年金暮し団塊世代のブログ

男寡になった団塊世代の年金の現実と暮らし向きをブログで。 今や仕事になった鳥撮り(野鳥撮影)の成果もアップします。

コサメビタキ (9)

2012年09月11日 | 写真~野鳥

前回(→ こちら)から4日後の コサメビタキ の雛達の姿です。 この4日間でいきなり大きくなりました。 

5羽の雛達は皆、翼の羽がほぼ生え終わって、そろそろ巣立ちの時期が近づいて来ていることが見てとれます。(↓)


腹側の羽は、雛らしい班(まだら)模様が出ています。 顔付きがしっかりしてきましたね。(↓)


この頃から親鳥は雛達に与える餌を少しずつ減らしていきます。 真ん丸に太った体付きを、空を飛べるようなスリムな体付きにしてやる為です。 (↓)は、餌を持たずに巣に帰ってきた親鳥です。


雛達を観察していると、「居眠り小僧」と我々が呼ぶようになった、何時も寝てばかりいる1羽の雛がいました。 うまく巣立てるのか心配だったのです。 (↓)の右下がその「居眠り小僧」です。



(画像をクリックすれば大きくなりますので、お試し下さい)

追記> コサメビタキ(10)は(→ こちら)です。


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メンガタ クワガタ

2012年09月10日 | 写真~カブト・クワガタ

メンガタ クワガタ は、頭がとても大きくて まるで「お面」のようなので、この名前がつきました。
とても臆病者のクワガタムシです。

胸の黒い模様(点?)は1匹ずつ違います。 標高300~800mの低山に住んでいます。
アフリカが原産地で、体長は4~8センチです。 



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コサメビタキ (8)

2012年09月08日 | 写真~野鳥

コサメビタキの雛の誕生が確認できて10日後位の雛です。 翼の羽がだいぶ生えてきて、巣の中で翼をバタバタする(← 余り力強さはありませんが…) 雛の姿が見られるようになりました。(↓)


(↓)で翼を広げている雛の目には「もう直ぐ飛ぶんだ」という強い意志が感じられ、なかなか精悍な顔付きをしております。 そう思いませんか?  但し、風切羽の羽軸は出来ていますが、羽弁が伸びていないので、翼は透け透けの状態ですから、実際には未だまだ飛べませんね。


ところで、コサメビタキの巣を観察していて、それまで雛は4羽だと思っておりました。 
ところが、5羽 だったんです。(↓)  嘴(くちばし)を数えてください、5つあるでしょう?


雛達が大きくなって、巣の中に納まりきらなくなって、上下に重なっていることが多くなってきました。(↓)



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追記> コサメビタキ(9)は(→ こちら)です。


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シジュウカラ (9)

2012年09月07日 | 写真~野鳥

前回、シジュウカラ の雛の巣立ちの様子を撮りたいが、巣箱で中が見えず雛の様子が全く判らないので、九分九厘 巣立ちに出くわすことはないだろう、と書きました。(→ こちら


案の定、巣立ちには立ち会えませんでした。 

前回から2日後、巣箱に行って待ちましたが、親鳥はもうそこには来ませんでした。 雛達が無事に巣立ったのです。 親鳥と巣立ち雛が近くにいないか、注意深く探しましたが、見つけられませんでした。 

ということで、今年の 少し悲しく 少し嬉しい シジュウカラ繁殖物語は、これでお終い です。 


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ハンミョウ (1) (2012年9月)

2012年09月06日 | 写真~昆虫 爬虫類など

8月上旬、標高約500メートル程の林道の湧き水が少し流れる湿った地表面で 私めが初めて見た 体長2センチ弱のとても美しい甲虫で、名前をハンミョウ(斑猫)と言います。 

(↓)のように、頭は金青色、前胸は金赤色で、前後が金緑色に光り、上翅は黒紫色で赤銅色の横帯と白色の横紋がある、要するに、全身が赤、青、緑、金に輝く、脚の長い、それはそれは美しい甲虫です。


