いところもあるかも!)

 《新・日本食べ歩きスゴロク》を
 沖縄から始めたブースさん一家は、
 お次は九州だ!と北上します。

 鹿児島では豚肉料理、
 ついでに焼酎をグピグピっと。

 日本の海苔産業に
 貢献してくれた英国女性の功績を偲び、しんみりと……。

「もッとォ、しらべようゥ!」
「がっるぐるるる!」(←訳:もっと食べよう!)

 山陰へ、関西へ。
 四国へも。

 ついに東京へ!と思ったら、
 単独行動で、山梨へ。

「やまなしィけんッ?」
「ぐるがる?」(←訳:何故また?)

 近年、世界中で高評価を得ている日本のワイン。

 ワインに関しては一家言持つブースさん、
 はたして、山梨のワインに
 どのような感想を……?

「のみすぎィないでねッ!」
「がるる!」(←訳:程々に!)

 信州へも、東北へも、北海道へも。

 美味しいものを、
 美味しい物を産む日本の文化と歴史を訪ねつつ、
 一家で駆け抜ける《食の旅》。

 『英国一家、日本を食べる』にも増して
 英国人らしいユーモアが頻繁にピカピカと点滅する珍道中は、
 グルメな活字マニアさんにも
 旅エッセイ好きな御方にもおすすめです。
 ぜひ、手に取ってみてくださいね~♪
 

コメント
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