「こんにちわッ、テディちゃでス!
もふふゥ! さむいィひのォ、おかずゥにはァ~」
「がるる!サバの餃子で!」(←訳:虎です!ぐるるがるる!)
こんにちは、ネーさです。
いま流行のサバ缶を使って餃子を作ってみました♫
ごく普通の焼き餃子の材料の、
豚肉をサバに置き換えるだけ、という簡単レシピです。
お好みでショウガを多めにしても美味しいですよ。
では、程よく満腹になったところで、
本日の読書タイムは……
今年度後期の話題の作品を、さあ、どうぞ~!

―― 愛なき世界 ――
著者は三浦しをん さん、2018年9月に発行されました。
2016年10月から2017年9月にかけて新聞連載されていた同名作品を
加筆・修正して完成したこの御本、
田中久子さんの装幀、
青井秋さんの装画が、
書店さんの平台でステキに目立っておりますが――
「きらきらァしてまスゥ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:細密な植物画!)
ミリ単位のもっと先、
精密な観察が要求される植物の研究。
その“研究”ってヤツが、
藤丸陽太(ふじまる・ようた)くんの、
いわば恋敵です。
「ふァ? こいがたきィ?」
「がるるるるぐるるがるる??」(←訳:どうしたらそんな事態に??)
藤丸くん自身は、
最先端の学問や研究とは縁のない、
洋食屋さんで働く料理人さんです。
しかも、店主さんからは、
半人前呼ばわりされている駆け出しなんですけど。
敢えて言うなら、
お店の場所が、問題だったんですねえ。
「どこどこッ?」
「ぐるるがるる?」(←訳:どこにお店が?)
洋食屋『円服亭(えんぷくてい)』は、
東京都文京区の、本郷にあります。
この住所を聞いただけで、
分かる御方には、もう分かっちゃったでしょ?
「あァ~…それッってェ?」
「がるるぅ!」(←訳:そうかぁ!)
『円服亭』のすぐ目と鼻の先にあるのは、
国立のT大学。
学生さんと研究者さんが集う象牙の塔に、
藤丸くん、
とりたてて興味を持っていた訳ではありませんでしたが。
恋をしちゃったら、
話は別です♪
「うんうんッ!」
「ぐるるー!」(←訳:別ですー!)
藤丸くんの恋のお相手は、
本村紗英(もとむら・さえ)さん。
T大学の、或る研究室の院生である彼女への
藤丸くんの恋心は、
ああ悲しいかな、一方通行です。
何故なら、本村さんは、
研究ひと筋。
植物学にひたすら日々を費やす、
学究さんにとって、
恋は……最優先事項とはならぬようで。
「むむゥ! どうするゥ、ふじまるゥくんッ!」
「がるるるぐるぅ?」(←訳:状況不利だよぅ?)
生身のヒトの世界と、
植物たちの《愛なき世界》。
ふたつの世界を往きつ戻りつする藤丸くんと本村さんは
《愛ある世界》を見出せるのか――
「ふとうめいィでス!」
「ぐるるがる?」(←訳:先行き不安?)
恋愛小説というふれ込みの御本ではありますが、
おそらくは師弟小説ともいえる物語の中で、
藤丸くんと『円服亭』店主さん、
本村さんと教授たちのやりとり、
あたたかな思い遣りが
読後感をやわらかく包みます。
恋人未満のふたりの、
ふたりを囲む人びとの世界はどこへ行くのか。
そこに光はあるのか。
全活字マニアさんにおすすめしたい快作です。
皆さま、ぜひぜひ、一読を♪
もふふゥ! さむいィひのォ、おかずゥにはァ~」
「がるる!サバの餃子で!」(←訳:虎です!ぐるるがるる!)
こんにちは、ネーさです。
いま流行のサバ缶を使って餃子を作ってみました♫
ごく普通の焼き餃子の材料の、
豚肉をサバに置き換えるだけ、という簡単レシピです。
お好みでショウガを多めにしても美味しいですよ。
では、程よく満腹になったところで、
本日の読書タイムは……
今年度後期の話題の作品を、さあ、どうぞ~!

―― 愛なき世界 ――
著者は三浦しをん さん、2018年9月に発行されました。
2016年10月から2017年9月にかけて新聞連載されていた同名作品を
加筆・修正して完成したこの御本、
田中久子さんの装幀、
青井秋さんの装画が、
書店さんの平台でステキに目立っておりますが――
「きらきらァしてまスゥ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:細密な植物画!)
ミリ単位のもっと先、
精密な観察が要求される植物の研究。
その“研究”ってヤツが、
藤丸陽太(ふじまる・ようた)くんの、
いわば恋敵です。
「ふァ? こいがたきィ?」
「がるるるるぐるるがるる??」(←訳:どうしたらそんな事態に??)
藤丸くん自身は、
最先端の学問や研究とは縁のない、
洋食屋さんで働く料理人さんです。
しかも、店主さんからは、
半人前呼ばわりされている駆け出しなんですけど。
敢えて言うなら、
お店の場所が、問題だったんですねえ。
「どこどこッ?」
「ぐるるがるる?」(←訳:どこにお店が?)
洋食屋『円服亭(えんぷくてい)』は、
東京都文京区の、本郷にあります。
この住所を聞いただけで、
分かる御方には、もう分かっちゃったでしょ?
「あァ~…それッってェ?」
「がるるぅ!」(←訳:そうかぁ!)
『円服亭』のすぐ目と鼻の先にあるのは、
国立のT大学。
学生さんと研究者さんが集う象牙の塔に、
藤丸くん、
とりたてて興味を持っていた訳ではありませんでしたが。
恋をしちゃったら、
話は別です♪
「うんうんッ!」
「ぐるるー!」(←訳:別ですー!)
藤丸くんの恋のお相手は、
本村紗英(もとむら・さえ)さん。
T大学の、或る研究室の院生である彼女への
藤丸くんの恋心は、
ああ悲しいかな、一方通行です。
何故なら、本村さんは、
研究ひと筋。
植物学にひたすら日々を費やす、
学究さんにとって、
恋は……最優先事項とはならぬようで。
「むむゥ! どうするゥ、ふじまるゥくんッ!」
「がるるるぐるぅ?」(←訳:状況不利だよぅ?)
生身のヒトの世界と、
植物たちの《愛なき世界》。
ふたつの世界を往きつ戻りつする藤丸くんと本村さんは
《愛ある世界》を見出せるのか――
「ふとうめいィでス!」
「ぐるるがる?」(←訳:先行き不安?)
恋愛小説というふれ込みの御本ではありますが、
おそらくは師弟小説ともいえる物語の中で、
藤丸くんと『円服亭』店主さん、
本村さんと教授たちのやりとり、
あたたかな思い遣りが
読後感をやわらかく包みます。
恋人未満のふたりの、
ふたりを囲む人びとの世界はどこへ行くのか。
そこに光はあるのか。
全活字マニアさんにおすすめしたい快作です。
皆さま、ぜひぜひ、一読を♪