年金暮し団塊世代のブログ

男寡になった団塊世代の年金の現実と暮らし向きをブログで。 今や仕事になった鳥撮り(野鳥撮影)の成果もアップします。

オオタカ (11) ~ 若鳥3兄弟

2019年09月02日 | 写真~野鳥

過日 オオタカ (大鷹) の巣内で 生れて間もない 白い羽毛姿の3羽の雛(ヒナ)を見て頂きました。(→ こちら

その後 7月上旬 降り続く梅雨の合間に再訪してみると、雛だった3兄弟(→ 雛3羽が本当に全てオスとは確認できていませんし、3姉妹でも3兄弟姉妹でもいいのですが、猛禽類なので 私めの好みで3兄弟とします)は順調に?育ち、巣立ったようです。

(↓)が 珍しく地面に降りて来たオオタカ 若鳥3兄弟 で、大勢の鳥撮り屋さんが言うには、左が次男、中央が長男、右が3男(だそう)です。


その後、長男(奥)と次男(手前)は、近くの丸太作りの柵に飛び移りました。


次男(右)は3男坊(左)の近くに舞い下りて、飛べない3男坊に、何かを話しかけていました?。


(↓)が3男坊ですが、顔が痩せているように見えませんか?


しばらくすると3男坊は立っておれなくなって、地面に横たわってしまいました。 一般的に 鳥が地面に横たわることはなく、肉体的に相当衰弱している証です。


オオタカに限らず、鳥は 一般的に、雛が巣立つ時期が来ると、親鳥が雛に餌を与える回数が目に見えて少なくなります。  丸々と太った雛の体を 空を飛べるスリムな体つきにしてやるのと、巣の外で餌をちらつかせて 空腹に負けて雛が餌を求めて巣の外に出る(=巣立つ)ように仕向けるのです。

更に、巣立つ前でも、生れて以来 餌を奪い合う兄弟間競争に負けるのは 大抵が末っ子ですから、末っ子が巣立つ確率はかなり低いのです。

一旦 雛が巣立つと 親鳥は4~5日に1回くらいしか餌を運んで来ませんので、そこでも餌を奪い合う兄弟間競争がありますから、強い子は益々強くなり、弱い子は益々弱くなるのです。

そして 餌にあり付けなくなって衰弱した3男坊は 遂に地面に横たわってしまったのです。  オオタカの巣立ち雛と言えども、飛べなくては、遅かれ早かれ 野良犬/野良猫、カラス、イタチ/ハクビシン等に襲われることは間違いありませんので、鳥撮り屋さんの誰かが、公園管理者に通報し、東京都の然るべき職員が 翌日3男坊を保護したそうです。   餌を与え元気になったら放鳥する前提の環境で 一時的に保護したそうです。


ちょっと話が脇道に逸れましたが、巣立って空腹気味の長男坊も次男坊も、親鳥(→ オオタカの場合 抱卵し育雛するのはメスが多い。 オスは餌を運んで来てメスに渡す)に餌を持って来いと 常に大声で鳴き続けておりました。  

(↓)は 翼を広げながら鳴く次男坊で、 翼の表と裏の模様を見て下さい。




(↓)は 水浴び後に翼と尾羽を広げて乾かす長男坊です。


(↓)は 3兄弟を遠くから見守り続けている?母親が 久しぶりに餌を持って来た時の姿です。


最後に、オオタカ 若鳥3兄弟を見に集まって来た 大勢の鳥撮り屋さん達です。 (この右側にも ほぼ同数の鳥撮り屋さん達がいました)


この都会の公園で オオタカが繁殖するのは 少なくとも3年連続だそうで、来年もまた 繁殖して欲しいものです。




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