年金暮し団塊世代のブログ

男寡になった団塊世代の年金の現実と暮らし向きをブログで。 今や仕事になった鳥撮り(野鳥撮影)の成果もアップします。

ダイシャクシギ

2019年09月10日 | 写真~野鳥

このブログで取上げた 180種類目の野鳥 になったのは ダイシャクシギ (大杓鷸) です。

ダイシャクシギは、春と秋の渡りの途中に日本に立ち寄る旅鳥 で、全長約60センチもある最も大型のシギの仲間で、大きく下方に湾曲した長い嘴(くちばし)と長い脚、顔から腹にかけて黒褐色の縦班が特徴で、ホウロクシギ(→ こちら)とよく似た姿をしています。

広島県では、国の絶滅危惧II類 に指定されているホウロクシギよりも ダイシャクシギの方が数が少なく、県の希少種 に指定されています。

ダイシャクシギとホウロクシギを見分けるポイントは、ダイシャクシギの背から腰は白く(→ ホウロクシギは淡褐色で班紋がある)、翼下面は薄灰色の風切りを除いて白い(→ ホウロクシギは淡褐色で黒い横紋がある)という点です。 

つまり、背から腰、翼下面が白いのがダイシャクシギ で、淡褐色なのがホウロクシギ なのです。  とは言え、鳥が翼を広げないと見えないので 根気よく待つしかないのです。  さもないと、私めが「ダイシャクシギ」ですよと言っても、いやいやこれは「ホウロクシギ」だよ! と必ず誰かさんに異論を唱えられます。

ということで、私めが撮ったのはダイシャクシギですよ という証拠写真を先ず見ておいて頂きましょう。(↓)


私めが このダイシャクシギ(1羽)に出会ったのは、春の渡り の時季としては遅いといえる5月中旬、広島市郊外のある川の河口で、干潮時の干潟でした。






ダイシャクシギは長い嘴で 主にカニやゴカイを食べるのですが、私めが見ている最中に 珍しくアナジャコ を捕えました。


手足を払い落としたカニの胴体を口の中に抛り込んだ瞬間のダイシャクシギの顔!


(↓)で ダイシャクシギ(全長約60㎝)と 手前のキアシシギ(全長約25㎝)の大きさの違いがお判り頂けると思います。  ダイシャクシギはデカイのです!


ダイシャクシギの斜め前方と斜め後方からの姿です。




最後に ダイシャクシギの正面と後ろ姿を確認しておいて下さい。




「ひろしま野鳥図鑑」で ダイシャクシギが広島で観察されたのは 春季では5月中下旬とあったので、4日間通ったすえに 幸運にもダイシャクシギに出会えることが出来ました。   広島では「珍鳥」です。



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