テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

運命の、一線!

2018-12-07 22:16:21 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ♪るるゥ~♪ことしもォきましたァでス~♪」
「がるる!♪がる~♪ぐるがるる~♪」(←訳:虎です!♪るる~♪あの季節が~♪)

 こんにちは、ネーさです。
 最近増えているのは、バレンタイン関連のメール……
 年明けを待たず、
 新作ショコラの情報が続々到着しています♫
 2019年の傾向と進化を綿密に分析しながら、
 さあ、本日の読書タイムも、
 ページごとに分析&溜め息しちゃうこちらの御本を、どうぞ~!
 
  



      ―― わけあって 絶滅しました。 ――



 監修は今泉忠明(いまいずみ・ただあき)さん、
 著者は丸山貴史(まるやま・たかし)さん、
 絵はサトウマサノリさんとウエタケヨーコさん、
 2018年7月に発行されました。
 『世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑』と副題が付されています。

 読書界にセンセーションを巻き起こした
 『ざんねんないきもの事典』と同じく、
 今泉忠明さん監修による動物ノンフィクションジャンルは、
 やはりね、ショコラのように
 年々進化を遂げているようですよ。

「げんざいィのォ、とれんどォはァ~…」
「ぐる?!?」(←訳:絶滅?!?)

 私たち哺乳類がいま地球上を闊歩しているのは、
 他の生物たちの絶滅があったからこそ。

 御本の冒頭の『はじめに』では、
 
 《生き物が絶滅した理由》
 《地球の前で、生き物は無力》
 
 といった解説文とともに、

 《絶滅と進化は背中合わせなのです。》

 という一文があります。

「わずかなァ、ちがいィだけどォ~」
「がるぐるるがるるぐる!」(←訳:その違いで天地の差が!)

 この御本では、
 思いもよらぬ理由で絶滅してしまった生き物たちが
 紹介されているんですけど……

 えっ? そんなことで?
 ひとつの種やグループがすっぱり消えちゃうの?と
 啞然とさせられる事例があって……

 だってもう、

 《パンダに負けて》とか、
 《カタツムリの紛争で》とか、
 《プニプニすぎて》とか、
 《美しすぎて》とか、

 誤植じゃないのよね?と
 我が目を疑ってしまう“絶滅のワケ”がずら~り……。

「うつくしィからッ、ぜつめつゥ??」
「ぐるるるるがる??」(←訳:プニプニで絶滅??)

 ドードー、ニホンオオカミ、
 オパビニア、アノマロカリス……

 滅びてしまった生き物たちは数え切れないほど。

 でもしかし!

 不思議なことに、
 
 《絶滅しそうで、してない》

 そんな生き物たちも
 御本の後半で取り上げられています。

 カモノハシや、ライチョウ。
 オウムガイに、オポッサム。
 あのクニマスも。

 絶滅の魔の手から、
 彼ら/彼女らが逃れ得た理由とは?

「うんめいィ、なのかッ??」
「がるぐるる??」(←訳:必然なのか??)

 生存と絶滅を分ける一線を、
 軽快に喝破するノンフィクション作品は、
 ジュニア向けの御本ではありますが、
 オトナな活字マニアさんにもおすすめです。

 書店さんで、図書館で、
 ぜひ、探してみてくださいね♪


 
 
 
 追記:今週もTwitter更新いたしました。
 おヒマなときにでも、

  こちら

 を覗いてみてくださいな♫
 

 
 
コメント
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