第4306回で短い自転車専用道を喜び、今後の自転車道の整備を期待していま すが、まだまだ制約が多いようです。その中には自転車のマナーの悪さもあります。それに規制を導入することで自転車 道の促進が狙えるのだそうです。
GIGAZINE(ギガジン)より 2011年07月21日
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自転車に対する一方通行規制 は、新たに設置する自転車道などで導入する方針で、規制を示す標識も新設する予定であるとのこと。規制区間は、道路 を管理する地方自治体などと協議して決定することとなります。今回新設される規制に従わない場合は道交法違反とな り、3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金の対象となります。
自転車の交通整備対策として、2008年に開始された自転車道整備事業が進められていたのですが、全国 から選ばれたモデル地区内ですら、自転車道の整備は難航しているのが現状。完成目標であった2011年3月 末を経過しても、計画は約8割程度しか進んでいません。
この計画の遅延ぶりは、自転車道設 置に対する周辺住民の合意を得ることが難しいのもさることながら、自転車道を設置の際の規定として、自転車同士がす れ違う際の接触事故を防ぐため、自転車道の幅を2~3.5メートル確保する必要があるという規定があり、狭い道路に整備のためのスペース を確保するのが難しかったという原因がありました。今回の規制導入により、これまでは自転車道の設置が難しかった狭 い道路であっても、整備が進められるようになります。
警察庁によると、平成22年の自転車関連事故は15万1626件で、全事故の20.9%を占めているそうです。一方、自転車道の整備前と整備後では事 故が26%減少、歩道上に自転車通行部分を明示した場 合でも14%減るなど、通行区域を明示することで事故防 止効果が表れています。
実際は車道での右側通行禁止など自転車にも規制は敷かれているものの、守られていないのが実情。近年の自転車通勤 ブームの火付け役で、自身のメルマガなどで自転車の交通マナーなどについて啓発活動を続けている疋田智氏は「自動車 やバイクは不便でもルールを守る。自転車だって同様で引いて歩けばいい」と、規制によって発生すると思われる「目的 地まで回り道を強いられる」という不満点について、自転車も他の乗用車と同様の心構えで運転すべきだと語っていま す。…以下略
自転車マナーの悪さや事故の多さが自転車への逆風になっていますが、そんなことで自転車道の整備が遅れるので は本末転倒です。ここは自転車マナーの向上のための規制も受け入れて自転車道の整備を早め、自転車の素晴らしさを満 喫できるようにしたいものです。
自転車道ができ事故が減りその便利さで利用が増えれば環境問題の解決にも役に立つというものです。先に自転車道 が整備されるべきとも思いますが、整備されてもマナー違反で事故が減らないのでは何にもなりません。ここは我慢して 交通ルール厳守をうけ入れましょう。
我慢のしどころ!