年金暮し団塊世代のブログ

男寡になった団塊世代の年金の現実と暮らし向きをブログで。 今や仕事になった鳥撮り(野鳥撮影)の成果もアップします。

ハシビロガモ (6) ~ エクリプス

2019年07月05日 | 写真~野鳥

先ず タイトルの「エクリプス」とは? を簡単に説明します。

一般に、カモ類オスは秋から冬にかけて種ごとの特徴が明瞭で個性的な羽色の「生殖羽」に換羽し、番(つがい)を形成します。

しかし、オスは繁殖期を過ぎると、メスと同じような地味な「非生殖羽」に換羽します。  
オスのこの地味な色合いの「非生殖羽」の状態を「エクリプス と呼びます。

カモ類が日本に飛来したばかりの頃には 既に生殖羽への換羽が始まっている種/個体もありますが、まだ地味な色合いの「エクリプス」状態の個体が少なからず観察できます。


先ず ハシビロガモ (嘴広鴨) のオスの生殖羽の状態を(→ こちら で)確認しておいて下さい。

(↓)の左側が「エクリプス」状態のハシビロガモのオスで、右側がメスです。


(↓)の手前2羽が「エクリプス」状態のハシビロガモのオスで、奥の2羽がメスです。


ハシビロガモのオスは「エクリプス」状態でも 虹彩が黄色のまま、嘴(くちばし)が黒いままなので、簡単にメスと識別できます。(↓)


一応 同時期のメスの姿も載せておきます。



如何でしたか? 
今年の秋は 「エクリプス」のカモ類オスに注目して見てみて下さい。



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