年金暮し団塊世代のブログ

男寡になった団塊世代の年金の現実と暮らし向きをブログで。 今や仕事になった鳥撮り(野鳥撮影)の成果もアップします。

ナベヅル (4) ~ 足環付き @鹿児島県出水市

2020年05月20日 | 写真~野鳥

前回まで ナベヅル (鍋鶴) の幼鳥・若鳥・成鳥の姿を見て頂きましたが、その中に足環 が付いた成鳥がいたのに気付かれましたでしょうか?

(↑)では幼鳥が直ぐ後ろにいるので、その親だと思われますが、雌雄どちらなのか(ナベヅルは雌雄同色なので)判りません。

 

この足環付きナベヅルは、ツル観察センターに隣接する西側農耕地で見つけた個体です。

その足環を拡大したのが(↓)です。

 

山階鳥類研究所 のHPの「渡り鳥と足環」から、足環(標識)は「カラーマーキング」と思われ、恐らく「中国」で付けたであろう赤い地色に、白字で「305」と判読できます。

鳥見・鳥撮り人の責務 として、この足環(標識)付きナベヅルの発見を、山階鳥類研究所・鳥類標識センターに写真付きでメール連絡しました。

後日、同センターから得られた回答(部分)は以下の通りでした。

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この度は、ツル観察センター付近で確認された
 ナベヅル 赤305
の記録をお送りいただき、ありがとうございました。

この足環は、ご指摘のとおり、中国で装着されたものです。
この個体は、2011年5月5日に、中国黒龍江省伊春市 新青保護区(N48°18′,E129°34′)の繁殖地で足環をつけられたそうです。
同日に、303番から310番の足環をつけて放鳥しており、そのうちの1羽だということでした。

当研究所では、今回頂いた情報を、「標識鳥回収記録」に登録し、 生態研究のための正式なデータとして保存させていただきます。
また、日本でご報告がありましたことを、中国の当局・担当者にも後日正式に連絡させていただきます。

この度は貴重な標識鳥の発見にご協力いただきありがとうございました。

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鳥撮り人の責務が果たせ、結果的にも標識鳥の放鳥日時・場所なども判明し、このナベヅルが、2011年5月から9年近く生きていることが判り、大変うれしいことでした。 

ツルはカメと並んで長寿と吉兆のシンボルとされていますが、ツルの寿命は大体20~30年と言われていますので、9年だと男盛り・女盛りですね。(笑)

 

 


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