5月上旬、いつもの河口に、遅まきながら、「春の渡り」を見に行って来ました。
そこで出会った野鳥の一つが、何と言っても下向きに曲がった長い嘴(くちばし)が最大の特徴の旅鳥、チュウシャクシギ (中杓鷸)で、名前の通り、シギとしては中くらいの大きさ(全長約40センチ)です。
最初は遠くの波消しブロック堤防の先端部に10羽位の小群で舞い下りたのですが、後に数羽が干潟に出て来て、カニを捕えておりました。
(↓)では、キアシシギが左端に1羽混じっておりますが、4羽のチュウシャクシギが確認できます。
チュウシャクシギの頭部には、白い「眉斑」と「頭央線」があり、暗褐色の頭側と「過眼線」があるのが特徴です。
(↓)は、大好物のカニを捕獲したチュウシャクシギです。
ちなみに、カニの食べ方は、捕獲したカニの手足を銜えて振ると、手足がもげて(いや、胴体がもげて)胴体だけが振り落とされるので、その手足がもげた胴体だけを呑み込むのです。 この食べ方は、カニが好きな全ての野鳥に当てはまります。