「こんにちわッ、テディちゃでス!
おおッ? しろいィ~かもッ?」
「がるる!ぐるる!」(←訳:虎です!白いね!)
こんにちは、ネーさです。
富士山の山肌が、
すっきり白へと変わってきました。
霊峰の冬姿を遠望しつつ、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/5c/6960357636b1c8e2224acdc7827b2f79.jpg)
―― 雪旅籠 ――
著者は戸田義長(とだ・よしなが)さん、
2020年7月に発行されました。
先日ご紹介しました『恋牡丹』に続く
《八丁堀の鷹 父子》シリーズの第2作です。
「ふァいッ! きたまちィさんッ、でスねッ」
「ぐるるるがるるぐる!」(←訳:お江戸の捜査員さん!)
江戸の町の治安を守る、
北町と南町の奉行所。
戸田惣佐衛門(とだ・そうざえもん)さんは、
『八丁堀の鷹』と呼ばれるほど
キレ味するどい町廻り同心さんです。
この御本には、
惣佐衛門さんと、
その後継たる
清之助(せいのすけ)さんが活躍する
短編8作品が収録されています、が……
ふっふっふ♫
何が愉しいといって、
表題作品『雪旅籠』の愉しさは、
また格別でございますよ♪♫
「……もしかしてェ~…?」
「がる??」(←訳:雪が??)
はい、そうです!
雪!
建物を取り巻く、
真っ白な雪……
足跡ひとつない、白い雪……
そう、外から侵入した者の痕跡は
どこにもない……
なのに、
建物の内部では
不可解な事件が……!
「おおッ! それはァ!」
「ぐるがる~!」(←訳:横溝先生~!)
まさしく、
横溝正史さん著『本陣殺人事件』(1946)、
J・D・カー(ディクスン・カー)さんの
『テニス・コートの殺人』(1939)や
『白い僧院の殺人』(1934)
を彷彿とさせるのは、
《足跡のない事件》のジャンルに属する
とびっきりの意欲作!
「わくわくわくッ!」
「がるるるるるるる~!」(←訳:どうなるんだろう~!)
古今東西、
数多の作家さんたちが挑んできた
《足跡のない》難事件の、
お江戸版とは。
はからずも
事件に巻き込まれてしまったのは、
惣佐衛門さんの後を継ぎ、
同心のお役目に就いた
清之介さんでした。
雪が降る中、
とある旅籠の、
離れの一室に投宿した清之介さん。
ぐっすり眠って、
あぁ~よく寝たぁ~と
目覚めた翌朝。
「とどろくゥ~ひめいィ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:大騒ぎだよう!)
清之介さんと同じ
離れの棟に泊っていた人物の身に
起きた異変……!
雪の上に足跡がなく、
自分以外に
投宿者がいない、となれば。
「うううむゥ! ここはァ、やぱりィ!」
「がるぐるるるぅ!」(←訳:証明しなくちゃ!)
我が身の潔白を証明しようと、
清之介さんが取った手立ては?
雪乃密室をめぐる謎が
ピカリと光る『雪旅籠』、
また、
桜田門外の変をテーマにした
『逃げ水』も、
ミステリ好きさん&時代小説好きな方々に
おすすめの快作です。
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/f7/182da5d576d8bf00f2e48d6c1db3988a.jpg)
↑2作品を並べてみました。
西山竜平さんによる
カバーイラストの美しさに拍手です♫
おおッ? しろいィ~かもッ?」
「がるる!ぐるる!」(←訳:虎です!白いね!)
こんにちは、ネーさです。
富士山の山肌が、
すっきり白へと変わってきました。
霊峰の冬姿を遠望しつつ、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/5c/6960357636b1c8e2224acdc7827b2f79.jpg)
―― 雪旅籠 ――
著者は戸田義長(とだ・よしなが)さん、
2020年7月に発行されました。
先日ご紹介しました『恋牡丹』に続く
《八丁堀の鷹 父子》シリーズの第2作です。
「ふァいッ! きたまちィさんッ、でスねッ」
「ぐるるるがるるぐる!」(←訳:お江戸の捜査員さん!)
江戸の町の治安を守る、
北町と南町の奉行所。
戸田惣佐衛門(とだ・そうざえもん)さんは、
『八丁堀の鷹』と呼ばれるほど
キレ味するどい町廻り同心さんです。
この御本には、
惣佐衛門さんと、
その後継たる
清之助(せいのすけ)さんが活躍する
短編8作品が収録されています、が……
ふっふっふ♫
何が愉しいといって、
表題作品『雪旅籠』の愉しさは、
また格別でございますよ♪♫
「……もしかしてェ~…?」
「がる??」(←訳:雪が??)
はい、そうです!
雪!
建物を取り巻く、
真っ白な雪……
足跡ひとつない、白い雪……
そう、外から侵入した者の痕跡は
どこにもない……
なのに、
建物の内部では
不可解な事件が……!
「おおッ! それはァ!」
「ぐるがる~!」(←訳:横溝先生~!)
まさしく、
横溝正史さん著『本陣殺人事件』(1946)、
J・D・カー(ディクスン・カー)さんの
『テニス・コートの殺人』(1939)や
『白い僧院の殺人』(1934)
を彷彿とさせるのは、
《足跡のない事件》のジャンルに属する
とびっきりの意欲作!
「わくわくわくッ!」
「がるるるるるるる~!」(←訳:どうなるんだろう~!)
古今東西、
数多の作家さんたちが挑んできた
《足跡のない》難事件の、
お江戸版とは。
はからずも
事件に巻き込まれてしまったのは、
惣佐衛門さんの後を継ぎ、
同心のお役目に就いた
清之介さんでした。
雪が降る中、
とある旅籠の、
離れの一室に投宿した清之介さん。
ぐっすり眠って、
あぁ~よく寝たぁ~と
目覚めた翌朝。
「とどろくゥ~ひめいィ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:大騒ぎだよう!)
清之介さんと同じ
離れの棟に泊っていた人物の身に
起きた異変……!
雪の上に足跡がなく、
自分以外に
投宿者がいない、となれば。
「うううむゥ! ここはァ、やぱりィ!」
「がるぐるるるぅ!」(←訳:証明しなくちゃ!)
我が身の潔白を証明しようと、
清之介さんが取った手立ては?
雪乃密室をめぐる謎が
ピカリと光る『雪旅籠』、
また、
桜田門外の変をテーマにした
『逃げ水』も、
ミステリ好きさん&時代小説好きな方々に
おすすめの快作です。
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/f7/182da5d576d8bf00f2e48d6c1db3988a.jpg)
↑2作品を並べてみました。
西山竜平さんによる
カバーイラストの美しさに拍手です♫