写真:2022/1/4~6 鹿児島県甑島(こしきじま)
写真上:下甑島の南部「手打ち湾」すばらしいカーブと空と海の美しさ!
ウクライナ南部にあるザポリージャ原発の最新情報として、IAEA(国際原子力機関)は2022/9/4、「ウクライナ・ザポリージャ原発の外部電源との接続は、予備の送電線のみになった」と次のように伝えています。
常駐するIAEA視察団に対して、現地ウクライナ人技術者幹部は「ザポリージャ原発とウクライナの電源網をつなぐ送電線がまたしても遮断された。4本ある送電線のうち3本は戦闘によって損傷し、今回最後の1本も遮断された」と説明した。
これについてロシア政府が任命した現地行政当局は「今回の送電線遮断は、砲撃に伴う『技術的な問題』が原因だ」とし「現在は近くの火力発電所から予備電源を原発に送る予備送電線を必要に応じて使っている」と説明した。
その後9/6には「この『予備送電線』のほかに稼働している『非常用火力発電所』の燃料が不足すると緊急事態になる、と周辺住民に避難を呼び掛けている」と報じられています。
これ以前に同原発には砲撃が相次ぎ、建物の屋根に穴があいたり、送電線を損傷したり、職員にも被害が及んでいます。ところが両者はいまだに「相手の仕業」と言い合っていますよね。基本的にウクライナ側には同原発を破壊するメリットはどこを探してもないと考えますが、ロシア側がなぜウクライナ側の砲撃と言い張るのか、開き直るのか、とっても不思議。
確かにロシア軍にとってたとえ占領できたとしても、広範囲に及ぶ恐れのある「放射能汚染状態」は避けたいのが本音でしょう。しかし「原発を軍事基地にして、職員・住民を盾にして、ウクライナからの攻撃を避ける。原発の危険性を手中に納めて、ウクライナや世界中を脅し、『どうだ、うまいやり方だろう!』アピールをしたい」このメリットは大きいです。
日本人としては「送電線の遮断」と聞くとなぜだかフクシマ原発の「外部電源の遮断」を想起して心がザワザワしてしまいます。ロシア軍の原発占拠は特に日本人の恐怖を煽り、ざわつかせるため?まさかね~。ちょっと外れますが、こう見ると「ウクライナと日本の稀有な共通点」を改めて認識します。ロシアを間に東西の端に位置する、ロシアとなんらか領土問題が存在する、そしてレベル7の原発事故。不思議な関係性です。
さて以下かなり妄想入りですが、もうひとつの可能性を考えます。もし両者の言い分が正しいとすると、第三者の仕業ってこと?もしくはどちらかがコントロールできない力があるってこと?
最近の「ロシア軍は当初からウクライナの原発を軍事基地とする作戦があった」とする報道に賛同しますが、個人的にチョルノービリ原発での行動について、それにしては変だな、なぜなんだ?といまだ疑問点もあるのです。
*** 続く ***
写真上下:南端にある「釣掛崎(つりかけざき)灯台
写真下:鹿児島空港近くにある 新川渓谷
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