毎年 10月上旬に年金振込通知書の改訂版が日本年金機構から来ます。 これは、年金から天引きされる介護保険料と住民税が8月中旬に正式決定するので、それを反映した10月支給分以降の年金(振込)額を通知するものです。
(↓)年金振込通知書改訂版の「電子版」。 新しいのは、一番右端欄に「参考:前回(R3年8月)の支払額」が追記されたことで、直ぐに前回支払額との比較ができるように便利になった点ですかね。
では、10月以前の天引き額をどう決めていたのか? という疑問が出てきます。 今年2月に提出した確定申告書の所得額を使って天引き額を正式に決めるには時間が必要なので、前年後半の天引き額(=前年の確定申告書の所得額を使って正式決定した額)を そのまま今年前半の「仮」決定額として使うのです。
まぁ 毎年のことですし、介護保険料と住民税の正式決定額(=特別徴収額)は、その都度 市役所から(およそ8月末までには)通知が来るので、その時点で、10月以降の年金額がどのくらい変わるのかが 判っておりますから、10月の年金振込通知書の改訂版は、新しいことは何もない 後追いの紙(=正式)の通知書という位置付けですね。
ところで、各種ニュースで報道された通り、今回の年金振込通知書では、愛知県、三重県、福岡県の約97万2千人に、通知書の宛先人とは違う別人の内容が記載された通知書が発送されたようです。
日本年金機構は訂正版を年金支給日の10月15日までに再送付すると陳謝しました。 印刷を請け負った印刷会社が自分のミスを認めているにも関わらず、野党は、あたかも鬼の首を取ったかのように 政府の責任だ!と騒ぎ立てておりましたね。 全くアホな野党ですわ。