第 4394回で空気で走る車を取り上げましたが、今度はバイクです。こちらの方が実用化は近そう です。
WIRED.jpよ り 2012.11.8
圧縮空気で走るバイクが制作された。フルタンクでの走行距離が100km、最高時速が140km。廃棄するバッテリーもないため環境にも優し い。
オーストラリアで工学を学ぶ大学院生ディーン・ベンステッドのプロジェクトである「O2 Pursuit」は、車載タンクに蓄えられている圧縮空気で走るバイクだ。
このプロジェクトは、まず 圧縮空気ロータリー・エンジンから始まり、それを中心にモトクロス用のダート・バイクを組み立てたものだ。フ レームには「Yamaha WR250R」を使用し、後輪には動力を供給するスキューバダイビングのタンクと25ポンドのエンジンが追加されている。
スロットル・レバーを握る と空気が放出されてバイクが加速する。その性能は素晴らしい。O2 Pursuitはタンク満タンでの走行距離がおよそ100kmで、最高時速は約140kmに達するという。
充電なら数時間かかるとこ ろが、空気のタンクは2分で満タンになる。バッテリーの場合、最終的にセルが動かなくなったときに廃棄しなけれ ばならなくなるが、そういう問題もない。また、水素などとは違い、永久に安定した状態で保管できる。
この数十年耳にしてきた 「空気で動く四輪自動車」はいまのところ現実化していないが、軽量のバイクはこの利用法に最適だ。
これは面白そうですね。もっと軽いのが出来ればもっと走りそうです。これなら値 段によっては意外と広まるかもしれませんね。
と思ってたら、もっと実用化が近そうなのもありました。
WIRED.jpよ り 2008.4.23 WED
圧搾空気でロータリーエンジンを回して走るモペッド(自転車にエンジンを付けたもの)が登場した。数秒で再充填でき、最高速度は時 速29キロ。
こうなると電気自動車より実用化は早いかも知れません。圧縮空気もコンプレッ サーの動力が必要ですが、電気でやれば電気自動車と同じかもしれません。
それにしても空気で走るって本当に出来そうですね。
楽しみが増えます!