「こんにちわッ、テディちゃでス!
かぶゥでスかッ、だいこんッでスかッ?」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!ボクはカブ派!)
こんにちは、ネーさです。
ええ、秋って根菜が美味しいんですよね。
朝夕は寒くなってきましたから、
カブのスープ(コンソメ味)の仕込みをしながらの読書タイム、
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― 世界史を変えた13の病 ――
著者はジェニファー・ライトさん、原著は2017年に、
日本語版は2018年9月に発行されました。
英語原題は
『GET WILL SOON:History's Worst Plagues the Heroes Who Fought Them』、
“病とヒトの闘いの歴史”を探るノンフィクション作品です。
「ありそうでェ~なかッたのでス!」
「ぐるるがるる!」(←訳:病気の歴史本!)
先日ご紹介しました『史上最悪の破局を迎えた13の恋の物語』では、
ヘンリー八世やエリザベス・テイラーさんたち
有名なカップルの出会いと別れを描いた著者・ライトさん、
この御本でテーマにしているのは――
《人類と病》。
「れきしをォかえるゥ、びょうきィ~…?」
「がーる?ぐるるる?」(←訳:えーと?何だろう?)
私ネーさも、御本の題名を見たときは
う~ん?と悩みました。
まず思い浮かぶのは、結核……?
あとは、そう、
赤死病、じゃなくて黒死病、とか……?
「まだまだァ、あるのでスゥ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:危険な病気が!)
著者・ライトさんが
真っ先に取り上げているのは、
『アントニヌスの疫病
――医師が病気について書いた最初の歴史的記録』。
ローマ帝国衰亡の理由は
ここに記された疫病が原因だ!と
ライトさんは指摘します。
疫病の正体は、発疹チフスか、麻疹か、天然痘か、
特定できてはいませんが、
総死亡者数は1000万人、
おそらくは1800万人を超えていた……?
「ううゥ、こわいィ~!」
「がるぐるる~!」(←訳:膝が震える~!)
続いて取り上げられるのは、
腺ペスト、ダンシングマニア、
梅毒、結核、コレラなど
聞き覚えがある病名が挙げられていますが、
それらに混じってただひとつ、
異色といえる《病》の名に
私たちは慄然とさせられます。
それは、
『ロボトミー』。
「……それはァ、びょうめいィでスかッ?」
「ぐるるがぅるるる?」(←訳:手術名じゃなくて?)
ライトさんは『ロボトミー』の章に
次のような副題を付けています。
『人間の愚かさが生んだ《流行病》』――
ヒトの手によって生み出された疫病、
自然が産み落とした病ではなく、
ヒトが始め、
ヒトによって広められた病を、
病を広めた者たちを、
ライトさんは容赦なく糾弾します。
ヒトからこころを、知性を奪う、
そんなことがあってはならない!
「うんうんッ!」
「がるるぐる!」(←訳:絶対にだめ!)
そして最後の、13番目に取り上げられているのは、
『ポリオ』。
ここでは『ロボトミー』とは反対に、
ヒトが手を携えあって疫病に立ち向かう姿が描かれます。
莫大な利益を得られるワクチンの特許を、
ワクチンの発明者ソークさんは
取得しませんでした。
特許は誰のものでもない、
太陽が誰のものでもないように、と言って。
「そのォ、こころざしィ!」
「ぐるるるるる!」(←訳:あたたかいね!)
病とは、何だろう。
疫病に対して、どう戦えばいいのか。
深く深く考えさせられる、
全活字マニアさん必読の一冊を、ぜひ!
かぶゥでスかッ、だいこんッでスかッ?」
「がるる!ぐるるがるる!」(←訳:虎です!ボクはカブ派!)
こんにちは、ネーさです。
ええ、秋って根菜が美味しいんですよね。
朝夕は寒くなってきましたから、
カブのスープ(コンソメ味)の仕込みをしながらの読書タイム、
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― 世界史を変えた13の病 ――
著者はジェニファー・ライトさん、原著は2017年に、
日本語版は2018年9月に発行されました。
英語原題は
『GET WILL SOON:History's Worst Plagues the Heroes Who Fought Them』、
“病とヒトの闘いの歴史”を探るノンフィクション作品です。
「ありそうでェ~なかッたのでス!」
「ぐるるがるる!」(←訳:病気の歴史本!)
先日ご紹介しました『史上最悪の破局を迎えた13の恋の物語』では、
ヘンリー八世やエリザベス・テイラーさんたち
有名なカップルの出会いと別れを描いた著者・ライトさん、
この御本でテーマにしているのは――
《人類と病》。
「れきしをォかえるゥ、びょうきィ~…?」
「がーる?ぐるるる?」(←訳:えーと?何だろう?)
私ネーさも、御本の題名を見たときは
う~ん?と悩みました。
まず思い浮かぶのは、結核……?
あとは、そう、
赤死病、じゃなくて黒死病、とか……?
「まだまだァ、あるのでスゥ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:危険な病気が!)
著者・ライトさんが
真っ先に取り上げているのは、
『アントニヌスの疫病
――医師が病気について書いた最初の歴史的記録』。
ローマ帝国衰亡の理由は
ここに記された疫病が原因だ!と
ライトさんは指摘します。
疫病の正体は、発疹チフスか、麻疹か、天然痘か、
特定できてはいませんが、
総死亡者数は1000万人、
おそらくは1800万人を超えていた……?
「ううゥ、こわいィ~!」
「がるぐるる~!」(←訳:膝が震える~!)
続いて取り上げられるのは、
腺ペスト、ダンシングマニア、
梅毒、結核、コレラなど
聞き覚えがある病名が挙げられていますが、
それらに混じってただひとつ、
異色といえる《病》の名に
私たちは慄然とさせられます。
それは、
『ロボトミー』。
「……それはァ、びょうめいィでスかッ?」
「ぐるるがぅるるる?」(←訳:手術名じゃなくて?)
ライトさんは『ロボトミー』の章に
次のような副題を付けています。
『人間の愚かさが生んだ《流行病》』――
ヒトの手によって生み出された疫病、
自然が産み落とした病ではなく、
ヒトが始め、
ヒトによって広められた病を、
病を広めた者たちを、
ライトさんは容赦なく糾弾します。
ヒトからこころを、知性を奪う、
そんなことがあってはならない!
「うんうんッ!」
「がるるぐる!」(←訳:絶対にだめ!)
そして最後の、13番目に取り上げられているのは、
『ポリオ』。
ここでは『ロボトミー』とは反対に、
ヒトが手を携えあって疫病に立ち向かう姿が描かれます。
莫大な利益を得られるワクチンの特許を、
ワクチンの発明者ソークさんは
取得しませんでした。
特許は誰のものでもない、
太陽が誰のものでもないように、と言って。
「そのォ、こころざしィ!」
「ぐるるるるる!」(←訳:あたたかいね!)
病とは、何だろう。
疫病に対して、どう戦えばいいのか。
深く深く考えさせられる、
全活字マニアさん必読の一冊を、ぜひ!