昨日の「椀飯振る舞い」に続いて又しても思いもよらなかった「為体」です。これで「ていたらく」と読むのだそ うです。てっきり「体たらく」が当たり前と思っていたので、想像もつきませんでした。
全く、こんなことも知らないなんて、なんという為体でしょう。それにしてもこんなに知らない漢字が多いとは、一 体何を勉強してきたのでしょう。というか、こういう漢字は学校でも教わらなかったですね。このあたりも、戦後教育の 日本人を駄目にする意図によるものでしょうか。
Yahoo!辞書より
《「たらく」は、断定の助動詞「たり」のク語法》ありさま。ようす。ざま。現在では、ののしったり自嘲をこめた りして、好ましくない状態にいう。「初日から遅刻とはなんという―だ」…以下略
尤も、今時、「ていたらく」なんて言葉も日常会話で使われることも無いような気がします。何となく古き良き言 葉も淘汰されて妙な言葉遣いが幅を利かせるようになっているのかもしれません。
戦後教育の所為でそれでなくても礼儀作法や言葉遣いで評判の悪い団塊の世代の私がこんなことを思うのですから日 本語のみだれは留まることを知らないのかもしれません。
古典の読めない私以上に日本語を知らない日本人ばかりが日本の素晴らしい伝統を知らない時代になりそうです。こ れも、日本人に伝統を忘れさせる戦後教育の意図だったのかもしれません。
もう取り返しがつかないのかも!