第4341回で日産の住宅用電源システムを取り上げましたが、住宅メーカーも 負けてはならじと発表してきました。
日刊工業新聞より 2011年08月09日
積水ハウス、創エネ・蓄電住宅投入-太陽 光発電、燃料電池、鉛蓄電池
積水ハウスは8日、太陽光発電、燃料電池、鉛蓄電池(容量8.96キロワット時)を備えた自立型環境配慮型住宅 「グリーンファーストハイブリッド」を同日発売したと発表した。東日本大震災後、創エネや蓄電のニーズが高まったた め、発売を前倒しした。創エネと蓄電を備えた電力供給システムを持つ住宅の市販化は住宅業界で初めて。当面、3カ月 間で150棟限定で発売する。
鉄骨住宅、木造住宅に対応。コスト面などを考慮し、鉛蓄電池とした。蓄電池は200万円。燃料電池は240万 円、太陽光発電1キロワット当たり44万8000円。
日常的には夜間に燃料電池や蓄電池の電力を使い買電を減らし、光熱費は年間26万円削減できる。非常時は太陽電 池、蓄電池、燃料電池などからの電力供給に自動で切り替わる。
蓄電池だけで冷蔵庫200ワット、テレビ150ワット、照明100ワットが約17時間使用できる。
日産と違って電気自動車の代わりに鉛蓄電池と燃料電池に太陽電池の組み合わせとあるものを寄せ集めてきた感じ です。蓄電池や燃料電池の価格が適当なのかどうかは分かりませんが、太陽電池の1キロワット当たり44万8000円 は驚きです。コストを住宅価格に組み込ませているのじゃないでしょうか。いずれにしても、こうした単価が公表されれ ば既存の太陽光発電の価格にも影響してくるでしょう。
単価が下がることに異論はありませんが、適正な価格でないと又しても太陽光発電の市場が壊れることになりそうで 怖いものがあります。
どうなることやら!