リトアニアは腹が座っていますね。とうとう北京から大使を引き上げたようです。何とも根性の座った見上げるべき国です。
言いたくはないが、それに比べると余りにも根性の無い日本が悲しくなります。
宮崎さんが報告してくれています。これがドミノ現象をおこしてくれることを期待しますが、日本が最後まで残りそうで情けない。
本来なら日本がやるべきことなのに腰の引けた政治には期待出来ないのが余りにも悲しい。
とは言え、高市さんでもこれはすぐには踏みきれないでしょう。それこそが戦後の政府・自民党の付けです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和三年(2021)9月4日(土曜日) 弐 通巻第7039号
リトアニア駐中国大使、北京に「さよなら」
ビリニュス政府。「こんにちは、台湾『大使』!」
9月3日、駐北京のリトアニア大使ダイアナ・ミケビシューネは中国にお別れをつげてビリニュスへ帰国した。
「さよなら北京、こんにちは台湾」と外交姿勢を劇的に変えたリトアニア政府は、つぎに台湾との外交関係強化に移るか?
そもそも発端は7月20日、台湾政府がリトアニアの首都ビリニュスに「台湾代表処」(事実上の大使館)を開設すると発表 し、中国は直ちに抗議した。
8月10日に中国政府は声明を出して、「台湾は中国の不可分の領土であり、『台湾』と冠するオフィスは、誤った判断だから、 修正しなければならない。さもないと、もっと事態は深刻化するが、結果はリトアニア政府が負うことになる」と脅迫めいた言葉 を遺し、駐リトアニアの中国大使は北京に召喚された。
リトアニアは中国主導の『17+1』からの離脱を声明しており、ほかの国々も中国とは距離を置き始めた。
直接の契機は中国共産党のウイグルの人権弾圧であり、リトアニア国会も、中国を「ジェノサイド」国家と認定する国会決議をし ている。
中国のネットの意見をみると、「たかだか280万人の小さな国が何を言おうと問題ではない」と中華思想丸出しの高みからの 判断もあるが、多くはEU諸国がリトアニアにならい、ドミノ現象となることを極度に警戒している。
立ち上がったのが杉原千畝のピザ発行で有名なリトアニアというのも日本よ立ち上がれとの暗示じゃないでしょうか。