団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★実はオバマ政権が武漢で機能獲得 実験 をやらせていた

2021年08月03日 | アメリカ

 China肺炎問題にとうとうオバマの関与が暴露さ れたようです。元米国務省の高官がやったようです。

  及川さんが詳しく説明してくれています。やはり、オバマはとんでもない奴だったようです。
  と言うか、ディープステートの支持で動いてただけなのでしょう。つまりは、ニセ大統領(バイデン)も同じでしょう。 


  やはり、トランプさんの登場が待たれますが、果たして奴等が許すでしょうか。どうしても南北戦争を期待したくなります。


★不可解な敗戦

2021年08月03日 | オリンピック・サッカー・スケート等のスポーツ団体

 多くの若者が頑張ってこれまでの最高の金メダルを 獲得してくれている裏で、まさかと思うような有力選手の早期敗退もあります。
  もしかしたら、裏でなにかが起きているのじゃないかと勘ぐりたくなります。

  どうやら青山さんもそんな疑惑を感じているのじゃないでしょうか。それとも、何かを掴んでいるのか。 

  青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Roadより   7月29日

  【すこし書き直しました】  二度とない、秘めた夏
▼きょう7月29日木曜は、東京オリンピックのチラ見も、ながら見も、とてもできない情況です。
 別のたいせつな事が、水面下できのうから大きく動いています。

 現在の競技の様子がわからないので、頭の隅で、終わった競技をめぐって、ひとつの謎を知らず知らずに考えています。
 苦悩しつつ開かれた今回の東京五輪では、日本選手の想像を超える前進の一方で、「まさかの敗戦」も目立ちますね。それで す。
 みなさんも『なぜかな』とお感じになっていると想像します。

▼大坂選手、桃田選手・・・ほかにもいらっしゃいます。
 それがオリンピックだ、魔物が住むんだから、と言えば、その通りです。
 ただ、オリンピックほどの水準の戦いになると、トップを争うときは、ほんとうに紙一重の差で戦うことにもなるでしょう。
 すると、1年の延期という影響はどうなのか。
 一方で、共通する敗因だけではなく、それぞれの選手の固有の理由もきっとあるでしょう。

▼仕事に心身をフルに使いつつ、ついあれこれ考えます。
 ぼくなりの結論は・・・まだです。まだまだ、です。

 そして、たいせつなことどもが表でも裏でも、切迫して進みゆく、ことしの夏です。
 東京オリンピック・パラリンピックのあとの別の大きな動きが、胎動しています。

  別の大きな動きって何でしょう。Chinaの崩壊であることを願いたい。


★中国がタリバンを招待した動機と背景を探ると

2021年08月03日 | 中国

 

宮崎さんが下で取り上げたChinaの動機と背景 を書いてくれています。流石のChinaもアフガンの複雑さには手が負えないのじゃないでしょうか。
  散々大国が手を出して痛い目に会った来た最後を飾るのがChinaということでしょうか。これがChinaの命取りに なってくれることを期待するばかりです。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和三年(2021)7月30日(金曜日)
 通巻第7001号  

 アフガニスタンに甦る狐と狸、タリバンは一枚岩ではない
  中国がタリバンを招待した動機と背景を探ると

 王毅外相が天津でタリバン幹部を接待し、とどのつまり「東トルキスタン独立運動」の新彊ウイグル自治区への軍事出撃拠点と ならないように釘を刺した。かれらに用意されたお土産は何であったか? ソ連と戦ったムジャヒディーンが母体のタリバンは、 一枚岩ではなく、つねに離合集散を繰り返す軍閥の呉越同舟というのが実態である。

 北部同盟のマスード司令官は、2001年おそらく内ゲバによって爆殺された。カメラマンに扮して撮影機材に爆弾を仕掛けて いたとされる。死をも恐れないのはイスラム原理主義が戦いで死ぬことを殉教としているからだろう。
 マスードは依然として尊敬を集め、その墓はモスクを形取った廟である。弟はカルザイ政権の副大統領となった。

 マスードが不在となって、アフガニスタンの軍閥事情はさらに複雑化し、昨日の友は、きょうの敵、そして明日はまた「友人」 となる。そうやって、パシュトーン人主体の山岳国家は過去千年を暮らしてきたのだ。

 北部の拠点マザリシャリフは嘗てドスタム将軍が治めていた。ドスタムはウズベク人であり、残酷な拷問や虐殺をこのみ、タリ バン主流派に属したかと思えば、すぐに裏切り、挙げ句はカルザイ政権で副大統領、そしてまた裏切り、トルコへ亡命。また復帰 するという、果てしない路線変更、カメレオンの如くに立ち位置を変える。

