「こんにちわッ、テディちゃでッス!
ほんとうゥにィ、ほんとうゥ~でしたでスゥ!」
「がるる!ぐるるるがっるるる!」(←訳:虎です!まさかと思ったのに!)
こんにちは、ネーさです。
本当だわ……本当にイニエスタさんが日本に来ちゃった……
ヒョウタンから駒ってこういうことかしら~と動揺しておりますが、
ならば本日の読書タイムも
思いっ切りフィクション路線な作品をご紹介いたしましょう。
さあ、こちらを、どうぞ~♪
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―― 百万後年のちょっと先 ――
著者は古橋秀之(ふるはし・ひでゆき)さん、2018年2月に発行されました。
『A bit ahead of a million light years』と
英語題名が付されています。
御本の表紙を飾る矢吹健太朗さんのイラストが目を惹きますねえ♫
「じつにィ~えすえふッぽいィのでス!」
「ぐるるるがる!」(←訳:ヘンテコSF!)
良い意味でヘンテコな“SF風”な物語――
実に9年ぶりとなる著者・古橋さんのオリジナル新刊は
大勢のSFファンさんに待ち望まれていたものでした。
2005年から2011年にかけ
『SF Japan』誌上に連載されたショートショート連作に、
新作ショートショート1編と
エピローグが加えられ、
こうして一冊の書籍に……!
「ねんがんッ、かなッてェ~」
「がるる~!」(←訳:感無量~!)
御本の構造は、
私たち活字マニアに、いえ、全人類にとって
とても馴染みやすい形を択っています。
寝入る前のひととき、
おとなが子どもに話しきかせる、
短いおはなし。
「あれにィ、にてるでス!」
「ぐるるるがる!」(←訳:千夜一夜物語!)
そうね、ただし、
この御本でシェラザード姫の役を担うのは、
年代モノの、一台の自動家政婦です。
機械の“彼女”が語るのは、
《百万光年のちょっと先、今よりほんの三秒むかし》
の不思議なできごと。
「なんでもォありィ~!」
「がるるるぐっるる!」(←訳:なんともビックリ!)
入門編としておすすめしたいのは、
本文96ページの
『穴底の男と凍った娘』
でしょうか。
宇宙空間の、
暗く、深い穴の底に住むひとりの男。
孤独をかこつ彼のもとへ、
偶然やって来たのは漂流中の宇宙ゴミ……かと見紛うような、
壊れかけの難破船でした。
難破船は、あわや
穴底の男の手で握りつぶされるところ、でしたが。
男は慌てて手の力をゆるめました。
難破船から、声がする……?
「ええェッ? じゃあッ???」
「ぐるるるがるる?」(←訳:生存者がいるの?)
死者とも生者ともいえぬ、
その声の主は?
穴底の男と声、
それぞれの想いの行方は。
「なんどォ、よみかえしてもッ!」
「がるるるぐる!」(←訳:良いんだコレ!)
8ページ分の文章(と1ページ分のイラスト)が織り成す
穴底の男の永遠と一瞬の夢、
そして
百万光年のちょっと先の未来と過去の物語たちを、
全活字マニアの皆さま、
どうかぜひ、一読してくださいね♫
ほんとうゥにィ、ほんとうゥ~でしたでスゥ!」
「がるる!ぐるるるがっるるる!」(←訳:虎です!まさかと思ったのに!)
こんにちは、ネーさです。
本当だわ……本当にイニエスタさんが日本に来ちゃった……
ヒョウタンから駒ってこういうことかしら~と動揺しておりますが、
ならば本日の読書タイムも
思いっ切りフィクション路線な作品をご紹介いたしましょう。
さあ、こちらを、どうぞ~♪

―― 百万後年のちょっと先 ――
著者は古橋秀之(ふるはし・ひでゆき)さん、2018年2月に発行されました。
『A bit ahead of a million light years』と
英語題名が付されています。
御本の表紙を飾る矢吹健太朗さんのイラストが目を惹きますねえ♫
「じつにィ~えすえふッぽいィのでス!」
「ぐるるるがる!」(←訳:ヘンテコSF!)
良い意味でヘンテコな“SF風”な物語――
実に9年ぶりとなる著者・古橋さんのオリジナル新刊は
大勢のSFファンさんに待ち望まれていたものでした。
2005年から2011年にかけ
『SF Japan』誌上に連載されたショートショート連作に、
新作ショートショート1編と
エピローグが加えられ、
こうして一冊の書籍に……!
「ねんがんッ、かなッてェ~」
「がるる~!」(←訳:感無量~!)
御本の構造は、
私たち活字マニアに、いえ、全人類にとって
とても馴染みやすい形を択っています。
寝入る前のひととき、
おとなが子どもに話しきかせる、
短いおはなし。
「あれにィ、にてるでス!」
「ぐるるるがる!」(←訳:千夜一夜物語!)
そうね、ただし、
この御本でシェラザード姫の役を担うのは、
年代モノの、一台の自動家政婦です。
機械の“彼女”が語るのは、
《百万光年のちょっと先、今よりほんの三秒むかし》
の不思議なできごと。
「なんでもォありィ~!」
「がるるるぐっるる!」(←訳:なんともビックリ!)
入門編としておすすめしたいのは、
本文96ページの
『穴底の男と凍った娘』
でしょうか。
宇宙空間の、
暗く、深い穴の底に住むひとりの男。
孤独をかこつ彼のもとへ、
偶然やって来たのは漂流中の宇宙ゴミ……かと見紛うような、
壊れかけの難破船でした。
難破船は、あわや
穴底の男の手で握りつぶされるところ、でしたが。
男は慌てて手の力をゆるめました。
難破船から、声がする……?
「ええェッ? じゃあッ???」
「ぐるるるがるる?」(←訳:生存者がいるの?)
死者とも生者ともいえぬ、
その声の主は?
穴底の男と声、
それぞれの想いの行方は。
「なんどォ、よみかえしてもッ!」
「がるるるぐる!」(←訳:良いんだコレ!)
8ページ分の文章(と1ページ分のイラスト)が織り成す
穴底の男の永遠と一瞬の夢、
そして
百万光年のちょっと先の未来と過去の物語たちを、
全活字マニアの皆さま、
どうかぜひ、一読してくださいね♫