第4229回でも書いたように今回の震災で見直されたのが家庭用バッテリーで す。お金さえあれば我が家にも欲しいところですが、こればかりはどうにもなりません。
各自動車メーカーもEVのバッテリーを利用するシステムの開発を急い でいるようです。そうした中で、日産が目途をつけてきたようです。
MSN産経ニュースより 2011.8.2
日産自動車は2日、電気自動車(EV)「リーフ」の駆動用リチウムイオン電池から一般住宅に電力を供給するシス テムを開発し、公開した。同システムは、小型化など改良を加えたうえで、2012年3月末までに発売する予定。発売 時の価格については現段階では未定だが、渡部英朗執行役員「競争力のある価格にしたい」と低価格化を目指すことを強 調した。
同システムは、駐車中のリーフのバッテリーから「パワーコントロールシステム(PCS)」と呼ぶ電力制御装置を 経由して、住宅の分電盤に直接、一般住宅に電力を供給するシステムだ。
リーフは一般家庭であれば約2日間は使用できる24キロワット時の大容量電池を持つ。同システムを利用すること で、太陽光や夜間電力で蓄積した電気を、停電時や昼間の電力が不足する時間帯に一般住宅で使うことができるようにな る。
「パワーコントロールシステム(PCS)」の価格に言及している記事がありました。
レスポンス自動車ニュース(Response.jp)より 2011年8月2日
日産渡部執行役員、EV・住宅の電力供給装置は「競争力ある価格に」
…略
日産は今後、住宅や電機メーカーと 連携を図りながら、PCSの改良などを進め、2011年度中に市販化を目指していく。住宅向けの蓄電ユニット(2次バッテリー)は、容量が2kwhクラスの小容量で100万円前後の価格となっている。
渡部執行役員は「リーフのバッテ リー容量は24kWhと極めて大きく、PCSとの組み合わせで大容量の給電が可能となる。PCSはできるだけ求めやすい価格としたい」と語った。実際には数十万円程度となる見 込み。《池原照雄》
PCSとは太陽光発電のパワーコンディショナーのようなものでしょうか。技術はよく分からな いのですが、それなら共用できるのじゃないでしょうか。是非、共用できるようにしてコストダウンを図って欲しいもの です。
いずれにしても、このEVのバッテリーを使う方法は魅力的に思えます。太陽光発電とEVで災害に強い住宅ができそうです。
時代は進んでいます!