 イスマイリ・カーンは、北西部のオアシス、ヘラートと統治する「ヘラートの獅子」。不利になるとイランに逃げ込み、政府軍 に協力したかと思えばいつしか裏切る。
カーンはパシュトーン人で、現在はガニ政権の閣僚でタリバンと対峙しているが、次の行動は読めない。

 もう一人の厄介な指導者がヘクマチアルだ。
栄華を極めてアフガニスタン政府の首相を二回つとめた。ところが政府高官の立場に有るかと思えば、裏切り、ときにイランに逃 げ込み、トルコで亡命生活を送っていたからと思えば、アフガニスタンに舞い戻る。現在のところ、ヘクマチアル率いる軍閥の動 静は伝わってこない。

 現状はと言えばタリバンがアフガニスタンのおよそ七割近くを抑えた(タリバンは85%を支配したと豪語しているが)。
ガニ政権の崩壊は高らかな足音を立てて近付いた。

 さて「昔の名前ででてきた」、これらドスタム、ヘクマチアル、イスマイリ・カーンは、後継有力者が明らかにされないまま、 実態として強桿な軍閥で、お互いが根強い猜疑心を抱き、離合集散、呉越同舟を繰り返すため、今日の分析が、そのまま明日も同 じ状況とは変わらない。だから中国は彼らのうちから軍閥代表を選び、招待したのだ。

 タリバンはモスクワへすでに代表を送り込んだが、ちかくイランへも派遣し、今後の「協力態勢」を協議する予定である。

 ▼明日のアフガニスタンを展望すると。。。。。

 アフガニスタン国内事情はかくの如しだが、一方で国際関係となるとますますややこしい。世界史のグレートゲームは、アフガ ニスタンをめぐる攻防でもあった。英国が、ソ連が、そして米国が介入し、いずれも失敗に終わった。

 第一に米軍撤退後、新しいグレートゲームの主人公は、米露は関心あれど、介入せず、NATOも引き揚げる。中国は動静に深 い関心を寄せるも、軍事的支援となるとどうするか。
アフガニスタンで、唯一、政治的存在感を維持するのはトルコ。しかし地域覇権という文脈で大きな影響力を持つのはパキスタン である。

 イラクへ介入した米軍は、作戦に秀でてはいたが、戦略性に欠け、スンニ派、シーア派、そしてクルド族という、事実上の三分 割となった。

 リビアへ介入し、カダフィ政権を瓦解させたものの、リビアはベンガジとトリポリが対立し、伊太利亜とトルコが魑魅魍魎的な 動きをしめし、収拾がつかないまま、大混乱となっている。

 タリバンに話を戻すと、外国の利害関係を計測するに絶妙な読みをなして、兵器や資金を外国から調達することにいささかの躊 躇いはない。そのためには裏切り、取引、暗殺もためらいなく実行する。
 そこで冒頭の話題にもどるのである。
 中国はタリバン幹部にどのような土産をもたせたのか?

  Chinaはやはり金で釣るつもりなのでしょうか。と言うより、そんな金がまだあるのかが不思議です。
  やはり、世界は魑魅魍魎が跋扈しているようです。日本のような国とは真逆の世界です。日本人には到底歯が立たないようで す。やはり、冷やかに見守るしかないのでしょう。


★衆議院議員会館では 「ウイグル問題は存在しない、西側のプロパガンダだ」とするシンポジウムを開催

2021年08月03日 | 反日売国奴左翼・在日

 反日売国左翼・在日共 が議員会館で反日の大会を行うのに何とも腹が立ちます。何でそんなことが許されるのかと思いますが、それこそが民主主義だと 言うのでしょう。
  これぞ、行き過ぎた民主主義の腹立たしさです。

  何と、そんな象徴のようなシンポジウムがあるようです。何と、あのルーピーまでが講演するようです。 
  議員会館には出入り禁止にすべき売国奴でしょう。こんなことを許していて日本は大丈夫なのでしょうか。

  それにしても、奴は何を考えているのか。本当に不思議なやつです。あれを総理にした日本は、あの時点で終わっていたのか も。


★世界はやはり「複雑怪奇」だ。タリバン幹部が中国を訪問

2021年08月03日 | 国際

 タリバンの幹部がChinaを訪問したのには驚か されます。Chinaはタリバンと組んで何を狙っているのでしょうか。と言うか、Chinaは防御に必死なのでしょうか。