ハンミョウ(斑猫) という和名は、背中に斑紋があり、素早く走り回って獲物に襲いかかり、鋭い大顎(あご)で獲物をくわえる姿がまるでネコ科の動物に見えることに由来しており、英名ではタイガービートルと呼ばれています。 体下面や足などに白い鱗毛(りんもう)があります。(↓) 


ハンミョウは美しい斑紋に加えて、鋭くて大きい大顎(あご)、突出した大きな複眼、幅広い頭楯(とうじゅん)、細く長い脚などが特徴です。 日当りのよい植物の少ない砂地や道路に生息する地表性昼行性の甲虫で、他の昆虫を捕らえて食べる肉食昆虫でもあります。

この美しさは、見方によっては「ケバイ」ので、毒を持っているのではないか? と疑いますが、毒は持っていません。 但し、大顎で噛まれると人間でもかなり痛い(らしい)です。


ハンミョウは、人が近づくと地面から飛び立ち、数メートル先の地面に止まる。 これを繰返すので「道教え(ミチオシエ)」とも「道標(ミチシルベ)」とも呼ばれるそうです。 動作は非常に敏捷で、素早く走り回ったり翅を使って飛び回ったりします。 但し、通常の生活で飛ぶ距離は10メートル以内です。 

ハンミョウの大きな顎(あご)を見てください。 まるで牙のようです。(↓) 
いかにも肉食だと言わんばかりの顔付きです。



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チュウキンレン

2012年09月05日 | 写真~花・植物

チュウキンレン (地涌金蓮) は、中国が原産のバナナの仲間(!)で、地から涌き出た金色の蓮の花というのが名前です。 

黄金色の苞(ほう)が実に鮮やかで、その間から小さな雄花がたくさん顔を出して咲いています。 雄花が枯れると次の苞が開いて、また次の雄花が咲きますので、花期は半年以上にもなります。


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コサメビタキ (7)

2012年09月04日 | 写真~野鳥

以前に、シジュウカラの雛(ヒナ)がした糞を親鳥が巣箱から外に持ち出す様子を見てもらいました。
(→ こちら

今日は、同じようにコサメビタキの親が雛のした糞を巣外に運び出す様子、と言うよりも、雛がした、いやいや、雛がしようとしている糞を親鳥が銜(くわ)え取る様子を見て頂きましょう。 

親が雛に餌をやると、大体餌をもらった雛は、体の向きを反対にして、尻を親鳥の方に向けて尻を振り出して糞をする合図を親鳥にします。 親鳥は雛の肛門(→ 総排出腔)から糞が出始めると嘴(くちばし)で銜えて糞を引き出して、そのまま巣外に運び出します。 糞の白い部分が固形の尿で、黒い部分が人間の大便に当ります。 

前にも言いましたが、雛の糞は薄いゴム風船の中に入ったような形で体外に排出されます。 親鳥が銜えても糞のゴム風船は裂けないので、巣外に銜えて運び出せます。  うまく出来ています。 

雛の方も、巣から地上に向かって糞をして落とすことは滅多にしません。 産まれた時から親鳥に排糞してもらうことを知っています。 だから、巣の下に白い糞の跡ができ、その上方に巣があって雛がいることを外敵(人間も含む)に知られるとこは 先ずあり得ません。 

では、見てください。










親鳥が銜えている糞の上側の白い部分が固形の尿で、下側の黒い部分が本当の糞です。(↓)






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追記> コサメビタキ(8)は(→ こちら)です。


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巣立ち雛(5) : オオルリ

2012年09月03日 | 写真~野鳥

8月下旬に里山で出会った 頭部が茶褐色の オオルリ雄の幼鳥 です。
いや、幼鳥というよりも若鳥と言ったほうが正しいのかもしれません。 

オオルリ雄若鳥の頭部が茶褐色なのは、よく知られたことらしいのですが、鳥見(とりみ)初級者の私めはそんなことは知らなかったので、初めて見て 何だこりゃぁ! とびっくりしましたです、はい。(↓)


(↑)のようにオオルリ雄若鳥は、背中や尾羽の色も 雄成鳥の美しい瑠璃色には程遠い くすんだ青色です。 

(↑)よりもピントが合った前側の姿が(↓)です。 成鳥では白い腹、黒い胸が、若鳥では頭部も含めて茶褐色です。 名前の瑠璃(色)からは程遠いですね。 (↓)に写っている赤い木の実を食べに来たのでしょうが、若鳥の前後の姿が撮れたのは 何とも幸運でしたです。 


