「こんにちわッ、テディちゃでス!
わほッ♪ はやくもォ~はつばいちゅゥ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!行列もあり!)
こんにちは、ネーさです。
駅ビルのイベントスペースには
ケーキを販売するブースが並んでいますね。
流れるクリスマスソングを聴きながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― 犬神家の戸籍 ――
著者は遠藤政敬(えんどう・まさたか)さん、
2021年10月に発行されました。
『《血》と《家》の近代日本』
と副題が付されています。
「むむむッ! きんだいちィさんッ!」
「ぐるーるるるがる!」(←訳:シリーズ中の名作!)
今秋、BSプレミアムのドラマ
『獄門島』を見たことがきっかけとなり、
横溝正史さんの作品再読に
ハマる羽目になった私ネーさですが、
まさに、グッドタイミング!
『犬神家の一族』の歴史背景を
主題とするこの御本が刊行されるとは!
「いぬがみィいちぞくのォ、ひみつゥ!」
「がっるぅるぐるる!」(←訳:探っちゃうのです!)
犬神佐兵衛さんが
信州の地に築いた犬神財閥。
横溝さんが描く物語は、
佐兵衛さんが遺した巨額の財産を、
いえ、財産の受益者をめぐる
複雑な事件です。
そう、複雑。
何がどう複雑かというと、
佐兵衛さんの《家》の、
家系図というか相関図というか、
人間関係が
エラいこっちゃ!
になっていて。
「おおぜいィ~だしィ!」
「ぐるるるるるる!」(←訳:入り組んでるし!)
系図を見ながら読まないと
ストーリーについて行けない、
といっても過言ではないカオスなミステリの
中心にいるのは。
謎の人物・佐兵衛翁。
「しょうたいィ、ふめいィ!」
「がるるぐる!」(←訳:来歴も不明!)
佐兵衛さんは実質的に
“捨て子“であったと
著者・遠藤さんは推定します。
どの家にも属さない、
《戸籍》を持たぬ存在として
登場した佐兵衛さんが、
成長し、
富豪となって、
《家族》を形成してゆく――
それは、
美しい物語になる可能性も
充分にあったはずなのに、
なぜ、
惨劇へと変わってしまったのか。
「かなしいィのでスゥ~…」
「ぐるる~…」(←訳:切ない~…)
近現代の日本社会を
静かに支配する
《戸籍》。
佐兵衛翁は、ひそかに、
《戸籍》というIDシステムへの反抗を、
いえ、反逆を企んでいたのでしょうか。
「しょうたいィ~だけでなくゥ!」
「がるるぐる?」(←訳:真意も不明?)
《戸籍》に視点を据えて、
眺め直してみる
『犬神家の一族』。
佐兵衛翁の物語に留まらず、
犬神家の本拠となった
信州地域の特産や
明治の生糸産業についての記述もあり、
ノンフィクション好きな活字マニアさんにも
おすすめですよ。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♫
わほッ♪ はやくもォ~はつばいちゅゥ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!行列もあり!)
こんにちは、ネーさです。
駅ビルのイベントスペースには
ケーキを販売するブースが並んでいますね。
流れるクリスマスソングを聴きながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪

―― 犬神家の戸籍 ――
著者は遠藤政敬(えんどう・まさたか)さん、
2021年10月に発行されました。
『《血》と《家》の近代日本』
と副題が付されています。
「むむむッ! きんだいちィさんッ!」
「ぐるーるるるがる!」(←訳:シリーズ中の名作!)
今秋、BSプレミアムのドラマ
『獄門島』を見たことがきっかけとなり、
横溝正史さんの作品再読に
ハマる羽目になった私ネーさですが、
まさに、グッドタイミング!
『犬神家の一族』の歴史背景を
主題とするこの御本が刊行されるとは!
「いぬがみィいちぞくのォ、ひみつゥ!」
「がっるぅるぐるる!」(←訳:探っちゃうのです!)
犬神佐兵衛さんが
信州の地に築いた犬神財閥。
横溝さんが描く物語は、
佐兵衛さんが遺した巨額の財産を、
いえ、財産の受益者をめぐる
複雑な事件です。
そう、複雑。
何がどう複雑かというと、
佐兵衛さんの《家》の、
家系図というか相関図というか、
人間関係が
エラいこっちゃ!
になっていて。
「おおぜいィ~だしィ!」
「ぐるるるるるる!」(←訳:入り組んでるし!)
系図を見ながら読まないと
ストーリーについて行けない、
といっても過言ではないカオスなミステリの
中心にいるのは。
謎の人物・佐兵衛翁。
「しょうたいィ、ふめいィ!」
「がるるぐる!」(←訳:来歴も不明!)
佐兵衛さんは実質的に
“捨て子“であったと
著者・遠藤さんは推定します。
どの家にも属さない、
《戸籍》を持たぬ存在として
登場した佐兵衛さんが、
成長し、
富豪となって、
《家族》を形成してゆく――
それは、
美しい物語になる可能性も
充分にあったはずなのに、
なぜ、
惨劇へと変わってしまったのか。
「かなしいィのでスゥ~…」
「ぐるる~…」(←訳:切ない~…)
近現代の日本社会を
静かに支配する
《戸籍》。
佐兵衛翁は、ひそかに、
《戸籍》というIDシステムへの反抗を、
いえ、反逆を企んでいたのでしょうか。
「しょうたいィ~だけでなくゥ!」
「がるるぐる?」(←訳:真意も不明?)
《戸籍》に視点を据えて、
眺め直してみる
『犬神家の一族』。
佐兵衛翁の物語に留まらず、
犬神家の本拠となった
信州地域の特産や
明治の生糸産業についての記述もあり、
ノンフィクション好きな活字マニアさんにも
おすすめですよ。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♫