  宮崎さんがその複雑な問題を取り上げてくれています。やはり、アフガンは何が起きるか分からないようです。
  どうせならChinaを混乱させる動きで崩壊を早めて貰いたいものです。

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より  令和三年(2021)7月29日(木曜日)
 弐 通巻第7000号  

 世界はやはり「複雑怪奇」だ。タリバン幹部が中国を訪問
   王毅外相、天津でタリバンに「和平を実現できる重要な役割」と追従

 いよいよ終わりが近付いた。
 8月31日に米軍は撤退完了予定。「バグラム空軍基地は電源もとめて、放棄された」とアルジャジーラが伝えた。同基地は米 空軍が過去二十年間に作戦展開の枢要な場所であり、兵隊の輸送にも使用してきた。

 以後、アフガニスタンに残留する米兵は、カブールの米国大使館を護衛する650名。カルザイ國際空港を警備するトルコ兵が およそ700名。ほかにはボランティア団体、医療関係者らが自主判断で居残る。

 トルコはNATOの役割の継続を実行するのだとする。事実、リビア、シリア、イラクにトルコ軍は派遣されており、また国内 ではクルド族武装勢力と日夜戦っているので強い。
トルコはNATOのなかで唯一のイスラム国家である。

 戦況はタリバンの攻勢が目立ち、イランとの国境地帯のへラートでも、「へラートの獅子」と懼れられた反タリバン勢力のモハ マド・イスマイリ・カーンは市民にタリバンとの戦いを呼びかけ「神の加護があり、国教は守られる」と西側記者に豪語した。
 カーンの叫びは虚ろに聞こえた。

 7月28日、天津に到着したタリバン代表は総勢9名(団長格はムラー・アブダル・ガニ・バグダル)、迎えた王毅外相は「タ リバンはアフガニスタンの和平構築に重要な役割を果たすことを期待する」と歯の浮くような発言を繰り出した。

 その一方で、「アフガニスタンに東トルキスタン独立を叫ぶテロリストの出撃基地としないよう、彼らを撲滅すること(も期待 し たい)」とボロっと、ホンネも覗かせたそうな(アルジャジーラ、2021年7月28日)。

 タリバンとアフガニスタン政府との和平会議はカタールを舞台に続けられているが、何も成果はなく、そのうえタリバンはモス クワへも三名の代表団を派遣して、独自の「外交」を展開している。

 モスクワでタリバンは「国境地帯の85%は抑えた。タリバンはISやアルカィーダを身内に認めてはいない」と発言したとい う。

 WHOは、緊急に350万本のワクチンが必要だと國際社会に訴えている。
「アフガン国民の1800万以上が危険な状態にあり、このうち子供が310万人」としているが、米軍撤退後、いかなる手立て で衣料品や食糧、ワクチンを運ぶのか? 
結局、タジキスタンやパキスタンに設営された難民キャンプまでの脱出が、残された道ということになるのではないか。

  アフガンの複雑さは他国が手を出したところでどうなるものでもなさそうです。盲放置しておくしか仕方ないのかも。

  それにても、Chinaはどうするつもりなのでしょうか。

  いずれにしても、アフガンが火種であることは間違いなさそうです。これが、Chinaの崩壊を早めることだけを期待しま す。


★涙の内坂峠

2021年08月03日 | 誇れる日本

 これも何度読んでも、今の日本人にこんなことが出来る人がいるだろうかと思わざるを得ない話です。当然私には絶対に出来ない自信があります。何とも情けない。

  それにしても、戦前と戦後でどうして日本人はこれ程までに劣化したのか。やはり、教育とマスメディアの自虐史観でしょう。

  とは言え、これだけのことが出来るのは先人と雖も殆ど居ないのじゃないでしょうか。何とも、凄い方です。

  何時ものように、全文をリンク元で読んでください。

  ねずさんの学ぼう日本より     2021/07/27

  涙の内坂峠 

  ・・・略

 命は、たったひとつしかない、たいせつな、かけがえのないものです。
けれどみんなのために役に立つこと。
そのために自分の命を使うこと。
それは間違ったことなのでしょうか。

 鬼塚道雄さんは、バスを止めようとして、若い命を散らせました。
それは「自分の命を粗末にした」ということなのでしょうか。

 鬼塚さんの勇気のおかげで、30人の乗客乗員の命が救われました。
あと数メートルで、バスが崖から転落するとわかったとき、鬼塚さんにはきっと他に選択肢がなかったのだろうと思います。
そのときに、自分の命を優先するか、乗客の命を優先するか。

