「こんにちわッ、テディちゃでス!
わうゥ~…おわッちゃいィまスかァ~…」
「がるる!ぐるるるるるがる~!」(←訳:虎です!終わらないでGW~!)
こんにちは、ネーさです。
本日の読書タイムは、
南の島でゴールデンウィークを満喫した皆さまにはなつかしさを、
一方、国内のテーマーパークで、
或いは自宅でDVD三昧だった方々も
おお!と盛り上がること必定のノンフィクション作品をご紹介しますよ。
さあ、こちらを、どうぞ~♪
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―― 海賊の文化史 ――
著者は海野弘(うんの・ひろし)さん、2018年4月に発行されました。
ええ、『海賊』と聞いただけで、
瞼の裏にジョニー・デップさんのお姿を思い浮かべてしまう、
そんな御方が多いことでしょう。
「じゃッくゥ・すぱろうゥ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:憎めない悪人!)
海賊は、問答無用で縛り首――
と言われていますけれど、
デップさん演じる海賊スパロウが縄張りとしていたのは、
カリブ海を中心とする海域でした。
すなわち……
「あちちちィ~!」
「がるるるっ!」(←訳:気温高いっ!)
そんな《海賊=南の海》のイメージは
19世紀につくられたものだ、と
著者・海野さんは御本のプロローグで述べています。
海賊なる存在の始まりは、
19世紀よりもはるか昔むかしの、
古代ギリシアの時代にまでさかのぼり、
トロイ戦争の発端になったのも
国家間の貿易・海賊行為であったのだ、と。
「ぎりしあもォ、ろーまもォ」
「ぐるるるがっるるるる!」(←訳:海洋国家だったもんね!)
複数の国家から成る古代ギリシア、
そして古代ローマ、
西洋文明の基盤を築いたふたつの政治体制が
ともに海洋国家であったのは偶然ではないのでしょうが、
そののちも、
たとえばスペイン、
ポルトガル、
大英帝国、と
海を制する国家が世界の命運をも左右する《大国》となりました。
それら《大国》の影にうごめく海賊たちと、
大航海時代の冒険者たち――
コロンブスさん、マゼランさん、ヴァスコ・ダ・ガマさんたちは、
非常に近い位置にいる。
また、南の海の海賊たちとは異なる、
北の海のヴァイキングも、
海賊であり、遠征者であると言えます。
近年、アメリカ大陸の発見者とされるのは――
「ころんぶすさんッ、じゃなくてェ~」
「がぅるるるる!」(←訳:ヴァイキング!)
古代から19世紀まで、
西洋世界と、太平洋やアジアの海へも“進出”した
海の男たち。
この御本では、
そういった世界の海を渡り歩いた男たちの歴史とともに、
彼らがどう描かれてきたか、も
しっかり捉えられています。
っていうか、そのパートこそ必読ですよ!
「かいぞくのォ、えいがッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:海賊の文学)
本文227ページから展開される
《19世紀 海賊文化の創生》では
私たちが知る“海賊のイメージ”がどのように形成されたかを
実に小気味よく語られています。
特に、
《海賊画の画家》ハワード・パイルさんについての文章は白眉です!
画家・パイルさんに関するこれほど詳細な解説は、
おそらく日本初!でしょう。
「かッきてきィ、でスねッ!」
「がるるぐる!」(←訳:歴史的瞬間!)
私ネーさ、パイルさんの大ファンですので、
本気で感涙いたしました。
いえ、私ひとりにとどまらず、
ディズニーのアトラクション《カリブの海賊》や、
往年の海賊映画が好きな方々にも
感銘深いこの文章、
本当の本当におすすめです!!
海賊たちはどこから来たのか、
どこへ向かおうとしているのか――
「だれがァ、かいぞくをォ~」
「ぐるがるるる?」(←訳:創造したのか?)
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
わうゥ~…おわッちゃいィまスかァ~…」
「がるる!ぐるるるるるがる~!」(←訳:虎です!終わらないでGW~!)
こんにちは、ネーさです。
本日の読書タイムは、
南の島でゴールデンウィークを満喫した皆さまにはなつかしさを、
一方、国内のテーマーパークで、
或いは自宅でDVD三昧だった方々も
おお!と盛り上がること必定のノンフィクション作品をご紹介しますよ。
さあ、こちらを、どうぞ~♪

―― 海賊の文化史 ――
著者は海野弘(うんの・ひろし)さん、2018年4月に発行されました。
ええ、『海賊』と聞いただけで、
瞼の裏にジョニー・デップさんのお姿を思い浮かべてしまう、
そんな御方が多いことでしょう。
「じゃッくゥ・すぱろうゥ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:憎めない悪人!)
海賊は、問答無用で縛り首――
と言われていますけれど、
デップさん演じる海賊スパロウが縄張りとしていたのは、
カリブ海を中心とする海域でした。
すなわち……
「あちちちィ~!」
「がるるるっ!」(←訳:気温高いっ!)
そんな《海賊=南の海》のイメージは
19世紀につくられたものだ、と
著者・海野さんは御本のプロローグで述べています。
海賊なる存在の始まりは、
19世紀よりもはるか昔むかしの、
古代ギリシアの時代にまでさかのぼり、
トロイ戦争の発端になったのも
国家間の貿易・海賊行為であったのだ、と。
「ぎりしあもォ、ろーまもォ」
「ぐるるるがっるるるる!」(←訳:海洋国家だったもんね!)
複数の国家から成る古代ギリシア、
そして古代ローマ、
西洋文明の基盤を築いたふたつの政治体制が
ともに海洋国家であったのは偶然ではないのでしょうが、
そののちも、
たとえばスペイン、
ポルトガル、
大英帝国、と
海を制する国家が世界の命運をも左右する《大国》となりました。
それら《大国》の影にうごめく海賊たちと、
大航海時代の冒険者たち――
コロンブスさん、マゼランさん、ヴァスコ・ダ・ガマさんたちは、
非常に近い位置にいる。
また、南の海の海賊たちとは異なる、
北の海のヴァイキングも、
海賊であり、遠征者であると言えます。
近年、アメリカ大陸の発見者とされるのは――
「ころんぶすさんッ、じゃなくてェ~」
「がぅるるるる!」(←訳:ヴァイキング!)
古代から19世紀まで、
西洋世界と、太平洋やアジアの海へも“進出”した
海の男たち。
この御本では、
そういった世界の海を渡り歩いた男たちの歴史とともに、
彼らがどう描かれてきたか、も
しっかり捉えられています。
っていうか、そのパートこそ必読ですよ!
「かいぞくのォ、えいがッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:海賊の文学)
本文227ページから展開される
《19世紀 海賊文化の創生》では
私たちが知る“海賊のイメージ”がどのように形成されたかを
実に小気味よく語られています。
特に、
《海賊画の画家》ハワード・パイルさんについての文章は白眉です!
画家・パイルさんに関するこれほど詳細な解説は、
おそらく日本初!でしょう。
「かッきてきィ、でスねッ!」
「がるるぐる!」(←訳:歴史的瞬間!)
私ネーさ、パイルさんの大ファンですので、
本気で感涙いたしました。
いえ、私ひとりにとどまらず、
ディズニーのアトラクション《カリブの海賊》や、
往年の海賊映画が好きな方々にも
感銘深いこの文章、
本当の本当におすすめです!!
海賊たちはどこから来たのか、
どこへ向かおうとしているのか――
「だれがァ、かいぞくをォ~」
「ぐるがるるる?」(←訳:創造したのか?)
ぜひ、一読してみてくださいね~♪