写真上:「滝沢川甌穴(おうけつ)群)」狭くて急流
・・・写真撮影日:今年/4/26 只見川を南下→「柳津(やないづ)」→「沼沢湖」→「滝沢川甌穴(おうけつ)群)」→「蒲生カタクリ公園」→宿泊:さかい温泉・・・
「JR只見線」といえば自然豊かな景観をバックに素朴なローカル電車が走り、鉄道カメラマンの憧れです。「桜・紅葉・渓谷・・」はもちろんですが、豪雪地域でもあり、雪景色や川霧、美しい橋梁もここならではの魅力なのです。
ところが平成23年7月「新潟・福島豪雨」では只見川の氾濫が起こり、沿岸一帯は大被害を受けました。JR只見線も4つの橋梁が通行不能となりました。現在は一部復旧したものの、全線135km「会津若松駅~小出駅(新潟県)」のうち、中間部分の「会津川口駅~只見駅」間約30kmが不通のままです。
莫大な復旧費が必要なこともありますが、乗客が見込めないこともネックになっているため、地元では「只見線応援団」を結成し、広く協力を呼び掛けています。(詳細はHPを) 一度使わなくなると復旧も次第に難しいのでしょうが、地域の宝なので良い方向に向かいますよう・・・。
「渓谷」とか「甌穴群」と聞くとどうしても見たくなりますが、「滝沢川おうけつ群」の特殊性には驚きです。とにかく他では見たことがないのは、「川幅は狭いのに怖いほどの急流の激しさ」「通常の地面から下方に俯瞰できる」ことです。
「甌穴」は川の流れで石が回って丸い穴を作ったものですが、滝沢川ではリアルタイムで「あそこで今作られているなあ!」と実感できます。なぜこんな細い川が急流なのかな? 案内看板には「横田地区・金沢八景」最後に書いているけど、あいよっこ的には(ほかを知らないのですが・・)一等賞!
・・・明日も続けて4/26撮影の写真を紹介します・・・
滝沢川は只見川の支流。急流を上から俯瞰するロケーションは貴重
上下:福満虚空蔵菩薩圓蔵寺(ふくまんこくうぞうぼさつえんぞうじ)
急峻な岸壁の上に建っている会津きっての名刹で、弘法大師が虚空蔵を
刻んだといわれる
撫でると開運の「撫牛像(なでうしぞう)」は赤べこの起源
街のシンボル「柳津橋」は 映画「ジヌよさらば」の冒頭に出てくる
天然記念物「ウグイの群落」は見えなかったけれど、動きがとてもすばやい
岸辺のこれはイワツバメの種類?