習皇帝が世界を絶句させたようです。何と、Chinaを「信頼され、愛され、尊敬される国に」と演説したそうです。これ程の皮肉と言うか無いものねだりは世界を探しても何処にも無いでしょう。
もし、習が本気でそうするのなら大歓迎ですが、信じる人は殆ど居ないでしょう。
宮崎さんが取り上げてくれています。とは言え、誰も習皇帝が本気で吠えているとは思わないでしょう。もしかしたら日本の政・官・財・マスメディアのお偉いさん達は大歓迎しているのかも。流石世界有数の平和ボケ達と言えそう。
習皇帝を信じて一緒に滅びてもらいましょう。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和三年(2021)6月5日(土曜日) 通巻第6936号 <前日発行>
習近平が「信頼され、愛され、尊敬される国に」とした演説に、絶句
世界に孤立している中国のリアルを、どうやら認識できたようだ
5月31日に習近平は共産党幹部を集めた会議で演壇に立ち、「中国の印象が良くない。これからは『信頼され、愛され、尊敬 される中国』という印象を強めていく必要がある」と演説していたことが分かった。
「信頼されない、愛されない、尊敬できない国」に筆頭が中国であり、世界に孤立しているという客観的なリアルを習近平はな んとか理解できたようだ。
シルクロートの悪評と頓挫、南シナ海から尖閣諸島まで、軍事的威嚇を続け、台湾と断交すれば援助を拡大し、ワクチンを供与 するなどと「戦狼外交」を「ワクチン外交」とセットで展開し、考えられる限り、これ以上の悪罵はあるのかという汚い語彙を用 いて、日米などを非難してきた姿勢を、一転させる思惑なのか?
多くの西側専門家は「いまさら外交姿勢を多少緩和したところで、習の唱える『信頼され、愛され、尊敬される』という中国の イメージの再建は不可能だろう」と分析する。
ピュー・リサーチセンターの直近の世論調査でも、この一年であらたに14ヶ国が、中国を否定的になったとする結果がでた。
米国では中国に「理解の深い」バイデン政権の誕生をみたが、バイデン外交はトランプ路線を引き継ぎ、むしろ人権攻撃では 「ジェノサイド」路線を継続している。
EUは昨師走に駆け込みで締結した「投資協定」が、ドイツをのぞいて反古となりそうな趨勢であり、中国の「友人」というの はカンボジアくらいしか見あたらない。
ロシアもトルコは親中路線とはいえ、基本的なところでは距離を置いている。
「大国として友人を増やし、コミュニケーションを円滑化させる」と唱えた習近平は特別チームを発足させ、大国としての中国 にふさわしいイメージ再建をなすとした。
ネットでは習近平を「XITLER」(シットラー)を名づけ、「無駄な努力」と一刀両断の意見が多い
あの新幹線網やタイの運河などの壮大な考えを本当に実現できれば面白いことになりそうですが、独裁政権でそれをやられて奴隷にされることは誰も望まないでしょう。
とは言え、未だに Chineseを信じる人達がいるでしょうか。本当に今更感です。やれるものならやってみろです。