昨日は品質の差による価格競争を取り上げましたが、太陽光発電の価格下落はそれだけの理由ではないようです。
U.S. FrontLineより 2011年08月13日
ソーラー業界収入、来年は減少へ~パネル の価格下落で一時的に
ソーラー発電市場の成長ペースよ りも太陽電池(パネル)の値下がりペースの方が激しいため、来年は一時的に業界収入が減少するとの見通しを、ラックス・リサーチが発表した。
ロイター通信によると、ラックス の予想では、業界の売上高は2010年の644億ドルから12年 には569億ドルに減少し、16年には654億ドルに回復する。
イタリア、ドイツなどの主要市場 で太陽光発電向けの政府助成が削減されたため、パネル供給がだぶつき、今年は価格が大幅に低下している。しかし、値 下がりによって需要は大きく伸びると考えられ、ラックスは世界業界の発電容量が10年の15.8ギガワット(GW)から16年 には37.5GWに増加すると予想している。
ソーラー業界は、欧州諸国の多額の公的助成によって急成長したが、助成削減によって今後5年間は米国、中国、日 本、インドなどが重要市場になるとみられる。ラックスは「需要はアジアや北米に移り、ソーラー市場は設置容量では成 長するが、機器の価格低下が販売台数の増加よりも激しくなるため、収入は横ばいとなる」と見ている。
助成金の削減による需要減でパネルがだぶついているんですね。それによる価格の下落が新しい需要を生み出すと は面白いものです。しかしながらこうしてみると価格の下落は私などが思っていたより早いような気がします。
この分で行けば思ってた以上に早く太陽光発電の時代が来るのかもしれません。もしかしたら大きな変革の時代に太 陽光発電の仕事に携わっているのかもしれません。
面白くなるかも!