テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

100年、たっても?

2018-05-10 22:11:29 | ブックス
「こんにちわゥ、テディちゃでス!
 しょうりのォ、じゃァ~んぷゥッ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!先ずは一冠!)

 こんにちは、ネーさです。
 やりましたユーヴェ!!
 コッパ・イタリア決勝でミランを破り、
 これでイタリア史上初の4年連続国内2冠が確実となりました♪
 選手さんたちスタッフさんたちに心からの拍手を送りつつ、
 さあ、読書タイムですよ。
 本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
 
  



     ―― 100年後に残したい! マンガ名作 ――



 監修は公益社団法人日本漫画家協会の皆さん、2017年12月に発行されました。
 『The masterpiece MANGA that Remains100years』と
 英語題名が付されています。

 そう、イタリアが世界に誇る“国技”がサッカーだとするならば、
 日本が世界に誇る“アート”はマンガであると申せましょうか。
 いまや、世界中どこへ行っても――

「たぶんッ、つうじィまスゥ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:日本のマンガ!)

 マンガのルーツはどこにあるのか、
 誰をマンガの始祖とすべきか、
 については諸説ありますが、
 とりあえず、
 そういった歴史的難題は、ちょいと脇においといて。

 考えてみましょう、
 《100年後に残したい!》と
 本気で思える名作マンガとは、
 いったいどんな作品か、
 誰の、どの作品なのか。

「うゥ~んッ?? ひゃくねんッ??」
「がるるるるっるぐるるがるぐるる?」(←訳:100年先ってどんな世界だろう?)

 それは『鉄腕アトム』の世界でしょうか。
 それとも『ドラえもん』の未来でしょうか。

 まだ見ぬ未来世界に於いても
 多くの人に読んでもらいたい、
 そんな願いをこめ、
 日本漫画家協会に所属するプロの漫画家さんたちが選出した
 《マンガの名作》の、1番手は。

「やぱりィ、あのおかたァなのでス!」
「ぐるがるぐる!」(←訳:手塚治虫さん!)

 “世界に誇る日本のポップカルチャー マンガの神様の遺産”として
 御本の本文、その筆頭で紹介されているのは、

 『手塚治虫さんの《ブラック・ジャック》ほか全作品』。

「わおッ♪ これはァきれいィ~♫」
「がるーるるぐるる!」(←訳:カラー画がすごい!)

 作品についての解説、手塚さんの略伝だけでなく、
 単行本の表紙に使われたカラー画も掲載されていて、
 これが美々し~い!!
 
 そして、
 手塚さんの美とは異なる美しさを見せて下さっているのが、
 次のページの
 水木しげるさんの作品ですね。

「あッ! そのォつぎィはァ~!」
「ぐるるるるる!」(←訳:おそ松くんだ!)
「あかつかァせんせいィ!」

 part.1『マンガに生涯を捧げた漫画家とその作品』では
 誰もが知る巨匠さんたちが。

 part.2『漫画家が選んだ優れたマンガ作品』では
 現在も活躍する著名な漫画家さんの作品が。

 part.3『マンガ業界に貢献した漫画家とその作品』では
 今もフォロワーを獲得し続ける不朽の名作の数々が。

 カラー写真や図版とともに取り上げられています。

「ふわわゥ~…」
「がるる~…」(←訳:溜め息~…)

 私ネーさ、個人的には
 宮崎駿さんの『風の谷のナウシカ』のページにハッとさせられました。
 そう、そうでした……『ナウシカ』は、
 アニメである前に、漫画作品だったんだわ……。

「もういちどォ、よみかえそうゥ!」
「ぐるるるがるるるる!」(←訳:何度でも読み返そう!) 
 
 100年後。

 その世界に、はたして書籍という形態は存在するのか。
 PCやタブレットやスマートフォンだって
 在るかどうか分からないのに?

 いえ、でも、意外に残っているかもしれませんね。
 それも、ガチガチに時代遅れ?な、
 紙のマンガ本が!――と信じたくもなる一冊です。
 どうか皆さま、ぜひ♫
 
コメント
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