比較の参考に、5月上旬に撮ったオオルリ雄成鳥の美しい瑠璃色を見て下さい。(↓)
  (顔直前左側の黒い菱形は遠方の地面の影です。 紛らわしいですが…)
(↓)のようなオオルリ雄成鳥の美しい瑠璃色の姿を一度見てしまうと、鳥見が止められなくなります。


オオルリ雄若鳥が(↑)のような綺麗な瑠璃色(=成鳥)になるには、 3~4年かかるそうです。

過去にもオオルリ雄成鳥の姿を見て頂いております。(→ こちら


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ルリモンハナバチ (2012年8月)

2012年09月01日 | 写真~昆虫 爬虫類など

夏の里山に「花撮り」に行った成果の「メハジキ (目弾き)」を 昨日見て頂きました。(→ こちら

その日、昼も大分過ぎてもう帰ろうと、朝方に撮った「メハジキ」の場所を通りかかると、4人の人達が「メハジキ」を撮影しており、挨拶がてら尋ねると、花ではなく珍しい蜂を撮っているんだとのことでした。

(↓)がその珍しい蜂、ルリモンハナバチ (瑠璃 紋 花蜂)です。


ルリモンハナバチは、体長10~12ミリで、黒色の体に美しい青色(ルリ色)の斑紋を持つ印象的なハチです。 何でも昔のTV番組で「幸せの青いハチ」と呼ばれて、一時期 大人気になったハチだそうです。

私めが撮った写真は、青色(ルリ色)の斑紋が少し青味を残しておりますが、ほとんど灰白色ぽく写っていて、皆さんにルリ色の綺麗さが伝えられないので、申し訳ないです。(涙)
  カメラのホワイト・バランスを曇天に設定していたので、全体がやや明るく、光っている部分はやや白っぽく写ってしまったのだと思います。 

(↑)とは反対側の角度から撮った姿です。(↓)


ハチ撮り」の人達に教えてもらったところでは、このルリモンハナバチが珍しいのは、ルリ色の斑紋を持つ美しい姿だけではなく、当然ながら、生息数が少ないからです。 
 なぜ生息数が少ないのかという最大の理由は、このルリモンハナバチはコシブトハナバチに(だけ)「寄生」するハチだからだそうです。 

話が横道に逸れますが、寄生バチの多くは、普通のハチのように腰がくびれていないのだそうで、このルリモンハナバチも確かに腰がくびれておりませんね。

ハチの上方から見た、頭と、胸と腹上部の斑紋です。(↓)


ハチの中には自ら労働して巣を作らずに、他種類のハチの巣に侵入して卵を産み付けて育ててもらう (=労働寄生)ものがあり、ルリモンハナバチはコシブトハナバチの巣(だけ)に寄生するので、産み付けられる卵の数が制限されるために、おのずと生息数が少ないんだそうです。

そう言えば、野鳥の世界でも、他種類の鳥の巣に卵を産み落とし(=托卵 (たくらん))育ててもらう鳥(→ ホトトギスやカッコウ等)がいますが、ハチの労働寄生も鳥の托卵と同じですね。

(↓)は翅の模様です。


「ハチ撮り」の人達によれば、ルリモンハナバチはメハジキの花蜜を大好物にしており、メハジキの花には決まってルリモンハナバチがいるので、先ずメハジキを探すのがルリモンハナバチを見つけ出すコツだそうです。 しかし、昨今はメハジキが少なくなってルリモンハナバチは生きて行くのが難しくなっており、生息数が益々少なくなっているようだ、とのことでした。 

(↓)では、花蜜を吸い上げるための長い舌が見えます。


花撮り」の人達がいれば 「ハチ撮り」の人達も 「鳥撮り」の人達もいる。 世の中、色々な趣味を持った人達がいるんだなぁと 改めて実感した1日でしたです。  いやぁ~、しかし、勉強になりましたです。

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