司馬遼太郎作品で、最も長編といわれる「翔ぶが如く」(全十巻)を先程、読み終えました。小説なんて、人生の大半が過ぎても殆ど読んだことがなかったのに、「坂の上の雲」を読みだしてから、司馬作品ばかり読むようになって、本当に生きる勇気をいただいている。今回も西郷隆盛というまれにみる大物、愛嬌、長者の寛容、透明度の感情が魅了されました。その本質的なものはやはり人間離れをした無私を貫く人物がいたということですかね。歴史小説というより歴史そのものでした。本当に詳しく調査をし、人物の生きざまを教えていただきました。