 そういうとき、バスが転落して乗客もろとも運転手までお亡くなりになっても、自分だけが先にバスから降りていたことを奇貨とし て、ひとりだけ助かる道を選ぶ人や民族や国もあります。
けれどひとついえることは、戦前の軍人さんも、鬼塚さんのような民間人も、そして東日本大震災のときの被災地の皆さんも、限界ギ リギリの状態になったとき、自分の命を犠牲にしてでも同胞の命を助けようとして、お亡くなりになっています。

 そういえば、幕末の思想家、藤田東湖も、安政の地震のとき家屋が倒壊し、屋内にいた母を助けるために自分の命を失っています。
「正しい道を生きよう。
 乞食したって、
 この魂だけは穢すものか」

 日頃からそう言って、自分の命よりも、自分は共同体の一員であると自覚して、どこまでも「みんな」を優先して生きてきたのが日本 人です。

 大東亜戦争における特攻隊戦死者は、海軍4156名、陸軍1689名、その他回天、震洋、会場挺身隊、空挺隊などを加えると、特 攻作戦による日本人戦没者は1万4千名をこえます。
誰のためでもない。
みんなを守るために、命を散らせました。
人を守るために自分の命さえも惜しまなかった日本でした。

 日本は、そういう国であり、そういう先人たちによって支えられ、育まれてきた国です。
その日本を守りぬくことは、世界中の宗派を越えた神々の御心なのではないかとさえ思います。
そしてそれは、いまを生きる私達に与えられた、とっても大切な使命なのではないかと思います。 



  それにしても、我が先人は凄すぎる。せめて、その心意気だけでも取り戻したいものです。


★まだLINEを使っている平和ボケ日本

2021年08月03日 | ソフトバンク ロッテ イオン パチンコ

 ちょっと古いですが、坂東さんが「虎ノ門ニュース」で、まだLINEを使っている方に警告を発してくれています。
  LINEがデータを日本に移すとの発表を信じているところがあるようです。何と、自衛隊も危機感が無いようです。
  岸大臣も認めているのでしょうか。

坂東さん「虎ノ門ニュース」

  大阪市かそれとも自衛隊か、それともどちらもが平和ボケなのか。何とも、危機感の無いことです。


  それにしても、Koreaの五輪でのあの日本を何としても貶めようとする嫌らしさを見てもまだLINEを使うその神経が理解で来ません。
  余程のお人好しかそれとも単なる平和ボケのバカか。それとも、売国奴共の仕業か。


★人工的な暗号解読だった漢字が、じつは歪んだ性格形成の本源だった

2021年08月03日 | 素晴らしい日本語

 Chinaは漢字を日本に齎してくれた恩人と教えられて来ましたが、ネットのお蔭で、日本人が上手く取り込み使い易くしたことが凄かったのを知りました。
  今や、明治以後に日本人が欧米の言葉を訳したものが特亜3国で使われているのもしりました。
  つくづく我が先人の凄さを思い知らされます。その凄さを教えない日本の教育の逆の凄さにも驚かされます。

  その漢字について岡田英弘さんが面白い本を書いてくれているようです。

  宮崎さんが書評で取り上げてくれています。どうやらChina人は漢字を上手く利用出来なかったようです。そこに、日本との差があるようです。
  ところが、それを教えなかった日本の教育が日本人にChinaへの幻想を持たせたようです。つまりは、今のChinaべったりの政・官・財・マスメディアのエリートさん達を育ててしまって、それが媚中という売国奴共を造り上げたのかもしれません。 

  「宮崎正弘の国際情勢解題」より   令和三年(2021)7月26日(月曜日)
 通巻第6995号 

  書評 

 言葉で理想を述べても、実際にやることは異なるというシナ人の特性
  人工的な暗号解読だった漢字が、じつは歪んだ性格形成の本源だった

  岡田英弘『漢字とは何か 日本とモンゴルから見る』(藤原書店)

