武田勝頼と言えば偉大な父信玄の築いた甲斐の国を滅ぼされた愚将として知られています。どちらかと言えば哀れな人と受け止めてきました。
ところが、ねずさんがその妻を何度も取り上げてくれその最後を知れば、案外ご本人は幸せだったのじゃないでしょうか。
今の時代、妻にここまで従われる男がどれ程いるでしょうか。歳の所為もあるでしょうが、最後まで妻にここまで思われて死ぬなんて殆ど無いのじゃないでしょうか。
何といっても、日本の女性もご多分に漏れず戦後の劣化は強烈ですから。あの反日売国左翼・在日野党の議員さん達がそれを証明てくれています。
と言うことで、何時ものように全文をリンク元で読んで下さい。
ねずさんの学ぼう日本より 2022/04/05
武田勝頼の妻
・・・略
歌にある「玉の緒」というのは、魂の緒のことです。魂は紐で肉体とつながっていると考えられていましたから、玉の緒が離れ ることは、死を意味します。露と消える玉の緒であっても、ひとつの思いは消えることはない。その消えない思いというのが、
「夫である勝頼と今生では乱れた黒髪のような乱世を生きることに成ってしまったけれど、きっと来世には平和な時代に生まれ て、一緒に仲良く、長く一緒に暮らしましょうね」という句になっています。
そして「黒髪の乱れる」は、和泉式部の歌から本歌取りです。
黒髪の 乱れもしらず うち臥せば
まづかきやりし 人ぞ恋しき
失っても失っても、それでも一途に愛する想いを大切にするところで使われる語です。
「玉の緒」は式子内親王の歌から本歌取りしています。たとえ露と消えて死んでしまっても、大切なものを護り通して行きたいと いう想いがこめられた語です。
玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば
忍ぶることの 弱りもぞする
たとえ露と消えて死んでしまっても、大切なものを護り通していきたいという想いが込められた句です。
この時、勝頼の妻、わずか十九歳です。
今から四百年も昔の戦国時代。現代日本人の感覚としては、戦国時代というのは、有史以来最も国が荒れた時代とされますが、 そんな時代にあってなお、若い女性がこれだけ高い教養を持ち、そして男も女も純粋に必死で生きていたのです。・・・以下略
ねずさんはこの話が余程お好きなようで、登場回数も上位になるのじゃないでしょうか。
男たるもの最後まで妻に慕われて死にたいものですね。