写真撮影日:2017/4/25
「北山崎断崖クルーズ」断崖絶壁が続きスケールでっかい!
スリルも満点
「北山崎海岸」は、約8kmに渡り200m級の断崖や尖った山々が連なり、また「矢越埼の通り穴」など、波による浸食でできた洞窟「海食洞」も多く、変化に富んでいます。
またこの地域の地層が特異なのは、白亜紀時代(7000万~1億3500万年前)の化石が多く含まれる古い地層が表出していることです。
地質学者としても有名だった宮沢賢治は、そこに関心を持ち観察・研究を行いました。作品「楢ノ木大学士の野宿」では、この白亜紀地層に恐竜化石の存在を予言しているのですが、なんと予言通り1978年岩泉町茂師で日本初の恐竜化石が発見され「モシリュウ」と命名されたのです!
ぜひ体験したかった「北山崎断崖クルーズ」に電話で問い合わせると、「3便(13時出発)は波風が強く中止の予定。だけど最終便15時発は未定なので、またTELしてください」とのことです。再びTELすると「出発します」。「わぁおラッキー!」です。
だけどその後待っていたのは・・・? 陸地では素人目にたいしたことない波風だったのに、そこはビッグ太平洋、少し沖に出ると大変なことに!!
最初は横波を受けて左右に揺れていたクルーズ船は、そのうちジェットコースターのように上がり降りして、縦波を乗り越えているよう。 時に波しぶきが舞い上がり、襲い掛かり、乗客のあいよっこと夫婦連れの3人はとってもスリル満点でした。太平洋を甘く見てはいけないよ!
終わって若い船長さんに「これってふつーですか?」と聞くと「違いますよっ~、大変でした」とのことで、「やっぱそうだよね。大変なのに船を出してくれたのね」と納得したのです。
しか~し写真撮影は揺れ動く船内、しかも昼下がりの太陽は逆光となり、素敵な断崖絶壁の写真はううむ、難しい、ダメかも・・・。お天気良くて海が穏やかな時は「ざっぱ船による青の洞窟探検ツアー」などもぜひ参加したいです。
クルーズ船からは海蝕洞がまじかに見える
にわかにガスが出てきて写真がぼんやりしてきた。
展望台から先端に行き、さらに海岸線まで降りる道が整備されていますが、
とても高いだけに下りるのは大変そう。
「机浜番屋群」も再建されました。海岸の景観はどうなのでしょう?
下:浄土ヶ浜周辺で見つけた「シロバナエンレイソウ」珍しいね~。
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