「こんにちわッ、テディちゃでス!
だうんじゃけッとォ、かいきんッ!」
「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!風邪予防~!)
こんにちは、ネーさです。
今日の関東圏がぐんと寒さが増しました。
ヤセ我慢はせず、
ダウンジャケットを着ての外出から戻った後は、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/74/bd49bf58036e53e71980b1d7f0d2a5f8.jpg)
―― 熱風団地 ――
著者は大沢在昌(おおさわ・ありまさ)さん、
2021年8月に発行されました。
『Asian Housing Complex』
と英語題名が付されています。
「うむうむッ! これはァ、きッとォ~…」
「ぐるがーるるるるる!」(←訳:熱々ハードボイルド!)
ハードボイルドの名手、大沢在昌さん。
そして、
『熱風団地』というアツい題名と、
息苦しささえ感じさせる表紙のデザイン。
ならば主人公は、
レイモンド・チャンドラーさんや
ダシール・ハメットさん的な
ハードボイルドな探偵さんよね!
と、勝手に期待しながら
本文へと進んでゆきますと……
あら?
「おやッ?」
「がるるっ?」(←訳:おややっ?)
人見知りで、アガリ症。
初対面の人と話をするのは、
と~っても苦手で。
武道や格闘術などとは
まったく無縁の、
旅行ガイド――
それが、佐抜克郎(さぬき・かつろう)さん。
「あはァ! そこでスねッ!」
「ぐるるっるがるぐるる!」(←訳:ガイドっていうところ!)
はい、御明察♫
佐抜さんは、
通訳を兼ねる旅行ガイドさんです。
それも、英語、フランス語といった
言語ではなくて、
中国語、ビルマ語など
アジア系言語を得意とする
ガイドさん、なのです。
今日も、
中国雲南省からの団体客さんを
成田空港で見送って、
さて、東京に戻ろうかと
しているところで。
「むむッ?」
「がるるる!」(←訳:怪しの影!)
佐抜さんに声を掛けてきたのは、
外務省関連団体のNPO法人の者、
と名乗る男性ふたり組でした。
彼らは、
佐抜さんに”お仕事“を依頼します。
或る人物を探して欲しい――
「がいどさんッ、でスよゥ?」
「ぐるるるるがるる?」(←訳:探偵さんに頼めば?)
ガイドさんだから、なのです。
探偵さんではなく、
ガイドである佐抜さんに頼むのは、
佐抜さんの語学力を
見込んでのこと。
最近はスマホに通訳の仕事を奪われ、
懐具合が寂しくなっていた佐抜さんは、
考えた末、
この奇妙な”お仕事“を
請け負ってはみたものの……
「あァ~やぱりィ!」
「がるるぐるがーる!」(←訳:怪しの影がドーン!)
読み手の私たちが
つい応援したくなってしまう、
こころ優しい佐抜さん。
また、
佐抜さんをアシストする
魅力的な脇役さんたちも、
活き活きと物語を動かしてゆきます。
はたして、
”お仕事“の成就は?
「ゆだんッしないでェ!」
「ぐるがるる!」(←訳:壁に耳あり!)
現在の日本と
未来の日本のカタチを覗き見るような
エンターテインメント作品は、
ミステリ好きな活字マニアさんに、
旅行好きな方々にも
おすすめですよ。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♫
だうんじゃけッとォ、かいきんッ!」
「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!風邪予防~!)
こんにちは、ネーさです。
今日の関東圏がぐんと寒さが増しました。
ヤセ我慢はせず、
ダウンジャケットを着ての外出から戻った後は、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/74/bd49bf58036e53e71980b1d7f0d2a5f8.jpg)
―― 熱風団地 ――
著者は大沢在昌(おおさわ・ありまさ)さん、
2021年8月に発行されました。
『Asian Housing Complex』
と英語題名が付されています。
「うむうむッ! これはァ、きッとォ~…」
「ぐるがーるるるるる!」(←訳:熱々ハードボイルド!)
ハードボイルドの名手、大沢在昌さん。
そして、
『熱風団地』というアツい題名と、
息苦しささえ感じさせる表紙のデザイン。
ならば主人公は、
レイモンド・チャンドラーさんや
ダシール・ハメットさん的な
ハードボイルドな探偵さんよね!
と、勝手に期待しながら
本文へと進んでゆきますと……
あら?
「おやッ?」
「がるるっ?」(←訳:おややっ?)
人見知りで、アガリ症。
初対面の人と話をするのは、
と~っても苦手で。
武道や格闘術などとは
まったく無縁の、
旅行ガイド――
それが、佐抜克郎(さぬき・かつろう)さん。
「あはァ! そこでスねッ!」
「ぐるるっるがるぐるる!」(←訳:ガイドっていうところ!)
はい、御明察♫
佐抜さんは、
通訳を兼ねる旅行ガイドさんです。
それも、英語、フランス語といった
言語ではなくて、
中国語、ビルマ語など
アジア系言語を得意とする
ガイドさん、なのです。
今日も、
中国雲南省からの団体客さんを
成田空港で見送って、
さて、東京に戻ろうかと
しているところで。
「むむッ?」
「がるるる!」(←訳:怪しの影!)
佐抜さんに声を掛けてきたのは、
外務省関連団体のNPO法人の者、
と名乗る男性ふたり組でした。
彼らは、
佐抜さんに”お仕事“を依頼します。
或る人物を探して欲しい――
「がいどさんッ、でスよゥ?」
「ぐるるるるがるる?」(←訳:探偵さんに頼めば?)
ガイドさんだから、なのです。
探偵さんではなく、
ガイドである佐抜さんに頼むのは、
佐抜さんの語学力を
見込んでのこと。
最近はスマホに通訳の仕事を奪われ、
懐具合が寂しくなっていた佐抜さんは、
考えた末、
この奇妙な”お仕事“を
請け負ってはみたものの……
「あァ~やぱりィ!」
「がるるぐるがーる!」(←訳:怪しの影がドーン!)
読み手の私たちが
つい応援したくなってしまう、
こころ優しい佐抜さん。
また、
佐抜さんをアシストする
魅力的な脇役さんたちも、
活き活きと物語を動かしてゆきます。
はたして、
”お仕事“の成就は?
「ゆだんッしないでェ!」
「ぐるがるる!」(←訳:壁に耳あり!)
現在の日本と
未来の日本のカタチを覗き見るような
エンターテインメント作品は、
ミステリ好きな活字マニアさんに、
旅行好きな方々にも
おすすめですよ。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♫