「こんにちわッ、テディちゃでス!
ぷふふッ♪ くすくすくすッ♫」
「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!ああ愉快~!)
こんにちは、ネーさです。
英国人グラフィティアーティストのバンクシーさんが
オークションで落札された直後の自作を
額縁に仕掛けておいたシュレッダーで破壊!
というニュースを見て大笑いしてしまいました。
いやーそもそもバンクシーさんの作品が競売に出る時点で、
何かヘンじゃん?と疑うべきだったのよね。
楽しい気分でお腹を抱えながら、
さあ、本日の読書タイムは、こちらのご本を、どうぞ~♪
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―― 史上最悪の破局を迎えた13の恋の物語 ――
著者はジェニファー・ライトさん、原著は2015年に、
日本語版は2018年9月に発行されました。
英語原題は
『IT ENDED BADLY:THIRTEEN OF THE WORST BREAKUPS IN HISTORY』、
御本のカバー見返しにある説明文によれば、
“歴史に名を残すカップルたちの別離にまつわる13の逸話”
とありますが……。
「ぜんぶゥ、のんふぃくしょんッ!」
「ぐるがるる!」(←訳:事実なんだ!)
ニューヨーク在住の作家である著者・ライトさんは、
御本の『はじめに』に、
次のように明記しています。
《人生で最高に厄介な事態は、
別れが原因で引き起こされる》
それでも、
《われわれは失恋から立ち直って進み続ける》
《別れを経験して、より深みのある人間になる》
《より強く、賢く、いい人間になるのだ》と。
ただし――
「ただしィ?」
「がるっ?」(←訳:うんっ?)
《本書でとりあげた人々は例外である》
とも言い切っちゃってます。
ああ、なんと愚かな。
救いようがないわ。
と、ライトさんにダメ出しされてしまった13組の恋人たちとは、
『ネロとポッペイア』
『ヘンリー八世とアン・ブーリンとキャサリン・ハワード』
『キャロライン・ラムとバイロン卿』
『オスカー・ワイルドとアルフレッド・ダグラス卿』
『オスカー・ココシュカとアルマ・マーラー』
などの、現在でも話題にのぼり、
小説化、映画化されることも少なくないカップルたち。
「うゥ、おもいィ~…!」
「ぐる~…!」(←訳:暗い~…!)
そう、歴史に残る、
あるいは歴史を動かすほどの悲劇的な失恋、となれば、
雰囲気は重苦しくなりがちですが、
著者・ライトさん、
ユーモアとアイロニーで
ずっしり重い空気を切り裂いてゆきます。
愛すべき恋人たちは、
よりいっそう愛らしく。
憎むべき、呪わしくも邪悪で愚鈍な恋人たちは、
よりいっそう憎たらしく。
「てかげんッなしィ!」
「がるるぐる!」(←訳:容赦もなし!)
けれど、ときに。
ライトさんの筆に、
どうしようもない哀しみが忍び込みます。
優しい微笑みも宿ります。
オスカー・ワイルドさんが
法廷で断罪され、
恋人に裏切られ、
創作の喜びをも見失い、
それでもなお、愛するひとをただ許したとき。
エリザベス・テーラーさんが
華やかにも寂しく
結婚と離婚を繰り返してゆくとき。
「ふゥ~…はッぴーえんどォはァ~…」
「ぐるがるる?」(←訳:どこだろう?)
13の、悲しくも奇妙な、
こころ掻き乱す物語。
ノンフィクション好きな活字マニアさん、
歴史好きな御方にもおすすめです。
ぜひ、一読してみてくださいね♪
ぷふふッ♪ くすくすくすッ♫」
「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!ああ愉快~!)
こんにちは、ネーさです。
英国人グラフィティアーティストのバンクシーさんが
オークションで落札された直後の自作を
額縁に仕掛けておいたシュレッダーで破壊!
というニュースを見て大笑いしてしまいました。
いやーそもそもバンクシーさんの作品が競売に出る時点で、
何かヘンじゃん?と疑うべきだったのよね。
楽しい気分でお腹を抱えながら、
さあ、本日の読書タイムは、こちらのご本を、どうぞ~♪

―― 史上最悪の破局を迎えた13の恋の物語 ――
著者はジェニファー・ライトさん、原著は2015年に、
日本語版は2018年9月に発行されました。
英語原題は
『IT ENDED BADLY:THIRTEEN OF THE WORST BREAKUPS IN HISTORY』、
御本のカバー見返しにある説明文によれば、
“歴史に名を残すカップルたちの別離にまつわる13の逸話”
とありますが……。
「ぜんぶゥ、のんふぃくしょんッ!」
「ぐるがるる!」(←訳:事実なんだ!)
ニューヨーク在住の作家である著者・ライトさんは、
御本の『はじめに』に、
次のように明記しています。
《人生で最高に厄介な事態は、
別れが原因で引き起こされる》
それでも、
《われわれは失恋から立ち直って進み続ける》
《別れを経験して、より深みのある人間になる》
《より強く、賢く、いい人間になるのだ》と。
ただし――
「ただしィ?」
「がるっ?」(←訳:うんっ?)
《本書でとりあげた人々は例外である》
とも言い切っちゃってます。
ああ、なんと愚かな。
救いようがないわ。
と、ライトさんにダメ出しされてしまった13組の恋人たちとは、
『ネロとポッペイア』
『ヘンリー八世とアン・ブーリンとキャサリン・ハワード』
『キャロライン・ラムとバイロン卿』
『オスカー・ワイルドとアルフレッド・ダグラス卿』
『オスカー・ココシュカとアルマ・マーラー』
などの、現在でも話題にのぼり、
小説化、映画化されることも少なくないカップルたち。
「うゥ、おもいィ~…!」
「ぐる~…!」(←訳:暗い~…!)
そう、歴史に残る、
あるいは歴史を動かすほどの悲劇的な失恋、となれば、
雰囲気は重苦しくなりがちですが、
著者・ライトさん、
ユーモアとアイロニーで
ずっしり重い空気を切り裂いてゆきます。
愛すべき恋人たちは、
よりいっそう愛らしく。
憎むべき、呪わしくも邪悪で愚鈍な恋人たちは、
よりいっそう憎たらしく。
「てかげんッなしィ!」
「がるるぐる!」(←訳:容赦もなし!)
けれど、ときに。
ライトさんの筆に、
どうしようもない哀しみが忍び込みます。
優しい微笑みも宿ります。
オスカー・ワイルドさんが
法廷で断罪され、
恋人に裏切られ、
創作の喜びをも見失い、
それでもなお、愛するひとをただ許したとき。
エリザベス・テーラーさんが
華やかにも寂しく
結婚と離婚を繰り返してゆくとき。
「ふゥ~…はッぴーえんどォはァ~…」
「ぐるがるる?」(←訳:どこだろう?)
13の、悲しくも奇妙な、
こころ掻き乱す物語。
ノンフィクション好きな活字マニアさん、
歴史好きな御方にもおすすめです。
ぜひ、一読してみてくださいね♪