エゾビタキ (蝦夷鶲) は、夏にシベリア南部やカムチャッカ半島で繁殖し、冬にフィリピンやニューギニアで越冬する鳥で、日本には春と秋の渡りの時期にだけ飛来する旅鳥です。 私めの住む県では春に観察された記録は無く、秋にのみ見られるのは、春と秋では渡りのコースが違う為だと思われます。
エゾビタキは 胸や脇腹に暗褐色の不規則な縦(斑)縞が明瞭に並んでいるのが特徴で、サメビタキ(→ こちら)やコサメビタキ(→ こちら)と容易に区別できます。
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またエゾビタキは 翼の大雨覆と三列風切の縁が比較的はっきり白く見えるのも特長で、後姿でもサメビタキやコサメビタキと容易に区別できます。(↓)
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(↑)のエゾビタキは共に9月中旬に出会ったのですが、エゾビタキは旅鳥ですから出会える時期が限られているという点で、珍しい野鳥 と言えます。 共にピントが大甘なのですが…。(泣)
(画像をクリックすれば大きな画像になりますので、お試し下さい)