 日本人の大半が漢字を誤解している。漢字を通して中国人を判断するのも、文化的に大きく誤解をしている。
 漢字は表意文字である。そこには言語学的に、表現力においても自ずと限界があり、現在・過去・未来の動詞変化が欠如し てお り、まして助動詞も、前置詞も、形容動詞もない奇妙な言語が中国語なのだ。
 ところが、文字を持たなかった日本に五世紀頃から流入し始めたため、日本は中国を文化大国として崇めるという倒錯した 価値 観と風潮を産んだ。
「一衣帯水」、「同文同種」という、歴史を誤断させる事態を招いた。
 中国に於いて儒教は理想を述べたに過ぎず、実態とは乖離がある。ところが日本はその理想を実践した。道徳を実践した意 味で 日本は珍しい国であるが、それは本書では書かれていない。
 漢字は長江流域で生まれたことは明らかなのだが、黄河中流の洛陽盆地で発展した理由は、「この一帯だけ黄河を渡ること がで きた」からだ。すなわち「洛陽盆地は、異なった生活文化を持つ人びとが接触するユーラシア大陸の十字路だった」
 2021年7月に発生した大洪水は、この洛陽盆地に最大の被害をもたらした。鄭州、洛陽、開封は古代から何回も王朝の 首都 が置かれた。
 岡田氏は記した。

 「漢人にとって漢字を学ぶのは、外国語を使って暗号を解読するようなもの」であって、じつは「漢人の論理の発展を阻害 し た。どういうことかというと、表意文字の特性として、情緒のニュアンスを表現する語彙が貧弱なために、漢人の感情生活を単調 にした」からである。『源氏物語』のような優雅な恋愛を描けないシナの文学! 最近、なぜ渡辺惇一の小説が中国で読まれ るか は、この特性を理解すれば納得がいく。
 科挙制度とは、雑多な言葉を喋る多種社会のなかで、共通する暗号を用いてコミュニケーションを成立させることができる エ リートを養成することに目的があり、したがって彼らは古典を丸暗記する。
 それゆえに科挙は、「儒教の経典や古人の詩文の文体に沿った表現しかできない」ことになる(29p)。

 嚆矢は秦始皇帝で、漢字を統一し、3300字を公認した。つまり漢字を統一するために、ほかの文献を処分したのだ。そ れを 「焚書坑儒」と歴史家は言うが、儒学者を生き埋めにしたという事実はないと岡田氏は言う。

 日本人が中国人をみて、なぜ個人と家族が基軸の価値観なのかと衝撃を受ける。
「漢字を基礎としたまったく人工的な文字言語が極端に発達したため、それに反比例して音声による自然言語は貧弱になって し まった。だから、一般の漢人にとって心が通い合うのは生活を共にする家族だけになり、その範囲の外にいる人びととは文字言語 におんぶした紋切り型のコミュニケーションしかできない」。
 ところが他方で、「漢字はシナ文化圏(皇帝の支配圏)という商業ネットワークには欠かせないものだった」(59p)。

 つまり、こういうことなのである。
 「シナの社会が、少なくとも紀元前221年の秦の始皇帝の統一以来、個人主義の傾向が強く、政治の場ではそのときその とき の利害によって目まぐるしく離合集散が繰り返される。自分以外のだれも頼りにはできない。そうした環境で身を守って生きのび る術は、つねに口先では言葉の辻褄を合わせながら、言葉と関係のない行動をとうるほかにはない」(91p)。

 日本人はシナ文学の理解をも間違えた。漢詩は理念であって情感ではないのである。中国語は情緒の表現が出来ない。だか ら 「心中」が理解できない点ではアメリカ人と同じである。ましてや赤穂義士?
 「国破れて山河あり」なる漢詩を情緒的と捉える日本人は、漢詩を日本語化して解釈した所為であり、「そもそも漢詩は古 来、 『志』、つまり理念を表現するためのものとされてきた」(96p)のである。
 そして「洛陽の紙価を高める」という故事に象徴される出来事は紙の発明(105年)だったのである。紙は高価なもの だった ので、「宮中の製紙工場の独占生産で、紙を分けて貰うには帝室の許可が要った」。
この制度は魏呉蜀の三国志時代にも同じだった。ということは何を意味するか?
 ここが大事である。
 「書物を書くということは、魏志倭人伝の時代には、それほど重大な行為だったのであり、したがって女王・卑弥呼の使が シナ に来たからといって、それだけのことで魏志倭人伝が書かれ、後世につたえられるはずがない。それはそれだけの、政治的な理由 が必要である」(155p)
 つまり政治的プロパガンダを目的に魏志倭人伝は書かれたのだ。その魏志倭人伝を金科玉条の如く仰ぎ見る日本の古代学 者っ て、岡田先生がもし生きていたらどう評価されただろうか?

  やはり、言語は大事ですね。どう考えても我が先人の凄さに改めて感謝するしかない。

  こうなると、日本語を世界共通語とすることを真剣に考えるべきじゃないでしょうか。

そんな日は来るか!