「こんにちわッ、テディちゃでス!
すまほでェ、ぱしゃりィ!」
「がるる!ぐるるるるがるぅ!」(←訳:虎です!デジカメでパシャ!)
こんにちは、ネーさです。
先週~今週末にかけてが運動会のピークでしょうか。
記念のお写真を撮りまくるぞ!という方々は、
レンズのお手入れや電池の残量チェックをしながら、
さあ、今日も読書タイムですよ。
本日は、こちらのアートBOOKを、どうぞ~♪
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―― 色から読み解く日本画 ――
著者は三戸信惠(みと・のぶえ)さん、2018年8月に発行されました。
『Colors in Nihonga』と英語題名が付されています。
「そろそろォ、こうようのォしーずんッ♪」
「ぐるるがるる!」(←訳:錦秋の赤と黄!)
この御本の著者・三戸さんは、
日本初の日本画専門美術館として知られる
山種美術館(東京都渋谷区広尾)の
特別研究員さんです。
テディちゃ、虎くん、
山種美術館が所蔵する名品といえば、
まず第一に思い浮かぶのは?
「ふァいッ! ほのおとォ、ちょうちょッ!」
「がるるぐるるるがるるる~!」(←訳:画面が燃えてるみたいな~!)
ええ、速水御舟さんの代表作『炎舞』(1925年)ですね。
『炎舞』に描かれているのは、
おそらくは蛾であろうといわれていますが、
闇色を背景にした、
暗い朱赤……
著者・三戸さんは御舟さんが使ったのは
黄口朱(きぐちしゅ)でる、と解説しています。
それは、例えば、ティツィアーノさんが用いたような、
西洋の赤色とは異なる
日本画独特の色彩表現であり、
画材の特性であると言えましょうか。
「えのぐのォ、ちがうゥとォ~…」
「ぐるるがる?」(←訳:結果も違う?)
《赤》《青》《黄》《緑》《金、銀》《白》《黒》。
7つの《色》ごとに紹介されているのは、
《赤》では『炎舞』や、
伊藤若冲さんの『南天雄鶏図』。
《青》では、
東山魁夷さんの『年暮る』。
《黄》では、
松岡映丘さんの『千草の丘』。
いずれも、
この赤、この青、この黄なくしては描きようがない、
色の生命力そのもの、な作品です。
「ひがしやまさんのォ、あおいろッ!」
「がるぐるるる!」(←訳:緑もスゴイね!)
《赤》や《青》など、
わかりやすい7つの《色》の最後を〆る、
いえ、御本の大トリに選ばれたのは、
黒いニャンコ。
菱田春草さんの『黒き猫』(1910)は、
漆黒です。
黄色く紅葉した柏の歯の下、
座ってこちらをジッと見ている黒光りする、
ネコの形をした《黒》――
「なでてェみたいィ~♪」
「ぐっるるがぅる!」(←訳:シッポがひゅん!)
日本画と色の係わり、
時代ごとの変移、
この御本に収録されている作品を所蔵する美術館について、と
アート好きな方々にとって
読み応え&見応えたっぷりの一冊です。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♫
すまほでェ、ぱしゃりィ!」
「がるる!ぐるるるるがるぅ!」(←訳:虎です!デジカメでパシャ!)
こんにちは、ネーさです。
先週~今週末にかけてが運動会のピークでしょうか。
記念のお写真を撮りまくるぞ!という方々は、
レンズのお手入れや電池の残量チェックをしながら、
さあ、今日も読書タイムですよ。
本日は、こちらのアートBOOKを、どうぞ~♪

―― 色から読み解く日本画 ――
著者は三戸信惠(みと・のぶえ)さん、2018年8月に発行されました。
『Colors in Nihonga』と英語題名が付されています。
「そろそろォ、こうようのォしーずんッ♪」
「ぐるるがるる!」(←訳:錦秋の赤と黄!)
この御本の著者・三戸さんは、
日本初の日本画専門美術館として知られる
山種美術館(東京都渋谷区広尾)の
特別研究員さんです。
テディちゃ、虎くん、
山種美術館が所蔵する名品といえば、
まず第一に思い浮かぶのは?
「ふァいッ! ほのおとォ、ちょうちょッ!」
「がるるぐるるるがるるる~!」(←訳:画面が燃えてるみたいな~!)
ええ、速水御舟さんの代表作『炎舞』(1925年)ですね。
『炎舞』に描かれているのは、
おそらくは蛾であろうといわれていますが、
闇色を背景にした、
暗い朱赤……
著者・三戸さんは御舟さんが使ったのは
黄口朱(きぐちしゅ)でる、と解説しています。
それは、例えば、ティツィアーノさんが用いたような、
西洋の赤色とは異なる
日本画独特の色彩表現であり、
画材の特性であると言えましょうか。
「えのぐのォ、ちがうゥとォ~…」
「ぐるるがる?」(←訳:結果も違う?)
《赤》《青》《黄》《緑》《金、銀》《白》《黒》。
7つの《色》ごとに紹介されているのは、
《赤》では『炎舞』や、
伊藤若冲さんの『南天雄鶏図』。
《青》では、
東山魁夷さんの『年暮る』。
《黄》では、
松岡映丘さんの『千草の丘』。
いずれも、
この赤、この青、この黄なくしては描きようがない、
色の生命力そのもの、な作品です。
「ひがしやまさんのォ、あおいろッ!」
「がるぐるるる!」(←訳:緑もスゴイね!)
《赤》や《青》など、
わかりやすい7つの《色》の最後を〆る、
いえ、御本の大トリに選ばれたのは、
黒いニャンコ。
菱田春草さんの『黒き猫』(1910)は、
漆黒です。
黄色く紅葉した柏の歯の下、
座ってこちらをジッと見ている黒光りする、
ネコの形をした《黒》――
「なでてェみたいィ~♪」
「ぐっるるがぅる!」(←訳:シッポがひゅん!)
日本画と色の係わり、
時代ごとの変移、
この御本に収録されている作品を所蔵する美術館について、と
アート好きな方々にとって
読み応え&見応えたっぷりの一冊です。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♫