写真撮影日:2023/2/19~22 徳島県南部~勝山町~神山町~小松島市など
写真上:雨乞の滝 かつて日照り続きには、村人たちが鐘・太鼓に踊りを奉納して雨ごいを行った。遊歩道の最後、雌滝に出会うと感激するよ!落差45m、複雑な三段の流れが美しくて神秘的
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2023/3/31付け読売新聞に「脱炭素 ロシアに打撃」という記事がありました。田中伸男氏(元国際エネルギー機関事務局長)は「2021/5、IEA(国際エネルギー機関)が出した『Net Zero by 2050』報告書において、『…50年までにカーボン排出量を実質ゼロにするためには、…石油の需要は2019年頃がピークで、天然ガス需要も25年頃にピークが来る、と絵を描いた(※プランを立てた)』」と報告しました。
「これには産油国、石油企業が反発して大騒ぎになった。プーチン氏はこの騒ぎを聞き『…ロシアの石油・天然ガス収入が減る。そうなる前に収入を増やし、戦費を稼げるうちに侵攻しよう』と考えたのではないか。1つの仮説だ」と話しています。
さらに「…中東の産油国であるアラブ首長国連邦(UAE)やサウジアラビアも、脱炭素に関連した技術に投資している。危機への対応を巡って、ロシアは『最も準備ができていない国』だと言える」と指摘しました。
そういえばあれは2017/3のこと。サウジアラビアのサルマン国王が来日し、シルク製(?)の美しい艶々の衣装をまとって、専用のエスカレーター型タラップから降りてきた光景は衝撃的でしたね~。さらに飛行機40機、高級ホテル1200室、高級ハイヤーを用意する大軍団の豪華な外遊でした。
安倍元首相との会談では「脱石油依存からの国内改革に日本の投資が必要」などと報道されたので、「ふ~む、やっぱ不労所得を期待するのだなあ。それにしても巨額原油収入があっても、あんなに贅沢に使えばすぐ無くなるでしょうに…」と当時のブログでも書きました。(過去を探すのがおっくうなの~)
しかし息子ムハンマド皇太子が「女性の服装や運転を自由にした」ニュースは意外性があったし、その後2022/10に出した「国家工業戦略」では「脱石油改革のために、世界的なサプライチェーンの確保、ハイテク製品の輸出なども…」と経済多様性を図っています。
一方代替新エネルギーの多様化も進んでいます。2023/3/5NHKサイエンスゼロで「人類の未来を救え!ここまで来た核融合発電」がありました。「核融合発電」は現在の原子力発電とは違う、「太陽エネルギーのしくみを人工的に作りだすシステム」で、すでに1950年頃から研究されているらしいです。昨12月に米で「投入エネルギー<取り出しエネルギー」に成功し、未来が見通せるようになりました。各国が共同で研究開発に取り組む巨大プロジェクト「ITER(イーター・核融合実験炉)」の建設がフランスで進んでいます。
なんといっても「放射能は比較的低く、事故リスクが低い」「使用済み核燃料を地下に埋める期間は100年程度(現・原発は10万年!)」「水素が燃料でウランは不要」といったメリットは嬉しいです。
そのほかにも太陽光、風力(特に洋上風力)、さらに地熱発電といった再生可能エネルギーも進展し、水素⇒燃料電池、次世代グリーン液体燃料の「アンモニア⇒合成燃料」などなど。かつて「化石燃料が枯渇したら世界はどうなるのだろう?」と不安でいっぱいでしたが、希望が持てて良かった~!
今回、露軍のウクライナ侵攻によって、確かに世界中がかつてないエネルギー危機に陥りました。ところが「脱炭素政策」が加わったこともあり、反対に「世界中が化石燃料への依存を少なくし、新エネルギー開発が急進する現象」が起きています。
ロシアが真っ先に行った原子力発電所・電力発電所・輸送などエネルギーインフラを狙い、「政府・兵士・国民たちに嫌戦ムードを高め、諦めさせよう」という過去的戦術の狙いは外れ、皮肉なことに最初の「大きな想定外」となったはず。
化石燃料・鉱物資源は枯渇資源であり必ず未来には枯渇するのです。それにしてもなぜ、ロシアは「脱枯渇資源政策」や経済活性化に向けて動かない、動けないのでしょう?
*** 続く ***
対して「雄滝」は水量が少ない時期なのかやや寂しい。ネットには「…奥様を立てつつ控えめな趣の旦那さん」とも。
遊歩道わきに大小の滝が続く。「観音滝」の地質は薄い層が積み重なって興味深い。
「室戸阿南海岸国定公園」の海岸線は複雑で面白い海岸線が続く
神山町の里で満開の梅を撮っていると、偶然しらさぎがっ!
写真下:小雨の梅の里
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