第4322回でドコモのサイクルシェアリング(自転車の共同利用)事業を取り 上げたところですが、今度はスマートグリッドにも手を出すようです。
日刊工業新聞より 2011年07月19日
NTTドコモは企業連合体(コンソーシアム)で進めている太陽光パネルと電気自動車(EV)の蓄電池(バッテ リー)を組み合わせた発電システムで、一般家庭における年間電力消費量のうち71%の自給に成功した。情報通信技術 (ICT)を用いて、太陽光で発電した電力を効率的に充放電制御した。ドコモは通信規格の策定を進めて、スマートグ リッド(次世代送電網)分野の事業化に向けて弾みをつける。
横浜市で進めている実証実験では約132平方メートル規模、太陽光発電の実装平均値が1時間当たり3・5―4キ ロワットの実証棟を使用した。関東地域の4人家族を想定した家庭内総負荷データを用いて、EVのバッテリーが実際に 使える電池容量を示すSOC値で50%という条件の下、前年度の日照時間からシミュレーションを行った。
通信からエネルギーや交通シス テムまでドコモは何をやりたいのでしょうか。そう言えば第2574回で取り上げたNTTファシリティーズのメガソーラーなど最近のソフトバンクの孫さ んを思い出します。
孫さんはこのあたりのNTTの動きを見ていて今回のメガソーラーへの進出 を考えたのでしょうか、それとも全量買取で絶対に損はしないと踏んで乗り出してきたのでしょうか。
どちらにしても、孫・菅連合が騒ぎ出したことで、ソーラー発電がどこか胡散臭いものに見えてきたのは残念です。
邪魔をしないで欲しい!