何とChina製の自動車が中東で販売を伸ばしているのだそうです。圧倒的にトヨタが強いと言われる中東で何が起きているのでしょうか。
宮崎さんが取り上げてくれています。低所得者層が買っているようです。中東の私のような極貧者た買っているという哀れな話なのかも。
それにしても、安かろう、悪かろうを買うしかない極貧は増えているのじゃないでしょうか。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022)8月16日(火曜日) 通巻第7430号 <前日発行>
中国製自動車が中東で販売を伸ばしたという不思議
「安かろう、悪かろう」など構わない低所得者層が買っている
中国製自動車がサウジアラビアで2020年に9%増、21年に13%増加となった。カタールでは10%の販売増となり、UAEに至っては20%増だ。
2021年統計で中国製は湾岸諸国全域で20万台の販売となり、22年上半期には強気で販売増を見込み、すでに15万台を輸入した。
抵所得や中産階級、出稼ぎ組などは安かろう、悪かろうはかまわない。
ちなみに販売価格は日本車が2・9万ドルから3・4万ドルの価格帯であるが、中国製は1・8万ドルから2・1万ドル。
この趨勢が継続するとは思えない。なぜなら砂漠の状況では砂との闘い、さらに熱帯との闘いであり、富裕層が中国製に見向きもしないのは、たとえばとトヨタのランドクルーザーが砂漠でも故障知らず、耐久性の良さからである。
結局、安物買いの銭失いで貧乏人が痛い目を見るのでしょう。ますます、二極化が進むのか。嫌な世の中です。