「こんにちわッ、テディちゃでス!
ふゆのォ、ふうぶつしィ~でスゥ!」
「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!良い香り~!)
こんにちは、ネーさです。
スーパーマーケットの果物売場には、
大きなユズの実がごろんころん♪
冬らしい眺めだわぁ~とほっこりしながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
―― エミール・ガレ 自然の蒐集 ――
編者はポーラ美術館学芸部の皆さん、
2018年3月17日から7月16日にかけて
ポーラ美術館で開催された
『エミール・ガレ - 自然の蒐集』展の公式図録には、
『Emile Gallé : Collecting Nature』と
英語題名が付されています。
「がらすのォ、まじゅつしィ!」
「ぐるる!」(←訳:光の花!)
エミール・ガレさん(1846~1904)。
19世紀後半から20世紀初頭、
花や樹木をモチーフとした
ガラス工芸品が評判を呼び、
現在でも大人気の
アーティストさん、ですね。
「ゆりのォはなッ♪」
「がるぐるる!」(←訳:菊にアザミ!)
ガレさんが得意としたのは
日本美術の影響を受けた
エレガントな図像……だけではありません。
この御本の中でのガレさんは、
フランス版カマキリ先生!
と呼びたくなるくらいの
”昆虫博士”ぶりを発揮しています。
「くまぜみィ!」
「ぐるるるるがるるる!」(←訳:カマキリやカミキリ!)
「みつばちッ!」
「がるるるるっ!」(←訳:カブトムシッ!)
そうなんです、
本文104ページには
『ギアナの森』と題された
水差の写真図版が掲載されていて、
その水差の、
いちばん目立つ場所には。
ヘラクレスオオカブトムシが、
どーん!と。
「ふァ~…」
「ぐるぅ!」(←訳:迫力ぅ!)
いやービックリしました。
トンボや蜂、巻貝、蟹だったら、
そう驚かないんですけれどね、
繊細なガラス工芸品の主役が
カブトムシくんですよ。
ぶっ飛んだ意匠だわあ、
ガレさんって
本当にカマキリ先生だったのかしら?
と思ったりしちゃいますが、
実は、ワケがあるんです。
19世紀後半……
それは、
《進化論》の時代。
日本美術愛好家であるガレさんは、また、
自然史学者の顔も持っていて、
当時の社会を揺るがした
ダーウィンさんの学説に
注目していたのです。
「せいめいのォふしぎィ!」
「がるるるぐるるがるる!」(←訳:生き物の姿形の不思議!)
生命の不思議を、
ガラス工芸で表現する――
花や樹木の可愛らしさだけではない、
奇異とも言える
《生きものの美》
にも挑んだガレさんの姿勢を
鮮明に浮き上がらせるこの御本は、
現在、一般書店さんでの
取り扱いはありませんので、
アート系の古書店さんや
図書館で探してみてくださいね。
解説や年譜、
コラムも充実しています。
ガレさんのファンの方々は、
ぜひ、一読を~♪
ふゆのォ、ふうぶつしィ~でスゥ!」
「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!良い香り~!)
こんにちは、ネーさです。
スーパーマーケットの果物売場には、
大きなユズの実がごろんころん♪
冬らしい眺めだわぁ~とほっこりしながら、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~!
―― エミール・ガレ 自然の蒐集 ――
編者はポーラ美術館学芸部の皆さん、
2018年3月17日から7月16日にかけて
ポーラ美術館で開催された
『エミール・ガレ - 自然の蒐集』展の公式図録には、
『Emile Gallé : Collecting Nature』と
英語題名が付されています。
「がらすのォ、まじゅつしィ!」
「ぐるる!」(←訳:光の花!)
エミール・ガレさん(1846~1904)。
19世紀後半から20世紀初頭、
花や樹木をモチーフとした
ガラス工芸品が評判を呼び、
現在でも大人気の
アーティストさん、ですね。
「ゆりのォはなッ♪」
「がるぐるる!」(←訳:菊にアザミ!)
ガレさんが得意としたのは
日本美術の影響を受けた
エレガントな図像……だけではありません。
この御本の中でのガレさんは、
フランス版カマキリ先生!
と呼びたくなるくらいの
”昆虫博士”ぶりを発揮しています。
「くまぜみィ!」
「ぐるるるるがるるる!」(←訳:カマキリやカミキリ!)
「みつばちッ!」
「がるるるるっ!」(←訳:カブトムシッ!)
そうなんです、
本文104ページには
『ギアナの森』と題された
水差の写真図版が掲載されていて、
その水差の、
いちばん目立つ場所には。
ヘラクレスオオカブトムシが、
どーん!と。
「ふァ~…」
「ぐるぅ!」(←訳:迫力ぅ!)
いやービックリしました。
トンボや蜂、巻貝、蟹だったら、
そう驚かないんですけれどね、
繊細なガラス工芸品の主役が
カブトムシくんですよ。
ぶっ飛んだ意匠だわあ、
ガレさんって
本当にカマキリ先生だったのかしら?
と思ったりしちゃいますが、
実は、ワケがあるんです。
19世紀後半……
それは、
《進化論》の時代。
日本美術愛好家であるガレさんは、また、
自然史学者の顔も持っていて、
当時の社会を揺るがした
ダーウィンさんの学説に
注目していたのです。
「せいめいのォふしぎィ!」
「がるるるぐるるがるる!」(←訳:生き物の姿形の不思議!)
生命の不思議を、
ガラス工芸で表現する――
花や樹木の可愛らしさだけではない、
奇異とも言える
《生きものの美》
にも挑んだガレさんの姿勢を
鮮明に浮き上がらせるこの御本は、
現在、一般書店さんでの
取り扱いはありませんので、
アート系の古書店さんや
図書館で探してみてくださいね。
解説や年譜、
コラムも充実しています。
ガレさんのファンの方々は、
ぜひ、一読を~♪