テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

そこにも、ここにも、すごい味。

2018-05-21 22:04:30 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 いまだにィ~しんじィられませんッ!」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!白日夢みたいだ!)

 こんにちは、ネーさです。
 どうやらイニエスタさんは本当にJリーグでプレイするらしい……??
 はぁ~…ただひたすら溜め息です。
 ついでと申してはナンですが、
 ブッフォンさんも呼んでくれないかしら~と妄想しながら、
 さあ、そろそろ読書タイムですよ。
 本日はこちらの御本を、どうぞ~♪
 
  



         ―― 日本のすごい味 ――



 著者は平松洋子(ひらまつ・ようこ)さん、2017年9月に発行されました。
 『おいしさは進化する』と副題が付されています。

 以前に御紹介しました平松さん著『日本のすごい味 土地の記憶を食べる』の、
 姉妹編、とも言うべき御本ですね。

「こんかいィも、おいしィものォ、さがしィまスゥ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:15の探訪記!)

 『土地の記憶を食べる』編と同じく、
 平松さん、TVドラマの刑事さんのように
 足で《味》を稼ぎます。

 御本の表紙になっているお写真は、
 『鰻蒲焼き』。

 もはや絶滅危惧種に指定されているニホンウナギですから、
 東京の《五代目 野田岩》さんのご主人・金本さんは、
 先ずはどうやって入手し、
 どんな覚悟をもって調理台に向かい、
 どう調理してお客さまに供するのか、
 工夫と創意を怠らない――

 と、こんな風に書いてしまうと、
 ものすご~く重厚なドキュメンタリーみたいですが、
 平松さんの筆は重苦しくはならないんです。

「いちごのォ、けーきィ!」
「がるるぐる!」(←訳:岩手の駅弁!)

 そう、この御本で取り上げられているのは、
 東京・神田淡路町の《近江屋洋菓子店》さんの
 いちごのショートケーキや、
 北海道・帯広市の《六花亭》さんの
 マルセイバターサンドなど――

「あッ♪ たべたことォありまスゥ!」
「ぐるるがる~!」(←訳:大好物だよ~!)

 と、私たちにも親しみ深い“美味しいもの”たちです。

 他にも、
 食べたことはないにしても
 耳にしたことはきっとあるでしょう、
 秋田の《しょっつる》、
 東京の《江戸前のお寿司》、
 岩手の《駅弁(うに弁当)》……

 あら、でもこれは初耳だわね?

「ふァ? こんにゃくゥ??」
「がるぐるるぅるがっる!」(←訳:凍みこんにゃくだって!)
「これはァ……あぶらげッ??」
「ぐるるがるるる!」(←訳:LLLサイズの!)

 茨城県天下野町《中嶋商店》さんの
 『凍みこんにゃく』……?

 新潟県長岡市《毘沙門堂本舗》さんの
 『栃尾のあぶらげ』……?

 どちらもこの御本で初めて
 その存在を知った“美味しいもの”ですけれど、
 お写真を拝見しただけでもね、
 もう充分に分かります。

 これは美味しい、
 絶対の絶対に美味しいに決まってる!

「おなかがァ~!」
「がるるるる~!」(←訳:空いてきた~!)

 毎週土曜日、
 TVで『孤独のグルメ』を観ては
 ハラが減ったなぁと呟いている方々に
 特におすすめしたい《食》のエッセイ本です。
 食いしん坊な活字マニアさんは
 ぜひぜひ、一読を♪
 
 

 
コメント
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