「こんにちわッ、テディちゃでス!
うううゥ! ちゃむいィッ!」
「がるる!ぐるるるる!」(←訳:虎です!凍えてます!)
こんにちは、ネーさです。
12月の寒波に打ちのめされて、
手足はブルブル、
歯はガチガチ……
そんな日の読書タイムは、
さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/6d/9637e3fa48a5d46cd5ee5b529d1dfe30.jpg)
―― 時間の王 ――
著者は宝樹(パオシュー)さん、
2021年9月に発行されました。
ええ、そうです、SF!
家から一歩も出ずに、
この寒さから逃れて
何処か遠くへ行ってみたい……と思ったら、
SF!ですよ~♫
「じかんのォ、かなたへェ~」
「ぐるぅーる!」(←訳:バビューン!)
巻末の解説によれば、
『宝樹』とは、
名字と名前に分割せず、
これでひとまとまりのペンネーム、
なのだとか。
宝樹さんが一躍有名作家の仲間入りをしたのは、
或る世界的なベストセラー作品が
きっかけでした。
劉慈欣さん著
『三体』。
宝樹さんが手掛けた
『三体』の二次創作作品が
出版社の目にとまり、
さらに、
著者・劉慈欣さんからも公認されたのです。
「わほゥ! らッきィ~!」
「がるーるるぐる!」(←訳:ユニークな経歴!)
宝樹さんの日本初の短篇集となる
この御本には、
『穴居するものたち』
『三国献麺記』
『成都往事』
『最初のタイムトラベラー』
『九百九十九本のばら』
『時間の王』
『暗黒へ』
という7作品が収録されています。
その中で、
私ネーさのいちばんのおすすめは、
表題作品の
『時間の王』(2015年発表)!
「じかんのォ、おうさまッ!」
「ぐるるがるるぐる!」(←訳:驚異のチカラだよ!)
俺は時間の王だ――
俺は飛ぶ。通り抜ける。
自分の人生の
あらゆる時間に、
あらゆる瞬間に、
“戻る”ことが出来る。
パリの公園。
大学のバスケットコート。
上海の地下鉄。
どこへでも、
時間の壁をすり抜けて、
”戻る”ことが出来る。
でも。
俺の望み、
真に願うことは、ただひとつ。
十歳の頃、
病院で出会った少女。
彼女に会う。
彼女とともに生きる。
彼女とともに、ずっと。
でも。
「ううゥ! うまくゥゆかないィ~!」
「がるるるぐるる!」(←訳:時間の王なのに!)
時間を支配する王――俺。
けれど、王にも出来ぬことがある?
王の手でも、
届かぬ場所がある?
短編作品でありながら、
長編を読んでいるかのような
深遠な《時間の旅》は、
SF好きさんのみにとどまらず、
全活字マニアさんに激推ししたい傑作です。
他作品と併せて、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪
うううゥ! ちゃむいィッ!」
「がるる!ぐるるるる!」(←訳:虎です!凍えてます!)
こんにちは、ネーさです。
12月の寒波に打ちのめされて、
手足はブルブル、
歯はガチガチ……
そんな日の読書タイムは、
さあ、こちらの御本を、どうぞ~♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/6d/9637e3fa48a5d46cd5ee5b529d1dfe30.jpg)
―― 時間の王 ――
著者は宝樹(パオシュー)さん、
2021年9月に発行されました。
ええ、そうです、SF!
家から一歩も出ずに、
この寒さから逃れて
何処か遠くへ行ってみたい……と思ったら、
SF!ですよ~♫
「じかんのォ、かなたへェ~」
「ぐるぅーる!」(←訳:バビューン!)
巻末の解説によれば、
『宝樹』とは、
名字と名前に分割せず、
これでひとまとまりのペンネーム、
なのだとか。
宝樹さんが一躍有名作家の仲間入りをしたのは、
或る世界的なベストセラー作品が
きっかけでした。
劉慈欣さん著
『三体』。
宝樹さんが手掛けた
『三体』の二次創作作品が
出版社の目にとまり、
さらに、
著者・劉慈欣さんからも公認されたのです。
「わほゥ! らッきィ~!」
「がるーるるぐる!」(←訳:ユニークな経歴!)
宝樹さんの日本初の短篇集となる
この御本には、
『穴居するものたち』
『三国献麺記』
『成都往事』
『最初のタイムトラベラー』
『九百九十九本のばら』
『時間の王』
『暗黒へ』
という7作品が収録されています。
その中で、
私ネーさのいちばんのおすすめは、
表題作品の
『時間の王』(2015年発表)!
「じかんのォ、おうさまッ!」
「ぐるるがるるぐる!」(←訳:驚異のチカラだよ!)
俺は時間の王だ――
俺は飛ぶ。通り抜ける。
自分の人生の
あらゆる時間に、
あらゆる瞬間に、
“戻る”ことが出来る。
パリの公園。
大学のバスケットコート。
上海の地下鉄。
どこへでも、
時間の壁をすり抜けて、
”戻る”ことが出来る。
でも。
俺の望み、
真に願うことは、ただひとつ。
十歳の頃、
病院で出会った少女。
彼女に会う。
彼女とともに生きる。
彼女とともに、ずっと。
でも。
「ううゥ! うまくゥゆかないィ~!」
「がるるるぐるる!」(←訳:時間の王なのに!)
時間を支配する王――俺。
けれど、王にも出来ぬことがある?
王の手でも、
届かぬ場所がある?
短編作品でありながら、
長編を読んでいるかのような
深遠な《時間の旅》は、
SF好きさんのみにとどまらず、
全活字マニアさんに激推ししたい傑作です。
他作品と併せて、
ぜひ、一読してみてくださいね~♪