鳥類の趾(あしゆび)の基本は、前向き3本と後ろ向き1本の計4本の趾を持つ「三前趾足(さんぜんしそく)」または「正足(せいそく)」ですが、これは木の枝を掴むのに好都合な形だと言われています。
ヒバリ (雲雀)の趾の前3本の爪は、他の鳥と同様に、下向きに湾曲して伸びていますが、後ろ1本の爪は 湾曲せずに真っ直ぐ伸びており、しかも前3本の爪の3倍以上長い のです。
ヒバリは草多い地上か 飛んでいる空で見かけるのが普通で、木の枝や電線に止まることは とても稀なことなのですが、今回 珍しく電線に止まったヒバリを見つけて、後ろ1本の真っ直ぐで長い爪を確認できました。
ヒバリの後趾の真っ直ぐで長い爪のことを書いてあったり 写真を載せている野鳥図鑑は少なく、ネット検索しても、その理由は判りませんでした。
この真っ直ぐで長い爪が地上での生活に適している・役立つのかも知れませんが、実際にそれがどのように役立っているのは全く不明です。
風が強くても地上で踏ん張れるのでは? という話もありますが……。 もしそうなら、他の鳥も真っ直ぐで長い後趾の爪を持っているでしょうからねぇ。
もし 理由を御存知の方はコメント欄で 御教示下されば幸い です。 資料のURLでも構いませんです。 よろしくお願い致します。 m(_ _)m