「こんにちわッ、テディちゃでス!
……うんッ? くんくんッ、このォかおりィはッ?」
「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!お餅の香り~!)
こんにちは、ネーさです。
街角でふわりと漂ってきたのは、もち米を蒸す香り……?
もうお餅作りの仕度が始まっているのかなぁ?と
夕空を見上げながら、
さあ、私たちは読書タイムの準備完了です。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
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―― ムンクの世界 ――
監修は田中正之(たなか・まさゆき)さん、2018年9月に発行されました。
『魂を叫ぶひと』と副題が付されています。
前々回、前回に続き、アートジャンル本の登場となりましたが、
今秋冬の書店さんでは、
エラいことになっちゃってますね。
「ふぇるめーるゥさんとォ~」
「ぐるるぅがるっ!」(←訳:むんくゥさんっ!」
「たいけつッ!」
「がる!」(←訳:決闘!)
ええ、本屋さんの平台は、
勝負だ!
と形容したくなるほど、
二人の巨匠さんの画集や、美術雑誌の特集号、
おまけ付きのMOOK本、新書などなど、
関連の書籍群に占拠されています。
パッと見たところでは、
フェルメールさん優勢……?
いや、ムンクさんも負けてませんよね?
「むむゥ! どッちもォ、がんばれェ~!」
「ぐっるるがるるる!」(←訳:どっちもすごいよ!)
ヨハネス・フェルメールさんが生まれたのは、
1632年、オランダの都市デルフト。
エドヴァルド・ムンクさんが生まれたのは、
1863年、ノルウエーのヘドマルク県。
オランダとノルウェー――
どちらもヨーロッパの北部に数えられる国ですが、
二人の画家さんには決定的な相違点があります。
フェルメールさんの生涯が
おぼろにしか判っていないのに対し、
ムンクさんの方は
細部まで分かっているし、
証言や資料も残っているし、
ご本人が自撮りした写真まで現存しているんですから、
目鼻立ちから服の趣味まで
隠しようがありません。
そして、この御本の主題もまた、
ムンクさんの生涯に重きが置かれています。
「びょうきィとのォ、たたかいィ!」
「がるるるぐる!」(←訳:別れとの闘い!)
ムンクさんの作品すべてから
こぼれ出、にじみ出るのは
病の記憶であり、死の気配です。
失った家族に、
さらには自分の中に、
常に“あちら”を意識するムンクさんが、
画家になろううと決意し、
批判を受けながらも
留学のための奨学金を得て
パリへと旅立ち、
ドイツに赴き、
やがて故国へ帰還する――
その過程と、
試行錯誤を重ねながら生み出された作品たちの数々。
「みどころはァ~…」
「ぐる!」(←訳:版画!)
有名な『叫び』、
油彩やテンペラの他に
ムンクさんは版画制作にもチカラを入れています。
この御本では
ムンクさんの版画について詳しく言及されていて、
もっともっとムンクさんの版画を知りたい!
版画展も開催して欲しい!
と思わされましたよ。
「うえののォ、」てんらんかいィはァ~」
「がるぐるるがる!」(←訳:1月20日まで!)
『叫び』以外の、ムンクさんのこころの声を、
アート好きな活字マニアさんは、
ぜひ、一読してみてくださいね。
おすすめです!!
……うんッ? くんくんッ、このォかおりィはッ?」
「がるる!ぐるるがる~!」(←訳:虎です!お餅の香り~!)
こんにちは、ネーさです。
街角でふわりと漂ってきたのは、もち米を蒸す香り……?
もうお餅作りの仕度が始まっているのかなぁ?と
夕空を見上げながら、
さあ、私たちは読書タイムの準備完了です。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― ムンクの世界 ――
監修は田中正之(たなか・まさゆき)さん、2018年9月に発行されました。
『魂を叫ぶひと』と副題が付されています。
前々回、前回に続き、アートジャンル本の登場となりましたが、
今秋冬の書店さんでは、
エラいことになっちゃってますね。
「ふぇるめーるゥさんとォ~」
「ぐるるぅがるっ!」(←訳:むんくゥさんっ!」
「たいけつッ!」
「がる!」(←訳:決闘!)
ええ、本屋さんの平台は、
勝負だ!
と形容したくなるほど、
二人の巨匠さんの画集や、美術雑誌の特集号、
おまけ付きのMOOK本、新書などなど、
関連の書籍群に占拠されています。
パッと見たところでは、
フェルメールさん優勢……?
いや、ムンクさんも負けてませんよね?
「むむゥ! どッちもォ、がんばれェ~!」
「ぐっるるがるるる!」(←訳:どっちもすごいよ!)
ヨハネス・フェルメールさんが生まれたのは、
1632年、オランダの都市デルフト。
エドヴァルド・ムンクさんが生まれたのは、
1863年、ノルウエーのヘドマルク県。
オランダとノルウェー――
どちらもヨーロッパの北部に数えられる国ですが、
二人の画家さんには決定的な相違点があります。
フェルメールさんの生涯が
おぼろにしか判っていないのに対し、
ムンクさんの方は
細部まで分かっているし、
証言や資料も残っているし、
ご本人が自撮りした写真まで現存しているんですから、
目鼻立ちから服の趣味まで
隠しようがありません。
そして、この御本の主題もまた、
ムンクさんの生涯に重きが置かれています。
「びょうきィとのォ、たたかいィ!」
「がるるるぐる!」(←訳:別れとの闘い!)
ムンクさんの作品すべてから
こぼれ出、にじみ出るのは
病の記憶であり、死の気配です。
失った家族に、
さらには自分の中に、
常に“あちら”を意識するムンクさんが、
画家になろううと決意し、
批判を受けながらも
留学のための奨学金を得て
パリへと旅立ち、
ドイツに赴き、
やがて故国へ帰還する――
その過程と、
試行錯誤を重ねながら生み出された作品たちの数々。
「みどころはァ~…」
「ぐる!」(←訳:版画!)
有名な『叫び』、
油彩やテンペラの他に
ムンクさんは版画制作にもチカラを入れています。
この御本では
ムンクさんの版画について詳しく言及されていて、
もっともっとムンクさんの版画を知りたい!
版画展も開催して欲しい!
と思わされましたよ。
「うえののォ、」てんらんかいィはァ~」
「がるぐるるがる!」(←訳:1月20日まで!)
『叫び』以外の、ムンクさんのこころの声を、
アート好きな活字マニアさんは、
ぜひ、一読してみてくださいね。
おすすめです!!