メガソーラーの参入の記事も余りに多す ぎて最近では余程大規模でもないと注目をしなくなってしまいました。
そんな中でも、これはと思った記事がありました。自治体が自分で経営しようとしたものです。どうやら議 会の反対で断念のようです。
YOMIURI ONLINEより 2012年10月26日
阿見町が進 めていた大規模太陽光発電所(メガソーラー)建設計画が25日、中止になった。実現すれば、市町村が事業主 体のメガソーラー(出力1000キロ・ワット以上)で県内初めての施設となるはずだったが、町議会は同日の 臨時会で「太陽光発電事業はリスクが大きい」などと賛成少数で関連議案を否決した。町は「新エネルギーを推 進したかったが、大変に残念」としている。
同町の大形地区と吉原地区の2か所の 民有地(計約6・4ヘクタール)を借り、計約2万1000枚の太陽光パネルを使い、約650軒分に相当する年間 324万キロ・ワット時を発電する計画で、東京電力に全量を売電し、来年の発電開始から20年間で計約4億 5000万円の収益を見込んでいた。
同日の臨時会で、町はメガソーラー建 設予定地の測量費などを盛り込んだ関連議案を提出。一方、町議からは「政権が代われば、今後20年間も固定価格 買い取り制度が維持されない可能性もある」「収益を上げる経済行為は民間にまかせるべきだ」などと反対意見が相 次ぎ、採決の結果、議案は、反対11人、賛成6人の賛成少数で否決された。
町は町民に利益を還元するため、収益 を住宅用太陽光発電システムを設置する町民への補助金や町が購入する電気自動車などの環境施策費用に充てる予定 だった。
同町の天田富司男町長は臨時会終了 後、「太陽光発電には大手企業も参入しており、リスクのある事業ではない。何としても実現したかったが、理解を 得られなかったのは不徳の致すところ」と述べた。
阿見町って 茨城県だったんですね。それにしてもこれは残念ですね。折角町長さんが利益を上げて町民に利益を還元しよう としたのに議会で反対されたとは。土地を貸すところが多いですが、こうやって自ら経営して利益を上げような んて見上げる心意気じゃないですか。それを反対して潰してしまうなんて何とも勿体無い。
しかし、この考え方は全国の自治体に広まって欲しいものです。どこの自治体も赤字で苦しんでいるのに、 こうした千載一遇のチャンスをなぜ利用しないのでしょうか。不思議です。
経営行為は民間に任せるなって馬鹿なことを言ってるから赤字から抜け出せないのです。常に、どうやった ら赤字を無くセルかを考えていればこんなチャンスを逃がすはず無いと思うのですが、殆んどの自治体から声が 上がらないと言うことはだれも使うだけに慣れきって何の危機感も無いのでしょうね。
というか、国だって孫さんばかりに儲けさすことしか考えてないのですから地方自治体にそれを求めるのは 無理なのでしょうか。
余りにも勿体 無い!