「こんにちわッ、テディちゃでス!
したまちィろけッとォ、ごうかァきゃすとォでしたでス!」
「がるる!ぐるがるるっるるる!」(←訳:虎です!演技濃ゆかったけど!)
こんにちは、ネーさです。
TVの10月期新ドラマの放送が始まって、
『下町ロケット』に期待の声が高まる中、
私ネーさが推したいのは
『昭和元禄落語心中』(NHK総合/金曜午後10時~)!
落語好きさんにも
原作漫画ファンの御方にもおすすめしたいわ♫
第2回の放送を楽しみに待ちながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらのノンフィクション作品を、どうぞ~!
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―― マリー・アントワネットの暗号 ――
著者はエヴリン・ファーさん、原著は2016年に、
画像の日本語版は2018年8月に発行されました。
英語題名は
『I love you madly,Marie-Antoinette & Count Fersen,The secret letters』、
『解読されたフェルゼン伯爵との往復書簡』と
日本語副題が付されています。
「それはァ、ばらのォなまえッ!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:ベルサイユのね!)
前回記事では、
《王妃アントワネット》
《フェルゼン伯爵》と名付けられた薔薇の花がある、と
御紹介しました。
この御本は、まさに
『ベルサイユのバラ』で
漫画を愛する日本の少女たちに、
さらにはコミック文化の境界を越えて
多くの人に知られるようになった
フランス王妃とスウェーデン貴族の、
“素顔”を記したものです。
「しょうせつゥでもォないしィ~…」
「がるるるぐる~…」(←訳:歌劇でもない~…)
マリー・アントワネットさん――
すなわちフランス王妃と
スウェーデン貴族の
ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン伯爵は
9年に渡って書簡を交わしていました。
それらの書簡のうち、
現存しているのは、
わずか1割ほど。
殆どが1791年から1792年にかけてのものですが、
これまで未公表だった
1788年から1790年にかけての
6通の手紙を含む全書簡が
この御本に収録されています――
というか、
この御本の内容ほぼすべてが、
ふたりの手紙、なんです。
「すいそくゥ、ありませんッ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:解説も最少程度!)
暗号や、
特殊インクを使って書かれた手紙。
書かれたこと、
書いた日付は判っているものの
現存していない手紙。
暗号を解くための表も掲載されていますが、
著者・ファーさんが重きを置いているのは
暗号の謎ではなく、
手紙の内容。
王妃とフェルゼン伯爵だけではなく、
外国王族と伯爵の書簡、
伯爵が妹さんへ送った手紙、
そして、本文後半になるにつれ
伯爵の日記が頻出してきます。
「もはやァ、せつめいィいらないィのでス!」
「がるるぐるる……!」(←訳:革命の結果は……!)
現代の私たちは
革命の結末を知っています。
けれど、王妃は、フェルゼン伯爵は、
自分たちの“明日”を知らない――知りようがない。
喜びと悲嘆、
悔恨と慟哭、
変えたくても変えられない、巨大な流れ。
数奇な時代に生きた人々の記録は、
とりわけ歴史好きな活字マニアさんにおすすめです。
どうかぜひ、一読を♫
したまちィろけッとォ、ごうかァきゃすとォでしたでス!」
「がるる!ぐるがるるっるるる!」(←訳:虎です!演技濃ゆかったけど!)
こんにちは、ネーさです。
TVの10月期新ドラマの放送が始まって、
『下町ロケット』に期待の声が高まる中、
私ネーさが推したいのは
『昭和元禄落語心中』(NHK総合/金曜午後10時~)!
落語好きさんにも
原作漫画ファンの御方にもおすすめしたいわ♫
第2回の放送を楽しみに待ちながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらのノンフィクション作品を、どうぞ~!

―― マリー・アントワネットの暗号 ――
著者はエヴリン・ファーさん、原著は2016年に、
画像の日本語版は2018年8月に発行されました。
英語題名は
『I love you madly,Marie-Antoinette & Count Fersen,The secret letters』、
『解読されたフェルゼン伯爵との往復書簡』と
日本語副題が付されています。
「それはァ、ばらのォなまえッ!」
「ぐるるるるがる!」(←訳:ベルサイユのね!)
前回記事では、
《王妃アントワネット》
《フェルゼン伯爵》と名付けられた薔薇の花がある、と
御紹介しました。
この御本は、まさに
『ベルサイユのバラ』で
漫画を愛する日本の少女たちに、
さらにはコミック文化の境界を越えて
多くの人に知られるようになった
フランス王妃とスウェーデン貴族の、
“素顔”を記したものです。
「しょうせつゥでもォないしィ~…」
「がるるるぐる~…」(←訳:歌劇でもない~…)
マリー・アントワネットさん――
すなわちフランス王妃と
スウェーデン貴族の
ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン伯爵は
9年に渡って書簡を交わしていました。
それらの書簡のうち、
現存しているのは、
わずか1割ほど。
殆どが1791年から1792年にかけてのものですが、
これまで未公表だった
1788年から1790年にかけての
6通の手紙を含む全書簡が
この御本に収録されています――
というか、
この御本の内容ほぼすべてが、
ふたりの手紙、なんです。
「すいそくゥ、ありませんッ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:解説も最少程度!)
暗号や、
特殊インクを使って書かれた手紙。
書かれたこと、
書いた日付は判っているものの
現存していない手紙。
暗号を解くための表も掲載されていますが、
著者・ファーさんが重きを置いているのは
暗号の謎ではなく、
手紙の内容。
王妃とフェルゼン伯爵だけではなく、
外国王族と伯爵の書簡、
伯爵が妹さんへ送った手紙、
そして、本文後半になるにつれ
伯爵の日記が頻出してきます。
「もはやァ、せつめいィいらないィのでス!」
「がるるぐるる……!」(←訳:革命の結果は……!)
現代の私たちは
革命の結末を知っています。
けれど、王妃は、フェルゼン伯爵は、
自分たちの“明日”を知らない――知りようがない。
喜びと悲嘆、
悔恨と慟哭、
変えたくても変えられない、巨大な流れ。
数奇な時代に生きた人々の記録は、
とりわけ歴史好きな活字マニアさんにおすすめです。
どうかぜひ、一読を♫