「全駒」(ぜんごま)とは、故意に相手玉を詰まさずに、相手の玉以外の駒を全て取ってしまうことです。
実際のプロの対局では起こり得ないのですが、極端に棋力差がある(初心者相手の)場合には「全駒」のような「いじわる」をすることもできます。
10/6に書きましたが、私めのヤフー将棋のレートは一応最高ランクの「赤」(レート2100超)です。 それが先週日曜日1/20の夜、何と「全駒」をくらいましたです!
レート2250位の「赤」の人に挑戦したのですが、対局前に「途中で投了せずに最後まで指すのが対局の条件だ」と言って来ましたので、否もなく了承しました。 負けになった頃に「投了するな」と念押しされ、そのままズルズルと指し続け、詰める気があるのか?と疑問に思ったりしてましたが、「全駒」を狙っているのでは? と気が付いた時にはもうどうしようもない状態でした。
相手は73勝1敗というすばらしい戦歴でしたので、恐らく奨励会の会員か、奨励会崩れだと思っていますが、それにしてもすごいものです。
将棋を覚えたての子供の頃には何度も「全駒」をやられましたが、その頃以来、「全駒」なんぞやられたことがなかったし、自分が「全駒」をくらうとは夢にも思ってもいなかったので、本当にショックでした。 あれ以来、まだ指しておりませんです、はい。 指せませんよね、しばらくは。
いやはや何ともお恥ずかしい話で、まさに「ヘボ将棋」そのものでして、恥をさらしますが、棋譜は「ヘボ将棋の棋譜倉庫」の中の「特別棋譜#01」を見てください。 手数は丁度200手です。