「こんにちわッ、テディちゃでス!
おめでたいィ~しゅくじつゥはァ~♪」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!読書も朗らかに!)
こんにちは、ネーさです。
はい、祝日の読書タイムは、
明るく!楽しく!元気よく!行きたいものですね♪
という次第で、本日は、こちらの御本を、
さあ、どうぞ~!
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―― 猛犬、江戸に跳ぶ ――
著者は経塚丸雄(きょうづか・まるお)さん、2018年6月に発行されました。
『わんわん武士道』と副題が付されています。
はぁ? わんわん武士道って何のこと?
と、御本の題名と副題に目をパチクリさせてしまう方々も
少ないないやもしれませんが……
ずばり、申しましょう。
この御本のテーマは、
《貴方はバスカヴィル家の犬とオトモダチになれますか?》
なんです。
「……ふァ??」
「ぐるるるがるるるるるぅ!」(←訳:ますます分かんないよぅ!)
名探偵ホームズさんのファンならずとも、
活字マニア諸氏は御存知のはず。
『バスカヴィル家の犬』に登場する、
伝説の魔犬――
凶暴かつ巨大な魔犬は、
代々のバスカヴィル家当主の生命を奪い、
或いは寿命を縮め、
沼地に響き渡る不気味な咆哮は、
近隣に住まう人々をも震え上がらせてきました。
そんな魔犬が、もしも……
江戸城に現れたとしたら?
「ひいィ! おしろォはァ、ぱにッくゥでス!」
「がるるぐるるぅる~!」(←訳:みんな泣いちゃう~!)
お江戸で犬、といえば、
先ず連想するのは徳川五代将軍・綱吉公による
“生類憐みの令”ではありますが。
時代はもうちょっと下って、
十代将軍・家治(いえはる)公が世を統べ、
老中・田沼意次(たぬま・おきつぐ)さんが
権勢をふるいまくっている頃のこと。
旗本小普請(こぶしん)組の
小笠原官兵衛(おがさわら・かんべえ)さんは、
就職活動に励んでおりました。
「えッ? しゅうゥかつゥ??」
「ぐるるがるる?」(←訳:お旗本なのに?)
小普請組は、いわば閑職。
贅沢をしなければ
遊んでいても食べてゆける――とはいえ。
お役に就きたい。
かつて父が就いていた将軍側近職のような、
特別なお役に!
と願う官兵衛さんが、
紆余曲折の末、辿り着いた役職は。
「いぬゥ、でスかァ~…」
「がるるぐるる~…」(←訳:ワンコなんだ~…)
阿蘭陀(オランダ)のカピタンが
将軍家に献上したマステフ犬、
その名も、仁王丸(におうまる)。
ええ、バズカヴィルの魔犬は
マスティフ犬の血が入っていたと申しますから、
仁王丸くんも、
魔犬の一歩手前、みたいなもんです。
「……まさかァ?」
「ぐるっる……!」(←訳:役職って……!)
《その吠え声は遠雷のごとく、
濠を越えて本丸御殿内部にまで達し、
ときに障子をかたかたと鳴らせる》
という仁王丸くんを、
飼い馴らすのが官兵衛さんの任務です。
成功すれば、万々歳。
でも、もし……失敗したら。
「ひいいィ!」
「がるるぅ!」(←訳:怖いよぅ!)
仁王丸くんと、官兵衛さんの未来は?
御城に平和は訪れるのか?
エンタ度満点な時代小説は
連休の読書タイムに、
冬休みの読書に、激おすすめです。
皆さま、ぜひ~♪
おめでたいィ~しゅくじつゥはァ~♪」
「がるる!ぐるるがるるる!」(←訳:虎です!読書も朗らかに!)
こんにちは、ネーさです。
はい、祝日の読書タイムは、
明るく!楽しく!元気よく!行きたいものですね♪
という次第で、本日は、こちらの御本を、
さあ、どうぞ~!
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―― 猛犬、江戸に跳ぶ ――
著者は経塚丸雄(きょうづか・まるお)さん、2018年6月に発行されました。
『わんわん武士道』と副題が付されています。
はぁ? わんわん武士道って何のこと?
と、御本の題名と副題に目をパチクリさせてしまう方々も
少ないないやもしれませんが……
ずばり、申しましょう。
この御本のテーマは、
《貴方はバスカヴィル家の犬とオトモダチになれますか?》
なんです。
「……ふァ??」
「ぐるるるがるるるるるぅ!」(←訳:ますます分かんないよぅ!)
名探偵ホームズさんのファンならずとも、
活字マニア諸氏は御存知のはず。
『バスカヴィル家の犬』に登場する、
伝説の魔犬――
凶暴かつ巨大な魔犬は、
代々のバスカヴィル家当主の生命を奪い、
或いは寿命を縮め、
沼地に響き渡る不気味な咆哮は、
近隣に住まう人々をも震え上がらせてきました。
そんな魔犬が、もしも……
江戸城に現れたとしたら?
「ひいィ! おしろォはァ、ぱにッくゥでス!」
「がるるぐるるぅる~!」(←訳:みんな泣いちゃう~!)
お江戸で犬、といえば、
先ず連想するのは徳川五代将軍・綱吉公による
“生類憐みの令”ではありますが。
時代はもうちょっと下って、
十代将軍・家治(いえはる)公が世を統べ、
老中・田沼意次(たぬま・おきつぐ)さんが
権勢をふるいまくっている頃のこと。
旗本小普請(こぶしん)組の
小笠原官兵衛(おがさわら・かんべえ)さんは、
就職活動に励んでおりました。
「えッ? しゅうゥかつゥ??」
「ぐるるがるる?」(←訳:お旗本なのに?)
小普請組は、いわば閑職。
贅沢をしなければ
遊んでいても食べてゆける――とはいえ。
お役に就きたい。
かつて父が就いていた将軍側近職のような、
特別なお役に!
と願う官兵衛さんが、
紆余曲折の末、辿り着いた役職は。
「いぬゥ、でスかァ~…」
「がるるぐるる~…」(←訳:ワンコなんだ~…)
阿蘭陀(オランダ)のカピタンが
将軍家に献上したマステフ犬、
その名も、仁王丸(におうまる)。
ええ、バズカヴィルの魔犬は
マスティフ犬の血が入っていたと申しますから、
仁王丸くんも、
魔犬の一歩手前、みたいなもんです。
「……まさかァ?」
「ぐるっる……!」(←訳:役職って……!)
《その吠え声は遠雷のごとく、
濠を越えて本丸御殿内部にまで達し、
ときに障子をかたかたと鳴らせる》
という仁王丸くんを、
飼い馴らすのが官兵衛さんの任務です。
成功すれば、万々歳。
でも、もし……失敗したら。
「ひいいィ!」
「がるるぅ!」(←訳:怖いよぅ!)
仁王丸くんと、官兵衛さんの未来は?
御城に平和は訪れるのか?
エンタ度満点な時代小説は
連休の読書タイムに、
冬休みの読書に、激おすすめです。
皆さま、ぜひ~♪