太陽光発電の営業で質問の上位を占めるのに「何年持つんな~」があります。これが意外と答えにくいのは太陽光 発電の設置が始まって以来実際に耐用年数が終わるところまで経験が業界自体に無いということです。20年から30年 とか30年や40年は持ちますよなんて答えながらも確信が持てずにいます。
ところが、面白い記事がありました。
日刊工業新聞より 2011年07月22日
民主党の成長戦略・経済対策プロジェクトチーム(PT、直嶋正行座長)は21日、太陽光発電普及への課題につい てシャープの片山幹雄社長(太陽光発電協会代表理事)にヒアリングを行い、片山社長は「原子炉の寿命は40年ぐらい だが、太陽電池は100年以上持つ」と長い目で見たコストメリットを強調した。
太陽電池で発電した電力の全量固定価格買い取り制度は再生可能エネルギー特別措置法案で、政府が導入を目指して いる。片山社長は制度開始初期には多くの国民や事業者を巻き込む魅力が必要としたうえで、国のリーダーシップに期待 を表明。
コスト引き下げに向け、課題とされている太陽電池のモジュール変換効率についても数年前の12―13%から最近 は16%まで上がってきていると研究開発成果を強調したうえで、一層の支援措置を要望した。
これはびっくりです。パネル自体は故障する要素が殆ど無いので上手く行けば100年持つだろうとは思います が、配線やパワーコンディショナーのような周辺のものは家電と同じような寿命がありますから修理をしながら使い続け るという意味なら可能性はありそうです。
しかし、トップがこんなことを発言したら今後のメインテナンスの責任が重大になりそうです。というか、それが本 当にきちんとされて寿命が延びるのであれば大歓迎です。何とか、この言葉を実現させて欲しいものです。
期待します!