テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 旅する英文学 ~

2018-10-04 22:10:58 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 あしたからァ、ふぇるめーるさんッ!」
「がるる!ぐるるるるがる!」(←訳:虎です!混雑しそうだね!)

 こんにちは、ネーさです。
 ヒットは疑いない『フェルメール展』は、明日10月5日から。
 一方、秋の映画界でスマッシュヒット作を飛ばしているのは、
 『プーと大人になった僕』!
 本日の読書タイムは、
 プーさん人気にあやかって
 さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪

  



       ―― イギリス文学を旅する60章 ――



 編著者は石川孝哉(いしかわ・こうさい)さん、市川仁(いちかわ・ひとし)さん、
 2018年8月に発行されました。
 文学や作家さんにちなんだ名所旧跡を訪ねる旅60編が収録されています。

「ぷーさんッ、いまスかッ?」
「ぐるるがるるぐる!」(←訳:作者はミルンさん!)

 《くまのプーさん》シリーズの著者である
 アラン・アレクサンダー・ミルンさん(1882~1956)は、
 残念なことに、この御本には取り上げられていません……
 というか、
 英文学にはあまりに巨匠さんが多過ぎて、
 ミルンさんが入り込むスキがなかった、と
 言うべきかもしれないわ。

 なぜって、目次を眺めただけで、もう溜め息です。

「ふァ~…ゆうめいィじんッ、いッぱいィ~!」
「がるるる!」(←訳:キラ星だ!)

 御本の本文は、

  第Ⅰ部《古代・中世》
  第Ⅱ部《ルネサンス期》
  第Ⅲ部《18世紀》
  第Ⅳ部《19世紀前半・ロマン派の時代》
  第Ⅴ部《19世紀後半・ヴィクトリア女王の時代》
  第Ⅵ部《世紀末から20世紀初頭》
  第Ⅶ部《20世紀後半・現代》

 の時代ごとに、
 世界文学史上でまさにキラ星のごとく輝く巨匠さんの作品が
 紹介されています。

「はじまりィはァ~…」
「ぐるるる!」(←訳:神話の旅!)

 第Ⅰ部では、
 伝説の王と騎士たち、
 湖の魔法使い、聖杯探究、と
 冒険物語のすべてを注ぎ込んだかのような
 アーサー王伝説。

 第Ⅱ部では、
 比類なき劇聖ウィリアム・シェイクスピアさん、
 謎多き先駆的劇作家クリストファー・マーロウさん。

 第Ⅲ部では
 スコットランドの国民詩人ロバート・バーンズさん。

 第Ⅳ部では
 詩人ジョージ・ゴードン・バイロン卿他……と、
 短い文章では到底語り尽くせない作家さんが
 ずら~り、ずっしりと並びます。

「あッ! このォおかたはァ~」
「がるるるぐるがるるる!」(←訳:ボクたちにもお馴染み!)

 第Ⅴ部には
 《アリス》の作者ルイス・キャロルさんがいますね♪

 そして第Ⅵ部には、
 我らがコナン・ドイル卿の御名前も!

「うんうんッ、こッちもォ!」
「ぐるっるぅる!」(←訳:分かっちゃう!)

 第Ⅶ部の、20世紀後半から現代の作家さんの部には、
 誰もが知るベストセラー作家さんの名が並んでいます。

 アガサ・クリスティさんに、
 《007》シリーズのイアン・フレミングさん、
 ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロさん、
 《ハリー・ポッター》シリーズのJ・K・ローリングさん。

「ぶんがくとォ、えいがッ!」
「がるぐるるるる~!」(←訳:結びついてるね~!)

 作家さんの個性も特性もそれぞれな60の旅の中で、
 私ネーさがおすすめしたいのは、
 第Ⅳ部《19世紀前半・ロマン派の時代》の、
 ジョン・キーツさん。

 終焉の地となったローマへの旅を、
 詩人さんは、一日一日、どんな思いで過ごしたのか……。

「いつかァ、このなかにィ~」
「ぐるるるるるがるる!」(←訳:ミルンさんも入れて!)

 現代も古典も中世も、
 みんなひっくるめての文学の旅。

 旅好きの御方も、
 机上の旅なら任せて!な御方も、
 ぜひ、一読を♪



 では、ここで、
 すっかり週に一度っきり、となってしまった
 Twitterですが、
 今日も、

 こちら

 をご笑納くださいませ。
 



 

 

  
コメント
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