「こんにちわッ、テディちゃでス!
ええェ~とォ、さかのぼるゥことォ~…」
「がるる!ぐるるる~!」(←訳:虎です!225年~!)
こんにちは、ネーさです。
はい、今より225年の昔――1793年の今日10月16日、
マリー・アントワネット王妃は断頭台の露と消えました。
前回記事の、王妃とフェルゼン伯爵の書簡集に続いて、
本日の読書タイムも
歴史と係わりあるノンフィクション系の御本を、
さあ、どうぞ~♪
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―― 美貌のひと ――
著者は中野京子(なかの・きょうこ)さん、2018年6月に発行されました。
『歴史に名を刻んだ顔』と副題が付されています。
日本の美術評論界に一石ならぬ大石を投じた《怖い絵》シリーズ、
《名画の謎》シリーズで知られる著者・中野さんが、
この新書でテーマに取り上げたのは……
「かおォ、でスねッ!」
「ぐるるぅっるるる!」(←訳:超えちゃってる顔!)
簡単に忘れられてしまう平凡な顔とは正反対に、
世の中には、
とても忘れることなど出来ない、
“特別な顔”がある――
そう、きれいな顔という表現には納まり切れない、
“特別な顔”。
「あれれッ? ここにはァ~…」
「がるぐるがる~!」(←訳:男の人もいる~!)
“特別な顔”を持っているのは
必ずしも女性とは限らないのよ。
ルネサンスの三大美男?と称賛される
画家パルミジャーノさん
(本名はジローラモ・フランチェスコ・マリア・マッツォーラさん)。
詩人のバイロン卿――
第六代バイロン男爵ジョージ・ゴードンさん。
作曲家にして《ピアノの魔術師》、
フランツ・リストさん。
「うむッ! きれいなァだけじゃないィでスねッ!」
「ぐるるる!」(←訳:面がまえ!)
ツラ構え、というなら、
本文176ページの、この御方も外せません。
モンテスキュー伯爵こと、
モンテスキュー=フェザンサック伯
マリー・ジョセフ・ロベール・アナトールさん。
フランスきっての名門貴族であるモンテスキュー伯は、
プルーストさん作『失われた時を求めて』の
シャルリュス男爵のモデルになった人物として
活字マニアさんにもよく知られる存在ですね。
そして、
当時の(真の)貴族が有していた美学を論じたこの章、
もうね、中野さんの真骨頂です!
キラキラ光ってます!
「よみィのがさないィでェ~!」
「がるるるる!」(←訳:泣けるんだ!)
もうひとつ、読み逃さないでいただきたいのは、
御本の表紙にもなっている
イワン・クラムスコイさん作
『忘れえぬ女(ひと)』についての章です。
モスクワ、サンクトペテルベルクの
トレチャコフ美術館に所蔵されるこの作品を
アート好きな方々はきっと御存知でしょう。
彼女はいったい誰なのか?
その瞳が見てきたもの、
いま視ているものは?
“特別な顔”の物語を締めくくるのに相応しい
ドラマティックな《運命の女性》のこころの声を、
皆さま、一読してみてくださいね~!
ええェ~とォ、さかのぼるゥことォ~…」
「がるる!ぐるるる~!」(←訳:虎です!225年~!)
こんにちは、ネーさです。
はい、今より225年の昔――1793年の今日10月16日、
マリー・アントワネット王妃は断頭台の露と消えました。
前回記事の、王妃とフェルゼン伯爵の書簡集に続いて、
本日の読書タイムも
歴史と係わりあるノンフィクション系の御本を、
さあ、どうぞ~♪

―― 美貌のひと ――
著者は中野京子(なかの・きょうこ)さん、2018年6月に発行されました。
『歴史に名を刻んだ顔』と副題が付されています。
日本の美術評論界に一石ならぬ大石を投じた《怖い絵》シリーズ、
《名画の謎》シリーズで知られる著者・中野さんが、
この新書でテーマに取り上げたのは……
「かおォ、でスねッ!」
「ぐるるぅっるるる!」(←訳:超えちゃってる顔!)
簡単に忘れられてしまう平凡な顔とは正反対に、
世の中には、
とても忘れることなど出来ない、
“特別な顔”がある――
そう、きれいな顔という表現には納まり切れない、
“特別な顔”。
「あれれッ? ここにはァ~…」
「がるぐるがる~!」(←訳:男の人もいる~!)
“特別な顔”を持っているのは
必ずしも女性とは限らないのよ。
ルネサンスの三大美男?と称賛される
画家パルミジャーノさん
(本名はジローラモ・フランチェスコ・マリア・マッツォーラさん)。
詩人のバイロン卿――
第六代バイロン男爵ジョージ・ゴードンさん。
作曲家にして《ピアノの魔術師》、
フランツ・リストさん。
「うむッ! きれいなァだけじゃないィでスねッ!」
「ぐるるる!」(←訳:面がまえ!)
ツラ構え、というなら、
本文176ページの、この御方も外せません。
モンテスキュー伯爵こと、
モンテスキュー=フェザンサック伯
マリー・ジョセフ・ロベール・アナトールさん。
フランスきっての名門貴族であるモンテスキュー伯は、
プルーストさん作『失われた時を求めて』の
シャルリュス男爵のモデルになった人物として
活字マニアさんにもよく知られる存在ですね。
そして、
当時の(真の)貴族が有していた美学を論じたこの章、
もうね、中野さんの真骨頂です!
キラキラ光ってます!
「よみィのがさないィでェ~!」
「がるるるる!」(←訳:泣けるんだ!)
もうひとつ、読み逃さないでいただきたいのは、
御本の表紙にもなっている
イワン・クラムスコイさん作
『忘れえぬ女(ひと)』についての章です。
モスクワ、サンクトペテルベルクの
トレチャコフ美術館に所蔵されるこの作品を
アート好きな方々はきっと御存知でしょう。
彼女はいったい誰なのか?
その瞳が見てきたもの、
いま視ているものは?
“特別な顔”の物語を締めくくるのに相応しい
ドラマティックな《運命の女性》のこころの声を、
皆さま、一読してみてくださいね~!